加波山南面岩巡り総集編

2021年04月11日(日) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 7.2km
• 登り: 762m
• 下り: 755m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:08
• 休憩: 0:21
• 合計: 5:29

8:37 自由の楷広場
8:46 0:00 三敬の御橋
8:59 0:00 蜂巣岩屋
9:02 0:00 ツルカメ
9:15 0:00 松尾大神
9:21 0:00 東飯田支線林道
9:46 9:55 加波山
10:16 0:00 桃岩
11:30 0:00 五行神の下の林道
12:30 12:42 朝日大黒
13:14 0:00 行基
13:32 0:00 帯〆岩
14:06 自由の楷広場帰着

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自由の楷の碑のある広場に駐車。朝は2台目、帰りは満車状態だった。

コース状況／危険箇所等

加波山南面の岩巡りを今回も実施。アプローチを短縮するために、駐車場を自由の楷の碑のある広場とした。なお、今回の岩巡りは先週4月3日の山行をなぞったもので、今回で一応の区切りをつけるため総集編とした。

岩の名前に自信のない場合は写真の末尾に（△）を付けた。

1週間後の4月18日、写真追加。三敬の御橋下の奥院一言大神。

写真

4/11 8:37

丸山の風力発電所の下、加波山への登山口の駐車場に駐車して出発。アプローチが限りなくゼロなのがありがたい。

4/11 8:37

関東ふれあいの道の標識。右へ行けば加波山だが、直進し、送電線の道を行く。

4/11 8:40

電信柱に7号の標識。ここから右折して山道へ。

4/11 8:44

早速、護摩壇石。

4/11 8:45

その奥、三敬の御橋。

4/18 14:02

4月18日、追加。三敬の御橋の下に奥院一言大神がある。

4/11 8:49

行く手の加波山頂上方面。ヤマザクラが咲いている。

4/11 8:59

蜂巣岩屋。

4/11 9:02

岩全体は宝の山。右側がツルカメ、左側は千両箱のようだがそれぞれの特定は困難。

4/11 9:05

飯田支線林道に出て、林道からいったん降りる。降りてすぐ、

4/11 9:07

劔の峰渡りと思われる。

4/11 9:08

鞘禅定と思われる

4/11 9:11

左側を降りるとすぐに、行者七戻石。

4/11 9:15

その下、松尾大神。ここから戻る。

4/11 9:23

飯田支線林道まで戻り、少し先から、次の岩巡りを目指す。

4/11 9:26

二〇五と矢印の描かれた境界見出し標の上に、

4/11 9:29

蛇骨弁天。

4/11 9:30

その上、三十六神。

4/11 9:36

三十六神の特徴のある岩。

4/11 9:36

その上、右手に金比羅。

4/11 9:37

その上、根国千引岩。右側。

4/11 9:38

同じく左側。

4/11 9:41

その上、梵天石。

4/11 9:41

梵天石の手前左、太鼓石。上が平らで丸い。

4/11 9:42

禅定場を整備した加波山中興の祖、小森五助と大塚久右衛門の碑。ここから、一般ルート。

4/11 9:46

三尊石。

4/11 9:47

硯石。三尊石の左。

4/11 9:49

岩切大神。

4/11 9:49

天狗三枚屏風石。左の石は天岩戸。

4/11 9:56

金比羅神社。

4/11 9:50

出船入船。

4/11 9:51

鏡石。

4/11 9:51

頂上着。三等三角点加波709m。

4/11 9:55

加波山神社本宮本殿。

4/11 9:51

本宮本殿の裏。大黒石。(加波山神社ホームページの古い絵図では大国石）

4/11 9:52

同じく母の胎内くぐり。→母の胎内くぐりは大黒石の手前の石が正解かもしれない。

4/11 9:54

本宮本殿のそば、熊野飛石。

4/11 10:00

頂上から長岡側に降りる。ご幣束のある岩。五大尊ではないだろうか。(△）

4/11 10:14

東飯田支線林道を越えて、さらに下り、右側の目立つ岩。賢王ではないだろうか。(△）

