＜イニシャルM＞巻機山・雲上の別世界は時間限定のごほうび

2013年06月16日(日) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,432m
• 下り: 1,418m

コースタイム

桜坂駐車場（登山口） 5:28
五合目（焼松）6:30
前巻機（ニセ巻機） 8:50-9:05
巻機避難小屋 9:10-9:35
「巻機山頂」（山頂標） 10:00
牛ヶ岳 10:35-50
「巻機山頂」 11:20-12:00
巻機避難小屋12:14-12:20
前巻機 12:30
五合目 13:35
桜坂駐車場 14:23

天候

山中：蒸し暑い雨→ガスガス→晴れた！→ガスガス
山麓：登山時曇り→下山時晴れ（気温30度！）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜坂駐車場は1日500円。台数に余裕あり。
国道から直接入る道が工事に伴い通行止のため、清水の集落を経由して入ります。
（誘導の標識あり）

コース状況／危険箇所等

登山ポストは桜坂駐車場の登山口にあります。
トイレと、汚れた靴等を洗う水道もあります（「山と高原地図」の水場表記）。
バッジは駐車場のゲートで売っています。なお幕営禁止です。

登山道に危険箇所はありません。残雪もありません。
稜線の手前までは粘土質の登山道で靴がドロドロになります。
スパッツ必須です。滑らないよう注意してください。

下山後の温泉は、六日町温泉に昨年できた共同浴場「湯らりあ」に行きました。
こちら大変新鮮ないいお湯で満足できます（400円）。
http://www.muikamachi.jp/kanko/onsen/

写真

大きな堰堤が爆音をたてる桜坂駐車場からのスタート。山には厚い雲がかかっています。(g)

梅雨なんかに負けず、パワフルな山ガール・Mさんと一緒に元気に登りましょう！(g)
行ってきます！！(ke)

さっそく梅雨の洗礼です。歩きはじめ5分もたたずレインウエア装着。(g)

五合目に到着。いやあ蒸し暑い！(g)
もはや雨なのか汗なのか分からない感じに…（ToT (ke)

ところどころの樹林の切れ目で感じる涼しい風と、颯爽とした風景だけが慰め。(g)

広葉樹が瑞々しく幻想的な（蒸し暑い）森を、楽しむ余裕なく登っていきます。(g)
ここら辺は「何かの修行？」かと… (ke)

八合目に到着！！(ke)
ストックで「八」と書いたつもりだけど見えない。(g)

樹林を抜けてからは、ガスガスの中を喘ぎながら登っていきます。(g)

ガスの濃さはすぐ前を行くguruさんの姿が霞む程…(ke)
結構引き離してた？苦しい坂ほど元気が出てゴメンなさい（嘘）。(g)

しかし、前巻機の肩に乗ったまさにその瞬間、一面を支配していたガスが取れてきました！(g)

眼前には思わぬ絶景が。今日初めて目にする、残雪をまとった巻機山の姿です。(g)
予想以上の絶景にビックリ！！(ke)

1分もしないうちに更にガスが取れ、奥には青空がのぞいてきました。山頂をピストンする間くらいはこの景色が楽しめそうです。(g)

雨と蒸し暑さに苦しめられ意気消沈だった、メンバーのテンションが一気に上がりました。(g)
思わず「おお！！」と声が出ちゃいました！！(ke)

南側には谷川の山並みも見えてきました。三角形がひときわ目立つ「マッターホルン」大源太山。(g)
特徴的な山容ですよね〜(ke)

更に、西側に目をやると、豪雪を誇りに未だ白い妙高の山々、そしてその奥にはなんと。(g)

毅然とした北アルプスの一列が。予想もしていなかった、最高のごほうびです。(g)
「まさかまさか」の北アルプス！！今年の夏は挑戦してみたいなぁ〜(ke)

ごほうびの山並みをバックに、前巻機でハイ、チーズ。(g)
「ニセ巻機山」なんて自虐的な山頂標建てなくても良いのに〜(ke)

正面から！(ke)

雲と雲とのあいだがなくなってしまう前に、鞍部を越えた向こうにある巻機山の山頂に向かいましょう。(g)

と、その前に巻機避難小屋で一休み〜(ke)

避難小屋のある鞍部は吹き溜まりで残雪たっぷり。雪好きのMちゃんが遊びに行ってしまいました。(g)

鞍部から山頂への意外とタフな登り返し。時おり休憩してごほうびの山並みを。(g)
ついつい振り返っちゃって、なかなか前に進めない〜(笑)(ke)
<M>はごほうびに弱いな。(g)

この景色をずっと楽しんでいたいな。(g)

機織り伝説を残す竜王の池の周辺には、初夏の訪れを告げるミズバショウが。(g)

最後の急な階段を登り切って、山頂標のある「巻機山頂」到着。最高点ではないですが、ここまで来れば百名山PHだとか？(g)

山頂標の裏手からは、越後三山がよく見えます。(g)
（左より八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳）

