サンショウバラ咲く丘を越え山中湖へ(不老山・湯船山・三国山・鉄砲木ノ頭〜富士箱根トレイル)
- GPS
- 10:00
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 912m
コースタイム
(駿河小山駅〜三国山まで、富士箱根トレイル利用)
天候 | 晴れ時々曇り、三国山付近で霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路: 三国山ハイキングコース入口〜石割の湯 210円 平野〜旭丘 250円 旭丘〜JR御殿場駅 950円 富士急バス http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/06.html http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/01.html 旭丘〜平野〜石割の湯間は、ふじっ湖号も利用可(料金は路線バスと同じ) http://www.yamanashibus.com/fujikko_web/time.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 駿河小山駅には見当たらず、登山届は富士見橋交差点の小山交番にて提出 <道の状況> 富士箱根トレイルのため、よく整備されています。 ■生土〜不老山(県境尾根コース) 484ピークからの南西尾根に乗るまでがかなりの急登。階段になっていますが、狭くてちょっと怖い。 生土山分岐までは小ピークを左右に巻きながら、ゆるゆると高度を上げます。 分岐以降は急登数ヶ所あり。整備されているので問題ありません。 朝一番はクモの糸が多いです。1本だけ道を横切っているものから、ちゃんとした「巣」まで…。 ■不老山〜湯船山 世附峠まで急な下り。 その後湯船山までアップダウンの繰り返しです。 峰坂峠〜白くらの頭まで、ところどころヤセ尾根になっています。ブナの巨木も多く森がすごくきれいなので、見惚れていると危険かも(笑)。 峰坂峠直後と、白くらの頭直下に急登あり。白くらの頭直下の急登は結構きつく、ロープ張ってありました。前回の檜洞丸の板小屋沢ノ頭までの登りと同じくらいの斜度ですが、根っこが張っているだけ歩きやすかったです。 ■湯船山〜明神峠 いくつかピークはありますが、ほとんど巻いているためアップダウンはあまりなし。明神峠手前の鉄塔は対角線上に道が続いています。 明神峠に仮設トイレ2基あり。(バス運行期間中のみ?) ■明神峠〜三国山東登山口 車道を歩くのかなと思っていたら、ちゃんと登山道ありました。林道脇か、仮設トイレ脇から入れます。 急登こそないですが、じわじわと登って行きます。これ車道だったらくじけそう。 ■三国山東登山口〜三国山 特に問題ありません。 ■三国山〜三国峠 荒れています。本道は抉れていて、根っこの張り出し、落ち葉の堆積から現在はあまり歩かれていないようです。 その左右に新しい踏み跡が入り乱れていますが、はっきりした1本がないのでどこを歩いたらいいか迷います…。 特に初めてこのルートで下りに使う場合は、抉れた本道から離れないよう注意が必要です。尾根がはっきりしていないので離れると道迷いの可能性あり。 ■三国峠〜鉄砲木ノ頭〜三国山ハイキングコース入口 特に問題ありません。 鉄砲木ノ頭〜パノラマ台の下りは最高です。サウンドオブミュージックな気分になれます。 <温泉> 石割の湯 http://www.ishiwarinoyu.jp/ 入浴料700円、水曜日はレディースデーで女性500円。 木曜日休み 同じ山中湖の高アルカリ温泉「紅富士の湯」と比べると、眺めがない上、pHも低めでちょっと分が悪いかも^_^; その分こじんまりとして落ち着いて入浴できる感じでした。飲食物の値段が安めで食べ物の持込可なのも高ポイント?村民の方は入浴料300円ということで、ジモティー重視なのかもしれません。 |
写真
感想
去年三国山稜を歩いたときに知った不老山のサンショウバラ。
咲き出したとの情報で行ってきました。
平日には明神峠へのバスがないので、この際山中湖まで歩いてしまおう。
三国山まで行けば赤線も繋がるし、石割の湯にも行けるし♪という目論見です。
最初は尾根まっすぐな山市場から入ろうと思っていたのですが、どうも植林オンリーそう。
自然林が多い&バス乗らなくていい&出発時間も早く出来るということで駿河小山駅からスタートすることに。
不老山まではあまり林下の花もなく、結構もくもくと歩きます。
コンパスを握り締めて歩いていたのに、小刻みなアップダウンや巻道が多いので、どの辺まで進んだか途中でわからなくなりました。情けなや。
614mピークの鉄塔下で仕切り直して、そこからは何とか。
三国山稜でもお世話になった岩田さん看板が、ここにはたくさん!
三国山稜のよりもちょっと主張強めな看板に時折苦笑いしながらも、励みになりました。
そうそう、この道、クモの糸がすごくて…。
この日最初の登山者だったのかもしれませんが、下から上まで引っかかりまくりで、そのうちクモの糸で服が出来ちゃうんじゃないかと思ったくらい。
始終顔や腕をタオルで拭き拭き歩くので、上半身が余計な運動をする羽目に(笑)。
地味に体力を奪われる感じです。
不老山のサンショウバラはちょうどピーク!
