雪の秘湯へ🌸栂池〜蓮華温泉〜木地屋滑走


- GPS
- 12:40
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 1,841m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:06
天候 | 4/10 晴れのち曇り 4/11 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゴンドラとロープウェイの終点まで行きました。 帰りは木地屋から小谷観光タクシー(0261-82-2045)で11300円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日のゴンドラから見えた栂池のゲレンデは、上部しか雪がありませんでした。 ロープウェイを出たところにビーコンチェッカーとトイレがあります。 屋外でシールを装着してハイクアップの準備をしました。 天狗原までは緩い登りから少し斜度がきつくなります。 陽の当たる所は水分を含んだ雪で滑りました。 天狗原は雪原が広がり、祠がありました。 雪原を通過し、振子沢へと歩いてドロップポイントから滑走しました。 陽の当たらない所は雪が硬く、陽の当たる所は前日までの降雪が気持ち良く板が走りました。 ボトムまで来るとなるべく高度を落とさないようにトラバースして沢と平行に進みます。 途中少し登り返し、橋を渡り林道に出ました。 林道を進むと蓮華温泉へ到着しました。 明朝、蓮華温泉から林道に入りますが、朝は雪が硬く早くも泣きそうになりました。 橋までのトラバースが片側が切れ落ちていて途中は雪も硬く、クランポンを装着しました。 クラックが雪崩になったようなところや、下の方に川が流れていたり緊張感の連続でした。 2本目の橋を渡った後、土が出ている氷の貼った所を通過するとなだらかな林道歩きです。 ホッとしたのもつかの間、角小屋跡に向かう最後の急登です。 途中までシールでつづら折りに登り、斜度がキツくなったところで板を担ぎました。 直下は藪漕ぎでした。 峠に向かって雪庇を避けながら滑りました。 なだらかな所を通過するとまた、トラバースです。 ピンクのテープを目印になるべく高度を落とさないように滑りました。 利き足ではないため何度も休憩しながら進み、時間がかかってしまいました・・・ トラバースが終わった所からは池を過ぎて、なだらかな所を何度か通過したので板を付けては脱ぎの繰り返しでした。 林道まで滑るとギリギリの所で雪が繋がっていたので歩くことはなく木地屋まで滑り降りることが出来ました。 峠を過ぎて電波がつながる所でタクシー会社に電話をしました。 蓮華温泉から木地屋までは4時間とロッジの方には聞きましたが、かなり時間がかかってしまいました。 木地屋ではタクシーが早めに来てくださっていて、1時間ぐらいで栂池高原の駐車場に到着しました。 タクシーから、木地屋から平岩まで歩いているスキーヤーの方も見えました。 平岩から電車→バスを乗り継いで栂池高原へ向かうことも可能です。 |
その他周辺情報 | 栂池高原スキー場ロープウェイ https://www.tsugaike.gr.jp 蓮華温泉ロッジ http://rengeonsen.main.jp/ 1泊2食、14,000円 木地屋から平岩駅への送迎をお願いする場合は 白馬観光タクシー 0261-72-2144 |
予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スプリットボード
シール
ザックカバー
行動食
水筒(保温性)
ライター
ヘルメット
ポール
ツェルト
スノーシュー
着替え
ダウンパンツ
ゴーグル
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
常備薬
携帯トイレ
クランポン
|
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備考 | 感染対策でロッジから持ってきてほしいと言われたもの シュラフカバー,マスク,アルコール, |
感想
昨年の秋に行った蓮華温泉。
雪の季節に数年前に山行を計画したのですが直前で足を怪我して行くことが叶わず、2年越で計画しました。
天気予報は晴れ。風もなく絶好の山日和です。
栂池の駐車場に到着し、ゴンドラ、ロープウェイを乗り継ぐと山へ向かう人々がいました。
緩んで滑る箇所もありましたが、前日の降雪でシールも歩き易く天狗原まで順調でした。
振子沢からの滑走は少し緩んだ所は気持ちよく、陽の当たらない所は雪が硬く滑りづらかったです。
沢地形を滑り、沢を下に見ながらなるべく高度を落とさずにトラバースをしながらの滑走は大変で、途中で板を脱いだり付けたりしながらなんとか林道まで滑りました。
橋を渡り、またトラバースを進むと蓮華温泉の入り口が見えて到着しました。
入り口にはスキー板が並べられていました。
私たちも板とポールを外に置いて中へ入ります。
受付を済ませて、部屋に荷物を置いて着替えを済ませて野天風呂へ向かいます。
無雪期に来たときと景色はかなり違って、雪があるので登り易いです。
しばらく登ると人が集まっているところが見えました。
男性は裸にタオル、私は持ってきた水着で入りました。
湯加減はちょうど良く、ビールを飲みながら最高でした。
女性優先のお風呂も開放していたようですが、男性のグループが入っていたようでしたので、仙気ノ湯にのんびりと入りました。
ゆっくり浸かって、手がしわしわになった頃ロッジに戻りました。
ご飯の前に内湯にゆっくり入りました。お湯加減もこちらもちょうど良く、のぼせる前に出ました。
夕飯は感染対策のされた食堂でいただきました。
手作り料理とごはんがとても美味しかったです。
道路も車が通らない時期に、小屋の準備は大変だろうなぁと思いました。
9時消灯でしたが布団に横になったら、気がつくと寝ていました。
明朝は雲一つない良いお天気。
朝風呂と朝食を済ませて出発します。
昨日通った林道からシールを付けて歩きます。
陽が当たらない斜面は雪が硬く、とても歩きづらくて怖かったです。
しばらく進むと切れ落ちて崖のようなトラバースが続く手前でクランポンを装着しました。
急登や雪のないところではツボ足で進みました。
歩いているとかなり暑くなり、GWのよう。
過酷なトラバースを通過し、栂平まで来ると穏やかな林道歩き。
角小屋峠の急登はシールで登れる所まで登って、づり落ちた所でAフレームで板を担ぎました。藪漕ぎを登った所で到着しました。
しばらくお昼休憩をして、モードチェンジをして滑ります。
なだらかな所で止まってしまい板をぬいで進み、また滑ります。
利き足と反対側の鬼のようなトラバースを休みながら滑り、樹林帯に入ると遠くに池が見えました。
また板を脱いだり付けたりしながら進みます。
電波のあるところでタクシーの手配をしました。
つづら折の林道は板が滑ります。
土が見えている所もありましたが、なんとか最後まで雪が繋がっていて木地屋まで滑り降りられました。
予定時刻よりもかなり時間がかかってしまいましたが、無事に木地屋まで来られてホッとしました。
送迎予約時間よりもかなり早くタクシーが来てくれたのでありがたかったです。
タクシーで栂池までは思っていたよりもあっという間に到着しました。
スキーヤー向けのクラシックルート。
予想以上に道中はテクニカルでわたしにとってはチャレンジ山行でしたが、ついに念願が叶って良かったです。
山やロッジで会う人々や、頼もしい仲間達と過ごしたかけがえのない時間も思い出に残る山行になりました。
今回残念だったのは、秘湯の会のスタンプが押してもらえなかったこと。
秘湯の宿を辞めてしまったとのことでしたが、新しい蓮華温泉オリジナルスタンプカードをいただいたので、もっとレベルアップしたら次は別のルートからまた温泉へ行ってみたいです。
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