会津の方には途切れることのない山が幾重にも連なっています。(g)

奥に見える、稜線上の牛ヶ岳までやっぱ行きたくなっちゃいますね。行きましょう！(g)

トレイルの途中は池塘が散らばる、山上の別世界です。(g)

ちなみに巻機山の最高点は「巻機山頂」から牛ヶ岳方面に少し行ったところです〜(ke)

雲と残雪とが、この瞬間しか見れない奇跡の風景を形作っています。(g)
序盤の樹林帯からは想像出来なかった景色。暫し見惚れてしまいました。(ke)

ここまで登ってきて本当によかった。(g)

雲上のトレイルに佇むguruさんは何思う？？(ke)
keichiroさんの写り具合をチェックしてました。(g)

牛ヶ岳までのトレイルは意外と距離があります。時間と体力の残っている人だけが楽しめます。(g)

トレイル終点、牛ヶ岳山頂に着きました。「巻機山頂」の方向に目をやると、割引（ワレメキ）岳ピークの三角形が目をひきます。
割引岳は宿題になったので、又の機会に！！(ke)

牛ヶ岳からその先にも、一段下がって越後三山方面に稜線が伸びます。踏跡はあるかどうか。(g)

また季節を変えて、越後三山にも行ってみよう！(g)

牛ヶ岳山頂でハイ、ピース。さあ、「巻機山頂」まで戻って下山しましょう。(g)

巻機山最高点近くに、谷川馬蹄形の朝日岳方面への縦走路標識があります。道はすぐに途絶えます。行ってらっしゃい！(g)
「行ってきま…」ってヲイッ！！この道を行けばビバークでは済まないっすよぉぉぉ（ToT (ke)

明らかに「太目残り」なのがサムズアップしてますが…トレランはしませんよ！(ke)
「巻機山頂」に戻ってきたところで、トレラン2人組とkeichiroさんが意気投合。再会を約束しました。(g)

「巻機山頂」から下山して鞍部まで来たときには、再び稜線をガスが。(g)
本当に一瞬の出来事。さっき迄の空が嘘のよう。。。(ke)

行きにガスが切れて歓声を上げた前巻機に戻ってきた頃には、すっかり周囲が白くなっていました。(g)

ぬかるみの悪路をひたすら下って駐車場へ。おつかれさまでした。下界は真夏のような暑さじゃん！(g)
無事帰還！！！陽射しは完全に夏のソレでしたね〜(ke)

巻機山の花たち：樹林内の花

巻機山の花たち：稜線上の花

感想

keichiro01

降雨、残雪、陽光、そして絶景。
目まぐるしく変わる展開は、6月の山行のハイライトシーン凝縮したようで。。。

前夜。
「国境の長いトンネルを…」
抜けてもなお降り続いていた雨。
駐車場に着く頃にはだいぶ弱まり、仮眠後に一旦止んだものの
登り始めてすぐ再び降り出して、歩を進めるにつれ本降りに。

「梅雨×雨男なら、これも仕方がないかなぁ…」

なんてことを思いつつ前巻機の肩に着いた時
ガスの中から現れたのは、残雪をその身に纏った巻機山！
少し進んで目を転じれば、谷川岳から北ア・妙高山が一望のもとに！！
避難小屋を越え稜線に上がれば越後三山！
池塘を結びながらその先に伸びる気持ちの良いトレイルを行けば、
終着の牛ヶ岳からは会津方面の山々も。
駐車場から見た厚い雲の上に開けていたのは、想像し得なかった別世界でした！

今回の山行に誘ってくださったguruさん、同行のmakikoさん、
素晴らしい山行を有り難うございました！！

それにしても、
今回程「気持ちを弄ばれた」山行はなかったかなぁ〜

「でも…それがイイんでしょ？」

はい。その通りです。（←M属性）

guru

<M>巻機山ということで・・・

<M>エム（マゾ）：梅雨の合い間の晴天を突いたつもりが、見事梅雨の洗礼を受けることに。
登りは今年初めてのレインウエア着用で、こんなに蒸し暑いものだったかと閉口。
下りは粘土質の登山道が泥沼と化し、グチャグチャのツルツルにたびたび足を滑らせました。
結構高低差もあるし、イメージと違ってめちゃくちゃサディスティックな山でした。
夏山トレーニングとしては完璧、お次はどこのMな山にしようか・・・

<M>ミラクル（奇跡）：稜線に出たその時、立ち込めていたガスが流れ一気に取れた瞬間は、
まさに奇跡を目の当たりにしたようでした。ずっと数メートル先までしか見えなかったのに、
いま残雪の山並みに、北アルプスまで見通しているなんて！
最初からピーカンに晴れている山はもちろん素敵ですが（そして好きですが）、
驚きと感動という意味でこれまでにない最高の体験となりました。