思ったより本数はなかったけど、咲き誇る花たちを満喫しました。撮影だけで30分以上…(苦笑)。
一方樹下の二人のバラはピークを少し過ぎた感じ。
もちろん次々と咲く花らしいので、今咲いている花もつぼみもあるのですが、花ガラも多かったです。
全体的に今週末がラストチャンスでしょうか。
ランチは樹下の二人、展望を見ながらと思っていましたが、ちょうど明神峠側から来られた団体さんとかち合ってしまったので、ちょっと引っ込んだ秘密の花園でこっそりお昼です。
樹下の二人を過ぎても、しばらくはサンショウバラとノイバラのトンネルが続いています。これはうれしいサプライズでした。
この辺りでランチしてもよかったな〜と思いながら歩いていると、
ああっ、地図がない!(汗)
何という失態。急いで引き返しです。
ランチの時はあったかな、覚えてないや。風で飛ばされてないといいけど〜とグルグル考えながらランチスポットに戻ると、ちゃんと落ちていました。良かった〜。
ここから湯船山までは尾根伝いに約400mの登りです。
時折南側が開けて見える以外、展望はほとんどなし。
それでも森がきれいなのでちっとも苦になりません。
ブナの巨木や、淡い朱色のヤマツツジが元気をくれます。
なだらかな広い尾根だった三国山稜と比べて、こちら側は結構ヤセ尾根もたくさん。ほとんど地続きなのにね。おもしろい。
明神峠から三国山東登山口までは車道歩きを覚悟していましたが、さすが小山町公認トレイル、ちゃんと登山道が続いていました。
車道と平行だから、楽な道かな?と思ったら、結構登ります。
この斜度で車道はきついだろうなあ、良かった山道があって…。
ところで、今回のルートは結構距離が長いのです。しかもアップダウンを繰り返しながら基本はずっと登り。
さすがに三国山への登りでちょっとバテが入りました。
水も足りなかったし…そのせいもあるかもしれません。この時期1.5Lではキビシイですね。
霧の出始めた三国山から、三国峠へ。
冬に来たときも荒れているなあと思いましたが、下ってみるとよりわかりにくい!
荒れすぎた本道を避けて踏み跡が縦横無尽。
尾根も広いので変なところに誘導されそう。本道から離れすぎないよう、気をつけて歩きました。
最後の登りは鉄砲木ノ頭、もう一ふん張り!
が、ここへ来て足元の花がたくさん。写真を撮ろうとする一つ一つの屈伸が結構堪えます(笑)。
フィナーレは鉄砲木ノ頭からの富士山&山中湖を見ながらの草原歩き。
霧と富士山にかかった雲のせいで、完璧とはいかなかったけど、まだ丈の低いススキ原をぐんぐん下っていく道は本当に気持ちがいい!
長距離の最後としては100点満点の道です。
下山直後、もう行ってしまったと諦めていた道志行きのバスがちょうど通過。
2kmの車道歩きがパスできた上、30分の短縮になって本当に助かりました〜。
おかげで温泉でゆったりのんびり。
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今回結構車道を歩くことになるかも…と、迷ったあげくソールの柔らかい靴で来たのですが、何の問題もなかった、というより歩きやすかったです。
岩場とかなかったしね…。急登も、土ならソール柔らかい方が返りがよくて歩きやすいし。
車道のことがなければ、ソール固めの靴で来ていたと思うので、もう少しルートと靴の相性を考えてまめに選択しようと思いました。
コメント
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poniさん、これでサンショウバラの花期が少しわかったような気がします。
初めて見たからもあるんでしょうが、サンショウバラはすごく印象に残りました。
シロヤシオもツクモグサもいいですし、好きだけど、富士とバラはもっといい。
しかし、山中湖まで縦走したんですね、すご!
サンショウバラの時期は難しいようですね
山行中に会った何組かの方々が、何年も来ているのにこれだけ咲いている時期に当たったのは今回が初めてとおっしゃっていました。
私が初挑戦にしてピーク期に登ることが出来たのは、ricalojpさんご夫婦のレコのおかげです。
本当にありがとうございました!
ただricalojpさんご推薦の富士山とのコラボが見られなかったのは残念ですが
全て完璧というのは難しいですね。
ricalojpさんがバラが1番!というのは奥さまに似ていらっしゃるからでしょうか
いつもお二人で仲良くハードな山をこなされていて、うらやましいです
山中湖まで縦走は、距離はそれなりなもののアップダウンはさほどでもないので、私でも出来ました〜。
お二人の丹沢行の方がよっぽどすごいですよっ
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