4/11 10:16

さらにその下。左。桃岩（鈴木本、△）
ここが大仏岩方面への入口。

4/11 10:20

ササの藪を漕いだ先に、大仏岩。

4/11 10:20

大仏岩。

4/11 10:22

大仏岩の傍、破軍石。

4/11 21:15

前川本による大仏岩、破軍石、御簾石、舟石の参拝順序説明。この説明をヒントに前回わからなかった御簾石を探した。なかなか見つからず、

4/11 11:06

御簾石をやっと発見。

4/11 11:00

御簾石の傾斜。一枚岩なので前川本の絵のとおり、以前ロープが下がっていたのを納得。

4/11 11:08

御簾石の先に舟石。舟石の下が舟底禅定。

4/11 11:12

ササの藪を漕いで、登山道へ。その先で八合目の標識から、枝尾根に入る。

4/11 11:14

甲岩の下に、

4/11 11:17

八幡岩屋（上部）

4/11 11:18

同じく下部。

4/11 11:19

同じく鬼のヒゲスリ。

4/11 11:18

同じく子返り岩屋。この狭い空間は辛うじて抜けられる。

4/11 11:20

愛染岩屋。

4/11 11:25

その下、五行神。

4/11 11:27

岩の割れ目に一の滝。

4/11 11:28

さらに二ノ滝、三の滝の名がついている。

4/11 11:30

五行神を下まで降りずに左にトラバース気味に辿ると、林道跡の広場。さらに古い林道の跡を辿って、次の尾根を上がると、

4/11 11:37

掛物石。

4/11 11:38

掛物石は柱状の岩がいくつも連なっている。

4/11 11:47

尾根を南に巻き気味に上がると間もなく、阿弥陀石。平らで大きな石だ。

4/11 11:48

阿弥陀石の下、阿弥陀禅場。

4/11 11:50

阿弥陀石のすぐ上、夕日大黒天。

4/11 11:50

阿弥陀石の横（北側）に、エビス・烏帽子岩（鈴木本による）がある。

4/11 12:02

さらに登ると、三カ月石。

4/11 12:03

三カ月石を横から。ここまでは順調。

4/11 22:06

いよいよ、今までてこずってきた、4つの岩を探す。(絵は前川本による）

4/11 12:07

先週、七福神のように思った岩。（形が前川さんの絵と微妙に違うが、地図の場所はよりあっているように思えた。）

4/11 12:06

別の角度から見たら、前川さんの絵に近づいた。やはり七福神だと思う。（△）

4/11 12:13

測量線（境界見出標のある、踏み跡）の先に、

4/11 12:14

三宝荒神と思われる岩。（△）

4/11 12:21

木が邪魔にならない別の角度から。

4/11 22:12

続いて朝日大黒と春日八嶋大神を探す。(絵は前川本による）

4/11 12:42

測量線を辿ったら、三宝荒神の近くに、写真のような岩があった。左端の岩の模様が前川さんの絵の特徴にそっくり。間違いなくこれは朝日大黒だ。

4/11 12:43

朝日大黒のすぐ近くに境界見出標がある。

4/11 12:46

測量線をさらに少し下り、右の小尾根を見上げると、斜めに傾く岩の重なりが見えた。

4/11 12:50

この岩の重なりを下から見上げたら、前川本の春日八嶋大神（△）の絵に近くなった。

4/11 12:57

測量線をさらに下っていくと、岩に↓の赤ペンキが。この矢印のとおり右折すると測量線に沿って下ってしまう。直進し、トラバースを続けて少し登ったら、

4/11 13:00

荒沢不動に着いた。

4/11 13:05

少し登ると、黄色いテープのある、しっかりした登山道がある。この登山道をさらに登ると、

4/11 13:08

蚕影山大神に着いた。

4/11 13:14

蚕影山大神からは、水平にトラバースしながらさっきの荒沢不動の上を目指すと、行基に着いた。

4/11 13:18

さらにトラバース気味に尾根を目指した。

4/11 13:19

尾根には赤テープを巻いた木があった。適当な踏み跡を辿ってさらにトラバースを続けたら、

4/11 13:24

次の尾根に着いた。しっかりした「登山道」があって、少し下ると、

4/11 13:27

帯〆岩の分岐点だ。踏み跡を辿って、少し下ると

4/11 13:32