<M>マラソンtoトレイルランニング：「巻機山頂」でトレラン2人組の方とkeichiroさんが意気投合。
なんとkeichiroさんは昨年フルマラソンを5時間で完走していたことが判明。
ならば今年はトレランをやるしかないと。2人組とは「ハセツネ」での再会を約束しました。
今後keichiroさんのレコはすべて「トレイルランニング」になるかな？！

<M>Mちゃん：意外とハードな山での初同行となりましたが、おつかれさま！

コメント

ゆずパパ

なるほど、だからMなんですね
guruさん、keichiroさん　こんにちは。

何がイニシャルMなんだろう？と読み進むとなるほど
2人ともドMだったんですね…では無く色んなMの山
だったのですね。
巻機山はまだまだ残雪がありますね。稜線が穏やかで
綺麗です。ガスが晴れて巻機山や北アルプスも見えて
良かったですね。雨の中、頑張って登ったご褒美！
巻機山は我が隊の今年のターゲットのひとつ。参考に
させていただきます。

hayakaze

そうだ！ 夏のスケジュール・・・
keiさん、guruさん こんにちはー＾＾

標高2000m級だと まだ 雪が残っているのですねー。
（今も 蒸し暑く、涼しげに見えます＾＾

夏は 暑いから、高い山に行くのが いいのかな？ と
真剣に考え始めました

そうだ！ 夏のスケジュールを立てないと・・・
また、遊びにきま〜す＾＾ノ

guru

そうなんです、やっぱＭなんですね
＞yuzupapaさん

という訳で、ドＭな山ヤを名乗るには
百万（１Million）年早いですが、
そこそこハードな山行も満更ではなかったです

いやいや、爽やかな秋にでも少し時間をかけて登れば、
難しい場所がある訳でもないし、楽しい山行になると思います

あの雪国らしいたおやかな稜線を眺めていると、
上越国境の谷川〜平漂や、越後三山の駒ヶ岳〜中ノ岳など、
歩きたい山がまた増えちゃいました！

barolo

ドＭなら！
馬蹄形から国境稜線を一気に！（笑）
二泊三日で行けますよw

巻機山、日帰りで行けるんですね！
いいお山ですなぁ。
↑
朝日からの稜線に興味津々♪( ´▽｀)

keichiro01

yuzupapaさん、コメントありがとうございます！
yuzupapaさん、コメントありがとうございます！

色々な方のレコを見ると
自分なぞ「M」としてはまだまだヒヨッコだと痛感しています〜

「苦しんで登った補正」もあったと思いますが、
ガスが晴れて広がった景色はMarvelousでした！！
今の時季の景色は、感動的だったのですが
秋の紅葉の季節も素晴らしい景色を見せてくれそうな感じがします〜！

keichiro01

hayakazeさん、コメントありがとうございます！
hayakazeさん、コメントありがとうございます！

元々豪雪地帯ということもあるかもしれませんが
沢のようなところには結構雪が残ってましたね〜
雪渓を渡ってきた風は涼しくて気持ち良かったです！

低山の魅力もありますが、
やっぱり夏は涼しいところが良いかもしれませんね〜

自分もなんとなく夏に行きたいところを挙げてみたのですが…
土日の方が足りなくなっちゃいました…（ToT

keichiro01

baroloさん、コメントありがとうございます！
国境稜線は色々な方のレコが上がってるんですね〜
ただ…
「難路道無し」とか「ひたすら藪漕ぎ」とか…

たとえドMでも自分みたいな素人が手を出すと
「気持ち良くなる」ではない意味で
イってしまいそうなので…

ただ
いつの日にか挑戦してみたいですね〜

guru

朝日岳への稜線
> baroloさん

そういう山行が出来るようステップアップしたいですね

「藪漕ごう倶楽部（初心者歓迎）」が必要ですか〜

wasabi_o

梅雨なのに
連日雨の日が続いておりますが、なんとこの時期に行ったとは！
最初に雨が降り出したくらいに私なら「じゃ、温泉入って帰りますか」
というモードになるのに素晴らしい
登った甲斐がありましたね！北アルプスが見えるなんて

それに巻機山が日帰りで行けるとは知りませんでした。
是非行ってみたいものです。千葉に根っこをはやしていたらいかん！

keichiro01

wasabi_oさん、コメントありがとうございます！
wasabi_oさん、コメントありがとうございます！

スタート時間が早過ぎて温泉が開いてなかったのが
幸運だったかもしれません。

歩き始めた直後に降ってきた時には
テンション下がりましたが、
その分雨上がりの景色を見た時の反動も大きかったかと。
（自分はだいぶ単純に出来ているので ）

想像していたよりもキツかったのですが
日が長い時季であれば、
十分に日帰りできると思いますよ〜

guru

梅雨トレ中です
やはり冷静に考えると
梅雨に山なんか登るもんじゃないですよね。
温泉目当てなら温泉に直行したらいいでしょう。

とはいえ、wasabiさんも
来る「○○わさトモングル」に向けて
まずはイメージトレーニングをお願いします！