残雪期の南八甲田縦走 櫛ヶ峰(8合目)〜駒ヶ峰〜乗鞍〜猿倉
- GPS
- 05:32
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 893m
- 下り
- 877m
コースタイム
天候 | 強風の晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山前日に国道103号の通行情報を青森県の道路課に電話確認しました。 夜間早朝の交通規制は20日で終わり21日から終日通行可能とのことでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝は場所によっては雪質が堅めでした。 いつも長靴の壺足ですが平坦な場所は歩き易かったです。 一方で堅雪の斜面歩きは少し緊張しましたがどうにか対応しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
帽子
雨具
長靴
ザック
行動食
ファーストエイドキット
時計
スマホ
ストック
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感想
前日の天気予報は晴でした。
南八甲田に登ろうと思い登山コースを計画しました。
当日朝の天気予報は、青森市の気温は最低5度、風は最大7m。
多少不安でしたが何とかなると考え出かけました。
車で出かけた際は青空ですが八甲田方面には少し雲がかかっています。
睡蓮沼近くの雪壁の切れた地点から入山し高低差の少ないルートを歩きます。
今年は6回残雪歩きしましたが今回が最も堅めの雪質です。
日陰や風の通り道などの所々で雪質は堅さを増します。
長靴壺足にとっては歩き易いのですが傾斜があると滑り易くなります。
緩やかに高度が上がるにつれて堅雪の場所が徐々に増えました。
櫛ヶ峯の鞍部に着くと多分前日の壺足歩きの足跡が残っていました。
足跡に沿って歩く事で斜面を登る際の滑りを防止でき一安心です。
一方で雪原歩きの頃から気になっていた強風は更に強まり出しました。
吹きさらしの場所ほど風が強く櫛ヶ峯の鞍部は約10mの風速です。
櫛ヶ峯の北斜面を斜登するにつれてますます風が強まりました。
高度1400m地点まで登りましたが風速は15〜20mほどで行く手を阻みます。
その場でしゃがみ込み少し逡巡しましたが直ぐ身体も冷え下山を決断しました。
往路を引き返しながら今日の今後の予定を悩みました。
それでも風下側の斜面を上手く登れば何とかなると予定どおり進みます。
駒ヶ峰への風下の尾根南側を登り山頂手前で3人組スキーヤーと会いました。
風の事を尋ねられたので櫛ヶ峯山頂手前で諦めて引き返した話をしました。
彼らも予想どおりの強風で少し様子見しながら進むと話していました。
更に山頂を少し進むと私と同じ長靴壺足の高齢男性登山者と会いました。
彼とも少し立ち話をしました。
お互いに「多少の風は覚悟したがここまで強風とは予想外」と話ました。
また「北八甲田は残雪が少ないが南八甲田は北に比べ多い」と話ました。
彼は私よりも相当南八甲田を歩いている様でした。
近年も旧道からヤブ漕ぎして約2時間で黄瀬沼まで歩いたそうです。
私も10年以上前に一度挑戦しましたがヤブの辛さで途中断念しました。
駒ヶ峰から乗鞍岳も夏はヤブ道ですが積雪があれば大丈夫です。
未だ風はありましたが吹きさらしでないため櫛よりは楽です。
雪質も極端な堅雪はなくなり滑る心配は薄れました。
乗鞍岳の9合目付近では枝ヤブ密集地が出現し隙間を探し登りました。
乗鞍岳山頂の木陰に隠れこの日ようやく長めの休憩昼食をとりました。
乗鞍岳を下山しようとした頃に高齢男性2人組のスキーヤーが到着しました。
彼らとも少し会話して私が先に下山しましたが後で彼らに追い越されました。
彼らは乗鞍と猿倉の鞍部の沢筋沿いに猿倉温泉方面を目指す様です。
私は猿倉岳に登り出発地点の睡蓮沼を目指します。
猿倉岳も夏はヤブ道ですが積雪があれば眺望を楽しめる山です。
乗鞍、赤倉、戸来岳方面がとても良く見えていました。
その後は北八甲田を眺めながら下りました。
なるべく傾斜の緩い場所を選びながら下る事で快適に下山できました。
今回は強風の怖さと堅雪の注意を教えられた登山でした。
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