迷い人を引率 重圧の山歩き 田代向…タケ山…ダルマ沢ノ頭…シダンゴ山…タコチバ山…寄
- GPS
- 06:12
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 900m
- 下り
- 854m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:寄バス停(新松田駅行バス)15:35⇒新松田駅 ※行き帰り共バスは混雑し、通路に立つ人多数 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一部地図に記載のないVRと、破線ルートが含まれる 特に危険な個所はないが読図必要 気温が高いとヤマビルが出るので対策が必要(今回は被害なし) ***** 長寿橋を渡ったところで道迷い2名 田代向バス停で下車し、宮地山からシダンゴに登る予定だったというが… なぜか方向違いの虫沢古道入口付近で道迷いしていた 迷った位置がどこなのか、本人たちは全く分かっていない 持っていたのは簡略の案内図(No.32参照)で、迷った地点は図から外れている 地形図(No.31参照)を見せて説明したけれど理解できない様子 結局、私の予定ルートも分からずに付いてきたようだ ***** この辺りはたくさん標識を付けてくださり分かりやすくなったものの ※虫沢古道を守る会のメンバーさん、ありがとうございます! 地形図とコンパスを持って行動するのが鉄則だと思う 観光地図で登山はダメでしょ ※山歩きするなら読図の勉強しましょう |
その他周辺情報 | ダルマ沢ノ頭:ミツマタ群生地 タケ山、シダンゴ山:ワラビ |
写真
感想
山仲間から頼まれていたタケ山〜シダンゴ山計画が延び延びになっていた
3月は気温が上がりヒルの心配が出始めたので、今年はダメかと思っていた
4月に入り、気温が下がったので声を掛けると行きたいという希望があり、11日に決定
急な声掛けだけれど、1名都合が付くのでお連れすることになった
虫沢川沿いを遡り長寿橋を渡ると、先行していた女性2人がウロウロ
宮地山からシダンゴ山に行く予定が道迷いしたらしい
全く逆方向に来ていることも分からないようだ
持っていた地図は簡略の案内図(No.32参照)で、現在地は図から外れている
自分たちが何処にいるのかも全く分からない様子
地形図(No.31参照)を見せて説明したけれど読めないみたい
タケ山からシダンゴ山に行くと伝えると「ついて行っていいですか?」と言う
目的地がシダンゴ山なので、私たちのルートも分からずに付いて行こうと思ったようだ
しかし、お二人の当初の予定ルートよりずっと長いしレベルが高い
バス停近くまで戻るにも道が分からないようだし、再び迷子になる可能性が高い
レベルが分からない人たちをお連れするのは心配だけれど、ゆっくり歩けば何とかなるかな…
かくして、予想外の初級者2人を引率することになった
タケ山展望台で箱根の山や相模湾を眺め、富士見台で富士山を眺め、タケ山山頂に向かう
山頂は樹林帯で展望は無いので通過
林道に出ると、ダルマ沢ノ頭への登り口が急なので躊躇している
ここは地図に記載のないバリエーションルート
舗装の林道をシダンゴの登り口まで行けるけれど躊躇している
何せ読図できないので、自分たちだけでは心配なのだろう
「少し登ればジグザグの歩きやすい道で、小一時間で着きますよ」と言うと、「じゃ、行ってみようか。良いですか?」と・・・
ゆっくり歩きで後ろを確かめ、時々待ちながら登る
お水休憩すると「どうぞ先に行ってください」と気遣ってくれたけれど、置き去りにしたらどうなることか
ここまで来て迷ったら、何だか責任を感じるし・・・
同行の山友も、これ以上のスピードはたぶん無理だと思う
ダルマ沢の頭で行動食休憩し、シダンゴ山に向かう
破線の尾根ルートは結構な急下りがあり、最後に鉄階段を下り林道に降り立つ
2人組さん「結構急でしたね〜」と、ちょっと大変だったようだ
これが急坂と言うのは、本当の初級者なんだね
何事もなくて良かったけど、肝を冷やした
シダンゴへの登り、お二人は女坂を行くという
「では山頂で会いましょう〜」と別れ、男坂を登った
山頂は大勢の人で混雑し、驚き!
写真を撮ってからお昼の準備をしていると、お二人さんが到着
「お疲れ様でした!」というと「ありがとうございました!」と・・・
「連れて来てもらって良かったです。きっと道迷いしたと思います。」とおっしゃる
その通り間違いなく道迷いして、シダンゴに辿り着かなかったと思う
地図は読めないし、GPSも全くわからない状態だったので、それは心配だろう
この状態で山に入るとは、舐めているのか知識が無さすぎると思う
事故なくシダンゴ山までお連れできてホッとしたけれど、緊張の連続で疲れた
それに、単独歩きの1,5倍の時間を要した
お昼を済ませ、ゆっくり風景を眺めて下山
来た道を戻り、タコチバ山経由で寄バス停へ
中途半端な時間に下りたので、バスは1時間待ちだった
ダルマ山登山道はタチツボスミレと時期が終わったミツマタがたくさん
シダンゴ山頂はアセビの花盛りできれいだった
久しぶりに歩く山友には目一杯だったかな?
「またお願いします!」というので、楽しかったのだろうと思う
コロナ以降、丹沢でも道迷い遭難が増えているそうだ
読図を勉強し、地形図を持って山に入らないと低山でも遭難の危険がある
あるいは、慣れた人に連れて行ってもらうことだろう
観光地図で登山は止めようね^^;
日記『道迷い人に遭遇、引率する羽目に』
https://www.yamareco.com/modules/diary/177401-detail-236614
*****登高速度検証(初級者さんに適切な速度だったか)
タケ山古道入口〜タケ山展望台 標高差360m 70分(300m/1時間)
虫沢林道〜ダルマ沢ノ頭 標高差230m 48分(287m/1時間)
※かなりゆっくり歩いたけれど、初級者さんには速かったかもしれない
(一人の女性は遅れ気味で、時々止まっていたので苦しかったのだろう)
◎登山するには最低でも 300m/1時間の登高速度が必要だと思う
※自分たちのレベルを知ってから登る山を選ぼう!
*****GPS検証
全く問題なし
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