爺ヶ岳 冷尾根
- GPS
- 28:57
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,675m
コースタイム
天候 | 2021/4/24(土)晴れ 2021/4/25(日)曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ●麓庵 かつ玄 http://www15.plala.or.jp/katsugen/humoto.htm |
写真
感想
人が入っていなそうということで、厳冬期にBちゃんと2泊3日で計画していた冷尾根。
GWのプレ山行ということで、S瓶さん、S山さんと。ただし、1泊2日で。
●大谷原〜幕営地(2045m付近)
踏跡などないので、大冷沢を渡った後、適当な場所から尾根上へ。
木登り要素満載で、1900m付近で休憩した際、全員服から木屑が出まくる。
正面に爺ヶ岳が見える2045m付近は広く平らになっており、整地不要な幕営地。
1日で抜けられそうな時間に到着したが、今回の目的は幕営なので、テント設営後、まったり過ごす。
爺ヶ岳を見ながら、稜線直下の雪壁をどのルートで行くか相談。
南から入る尾根との合流地点で夜明けくらいの算段とする。
夜、予想外の風あり。
●幕営地〜稜線直下
1:00 起床、2:50 出発。
冷え込みが足りない為、あまり締まっていない雪。
若干ザラメだが、雪崩れる雪質と量ではないと判断。
4:00頃、一瞬粉雪&アラレが舞うも、すぐに止む。
少し標高を下げた場所では、雨だったとのこと。
トップを任されるも、北側に張り出す雪庇と南斜面のクラックに、稜線上のルート取りを迷い、後ろからアドバイス。
(斜度、雪質、隠れクラック。1番大切なのはスピード)
合流地点までの悪雪急登ラッセルは、八ヶ岳でのトレのデジャブ。
2人に追いつけず、1人だけどんどん沈みこんでいく。
「先頭変わります」どころか、追いつけず、トップは2人にお任せ(情けない)。
稜線直下は急な雪壁に見え、どのルートを取るか改めて相談。
●稜線直下〜稜線
直上か、トラバースして左から回り込むか。
グズグズの立った雪壁のトラバースのリスクを鑑み、直上ルートを選択。
S瓶さんリードで、ロープを出す。
しばらくすると、「ロープ、もう1本引いてきて!」と声だけが聞こえた。
・・・きっと、悪いに違いない。。。
セカンドで登らせて貰った雪壁は、ほぼ垂壁&締まっていない。
細い木数カ所、最後に1カ所手首サイズの灌木でプロテクションが取れていたが、そこからは先は無し。
最後5m、被った雪壁から右のリッジ(足幅しかない)に乗り上げる部分は、蹴りこむとリッジが崩れる。
・・・正直、ここのリードは無理、と思った。
稜線上で一休み後、緩やかな尾根沿いを歩き、爺ヶ岳北峰登頂!
S瓶さん、初爺ヶ岳おめでとうございます〜(^^)
●下山
初日に、西沢の様子を見ながら、降りられそうか相談していた。
登頂に予定以上に時間がかかってしまったが、まだ8:30前。
雪が緩む前に、西沢を降りることにし、出だしはクライムダウン。
グズグズなので、半分滑り降りている感じ。
身長丈のクラックに落ち、脱出すること1回。
デブリを横目に駆け下りる。ここでも2人について行けない(泣)。
汗だくになりながら、爺ヶ岳稜線から西俣出合まで、1時間で駆け下りた。
<感想>
悪雪の処理、ルーファイ、スピード、体力。
自分がいなければ、もっとスピードは早かっただろう。
「こういう所はスピード勝負」
このスピードについていけなければならない。
呑みと懇親メインと言いつつ、今回も学びの多い山行でした!
<装備>
・60m ダブルロープ 2本
・一応、ナッツ持って行ったが使わず
・スノーバー 各自
・にごり酒、梅酒(来週は生酒予定(笑))汗だくになる残雪期はビールが欲しい
※ 残雪期は、ガス缶(小)1個/泊で、水作り&食事・行動水が賄える(ジェットボイル使用時)
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