帯〆岩に着いた。帯〆岩は岩陰にあって、分かりにくいので、行き過ぎないように注意が必要だ。

4/11 13:39

登山道に戻り、少し登ると、割とはっきりしたトラバース道が現れる。あとはひたすら駐車場を目指すだけだ。

4/11 13:38

ナガバノタチツボスミレかマキノスミレかと思われる。

4/11 13:42

ツクバキンモンソウと思われる。

4/11 13:45

トラバース道には道標代わりに、木に黄色のテープが巻かれている。

4/11 13:52

タチツボスミレと思われる。

4/11 13:54

振り返って見る、加波山の頂上方向。

4/11 13:55

ウマノアシガタだろうか。

4/11 14:05

ニョイスミレと思われる。

4/11 14:06

駐車場間近。車が満車状態に増えている。

4/11 14:07

自由の楷の碑に挨拶して、車に乗った。

4/11 14:28

以下は時間が余ったのでおまけの山行。
駐車場に居合わせた方から、上曽峠方面開通の情報を聞いたので、急遽足尾山に向かった。足尾山の駐車場に車を停めて出発。

4/11 14:32

今年初めて、カタクリの花を見た。

4/11 14:34

エイザンスミレと思われる。

4/11 14:36

ヤマツツジが咲いていた。

4/11 14:39

ミツバツツジも咲いていた。

4/11 14:45

足尾山頂上着。

4/11 14:47

三等三角点足尾627m。

4/11 14:49

筑波山を望む。

4/11 15:25

車に戻って、もと来た道に戻る。途中、一本杉峠近くの崩落現場。見事に補修が終わっていた。

4/11 15:25

復旧現場から見た加波山の頂上方面。
ヤマザクラ、散り際のオレンジの葉、その他の木々の若葉の混ざり具合が見事だった。

4/18 14:43

4月18日、追加。同じ場所から加波山の頂上方面。1週間経って、緑が一層濃くなった。

5/4 16:46

5月4日、追加。同じ場所から加波山の頂上方面。緑がさらに濃くなった。

4/11 7:39

帰路、ミズバショウが見ごろ。

4/11 7:50

さらに道端で見かけたスミレ。外来種のアメリカスミレサイシンに似ている。

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

加波山南面の岩巡りは今回で6回目、区切りの総集編である。
初めはどこに何があるか見当もつかなかったが、回を重ねて次々と新しい岩を発見してきた。
しかし、まだ自信のない岩もあるので、間違いがあれば指摘していただきたい。

私の記録は次の文献やお師匠さんの記録を参考にさせていただいた。
1.「加波山巻五霊場」および「加波山周辺真壁町」前川康司著
2.「筑波山系の山路を辿る」鈴木敏信著
3.draemoonさんのヤマレコの記録
「加波山、七飛び石から南東周回」「筑波山加波山、石縦走62石」「加波山の禅定場（表山南側）」「加波山の禅定」
4.加波山神社本宮ホームページの「加波山三宮神社の景」

コメント

okutone0919

桜川市在住の「ろうまん山房」です。doraemoonさんのページも拝見してますが、yamatohamさんのページに行き当たり、興奮してます。昨年から禅定道めぐりをはじめ、近頃は裏禅定道の一枚岩滝の上部や尾根上の三社岩、岩切奥社から七福神などを歩いています。
今回の総集編を参考に、近々追っかけをしようと思いますが、そろそろ草が繁りますので、無理せず、です。ちなみに、doraemoonさんから教わって、前川本（いまだはんぶんだけですが）入手しました。総集編と突き合わせてみたいと思いますが、よくぞこれほど探し当てたものですね。

山とハム

okutone0919さん、こんばんは。
総集編へのコメントありがとうございます。
すでにご笑覧いただいているかと思いますが一枚岩から加波山と燕山周回 （2021年08月01日）では、445m峰の南面の岩壁に触れています。昔かじった上越方面の沢登りの面影を、ここ裏筑波の岩場に追い求めているのかもしれません。
前川本は真壁伝承館でコピーしてもらうこともできますので参考までに。
昨年は9月の岩切例窟祭に参加しましたが、今年は8月1日の禅定祭に参加できればと思っています。
okutone0919さんの記録を拝見できる日が来ることを楽しみにしています。