出戸股川支流-南西尾根-別狩岳(南)-南西尾根
- GPS
- 07:25
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 848m
- 下り
- 842m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:25
峰越林道三差路 0737
出戸股川支流出合(Co170)0828-38
387標高点 0940-53
別狩岳(南)三角点 1047-1100
別狩岳(南)中央峰(仮称)1123-33
別狩岳(南)三角点 1155-1203
387標高点 1220
407標高点 1247-1304
林道 1326
峰越林道入口 1432-57
天候 | ほぼ快晴、気温平年並み、風弱い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3台位だが重機の折返点かもしれず、支障せずに止められるのは一台。 手前F氏宅付近にもスペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道部分も含め、ほぼ全面積雪。 出戸股川支流はCo.210のミニゴルジュの右岸巻きから降りる所で雪が途切れる 寸前。Co.250付近の小滝が顔を出していたのが尾根から見えた。 別狩岳(南)三角点から中央峰(仮称Co.670m)は途中わずかに雪が途切れているが 通れる。中央峰のすぐ北は根曲竹の強烈藪であきらめた。 387標高点と405標高点の間にも雪が切れているところあるが問題なし。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
靴下
グローブ
防寒着兼雨具
日よけ帽子
行動食
非常食
飲料
地形図
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯(GPS&コンパス兼)
時計(高度計兼)
タオル
カメラ(コンパス兼)
ピッケル
軽アイゼン(使用せず)
サングラス
|
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感想
随分前から目をつけていた山であり、昨年ほぼ同時期にダメ元で下見を兼ねて
トライしたが、雪不足でまったく歯が立たなかった。
今年はどうか。積雪量は問題ないはずで、気がかりは雪の質だが、当別市街で
2℃、弁華別あたりで氷点下となり、いけそうだ。
峰越林道入口の重機転回場所とも思しき除雪箇所に、迷惑をかけないように
気配りして駐車。雪も締まっていて、「これで登れなかったら一生登れないかも」
などと、思いがはやる。
南西尾根に上がるには、出戸股川に落ちる支尾根のどれから取付いても
良さそうだが、登りでは、昨年途中まで入った、Co.170で出戸股川に合流する沢を
途中までたどってから、左岸の支尾根を使って387標高点付近へ上がる予定だ。
昨年まったく雪がなかった林道は、スノーモービルの古い走行跡らしきものが
辛うじて判別できるだけで、雪原と変わりない。ゲートもすっかり埋もれている。
しかし、駐車場所での印象より、雪の状況は悪い。もぐるとまでは行かないが、
靴の沈みが大きく、狐さんも、豪雪の冬越おつかれの鹿さんも苦労しているのが
足跡でわかる。
出戸股川沿いに入っても状況はおなじ。ただし、左岸は支沢もみな雪で埋まり、
下りで多少のルートミスをしても全然問題なく降りてこられそうである。
無雪だった昨年のタイムを元にした計画の杜撰さもあり、沢出合までで
予定より30分遅れ。
この沢もほぼ埋まり、問題なし。昨年引き返したCo.215のミニゴルジュも
正面左の斜面を登ると簡単に巻けた。ただし、沢身に戻る所では、途切れる寸前の
雪を使わざるを得ず、ピッケルが役立った。
(そのまま巻き続けても奥で降りれたと思うが)
枝沢を越えた次の尾根と、さらにもう一つ奥の尾根を登路として考えていたが、
取付は急ながらも木が生えている所をたどれそうだったので、前者を選択。
登っていくと、詰めてきた沢の奥に小滝が口をあけているのが見えたので、
まず正解か。(結果論では、両尾根の中間の沢を途中まで詰めてから、この尾根に
移るのが一番楽そうだったが、雪の状態にもよる)
次第に雪も程よく締まってきて調子が出てくる。最後は斜面を適当に斜登高して、
387標高点へ。
休憩後、南西尾根をたどる。しばらくすると、尾根が斜面に吸収される。木の
ない広々としたところを通った後、左よりに登って西尾根に出、1047山頂着。
後で気づいたが、三角点は最初最高点と思った場所より10m以上西で3mは
低い所にあった。最初に山頂と思ったのは雪堤の上。積雪は5mはありそうだ。
(帰宅して地形図をよく見たら、三角点は元々稜線よりわずか西のようではある)
さて、別狩岳(南)三角点から600m程北に、670mのコンターを持つピーク
(仮称:中央峰)があり、さらに北には661標高点のピーク(仮称:北峰)がある。予定
より1時間近く遅れているが、好コンディションでもあるし、北上してみる。
三角点と中央峰の中間点あたりから指のある足跡。...って人間が素足で歩くわけ
ないからクマだな。今日のものだろう。くまさん意外に東側ギリギリを攻めたり、
意味なくふらついたり、安定しないな。砂金川右股から来て稜線を
うろついたあと、出戸股川支流に下りたみたいだ。
中央峰に近づくと、雪が切れて笹が出ているが、また来る可能性は低い山だし、
頑張って突破する。中央峰までは問題なかったが、そのすぐ先でまた雪が切れて
根曲竹の強烈藪。北峰はやめにした。
三角点まで戻る。手袋を片方なくしたことに気づく。戻る途中でスパッツを
直した時だ。取りに戻ると往復30分近く掛かりそうなのであきらめる。昨年春、
昨年暮れ(街で)、今回と、失くしてばかりだ。
下りはスタンディンググリセードを継続するには斜度と雪質が惜しくもマッチ
せず、走っていた時間が長かったが、快調なペースで下れた。387標高点と
407標高点の間でわずかに雪のない区間があったが問題なし。
407標高点へはわずかな登りなのに、腿が、ふくらはぎが、悲鳴を上げる。
半年近く休んだ後の2回目だから仕方ないか。
当初の計画通りに407標高点から2つ目の支尾根を下りたが、その後の林道の
単調さを思うと、294と224両標高点の中間まで尾根を行ったほうが良かったかも。
いずれにせよ、最小の労力で登れるのは往路だが、安全確実なのは尾根通しだ。
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