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Yamareco

記録ID: 8509547
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳/扇沢より 母の鹿島槍初登頂成りました!

2025年08月03日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
--:--
距離
25.8km
登り
2,528m
下り
2,543m

コースタイム

日帰り
山行
7:41
休憩
1:06
合計
8:47
7:13
7:19
191
10:30
10:50
82
12:12
12:30
62
13:32
13:39
21
14:00
14:15
17
14:32
冷池山荘テント場
日帰り
山行
7:40
休憩
2:34
合計
10:14
2:23
142
冷池山荘テント場
4:45
5:45
119
7:44
8:37
10
8:47
8:56
18
冷池山荘
9:14
9:21
117
11:18
11:43
54
12:37
日帰り
山行
3:44
休憩
0:06
合計
3:50
天候 7/31:晴れ時々曇り 8/1:晴れ時々曇り、一時雨 8/2:曇り 下界は晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏原新道登山口付近の無料駐車場を利用しました。(トイレ有り)
コース状況/
危険箇所等
全線しっかり整備された登山道です。特に柏原新道は全般的に緩やかでたいへん歩きやすいです。

柏原新道上部、標高2290m付近の扇沢上流部には雪渓が残っていますが、日々融雪が進みつつあります。ステップが付いているのでツボ脚で通過可能です。

爺ヶ岳南峰、中央峰の間の稜線付近にて、くまさんの親子が出没しています。
遠目に静かに見守りましょう。
その他周辺情報 薬師の湯(大町市)にて汗を流しました。(物見遊山手形利用)
以前、5月頃に針ノ木岳での山スキー帰りに入ったことがありますが、
今回は内湯、露天とも前より熱く感じてゆっくり入れませんでした。
季節、天候等によって湯温が変わるのでしょうか。

母が同行していたので、ドライブがてら道の駅白馬を経由して帰りました。
7月31日(木)
5:45 柏原新道登山口(1330m)出発!

登山前日から何かと多忙で、自分としてはやや遅い出発となってしまいました。
10年ぶりの柏原新道、母と共にゆっくり歩いていきます。
7月31日(木)
5:45 柏原新道登山口(1330m)出発!

登山前日から何かと多忙で、自分としてはやや遅い出発となってしまいました。
10年ぶりの柏原新道、母と共にゆっくり歩いていきます。
序盤のモミジ坂はいきなりの急登でしんどいところ。
でも見る間に標高を上げていき、比較的早くに景色を観られます。
この辺りは最近、山スキーで来ることが多く、夏の針ノ木岳周辺を眺めたのは初めてです。
マヤクボ沢と針ノ木雪渓にしっかり雪が残っています。
序盤のモミジ坂はいきなりの急登でしんどいところ。
でも見る間に標高を上げていき、比較的早くに景色を観られます。
この辺りは最近、山スキーで来ることが多く、夏の針ノ木岳周辺を眺めたのは初めてです。
マヤクボ沢と針ノ木雪渓にしっかり雪が残っています。
7:13 ケルン(1750m)

登山開始から1時間半程度で400mほど標高を稼ぐとケルンに到着。
ここからは山腹道主体となり、緩やかな登りが多くなってくるはず。
7:13 ケルン(1750m)

登山開始から1時間半程度で400mほど標高を稼ぐとケルンに到着。
ここからは山腹道主体となり、緩やかな登りが多くなってくるはず。
山腹道はかなり長い間、日陰で涼しく快適です。気付けば次第に種池山荘の稜線が近付いてきます。
山腹道はかなり長い間、日陰で涼しく快適です。気付けば次第に種池山荘の稜線が近付いてきます。
9:36 ガラ場・扇沢上流部(2290m)

柏原新道でほぼ唯一といえる難所のガラ場。雪渓を横切るようにステップが付いています。
9:36 ガラ場・扇沢上流部(2290m)

柏原新道でほぼ唯一といえる難所のガラ場。雪渓を横切るようにステップが付いています。
鉄砲坂を頑張って登っていると、見上げれば種池山荘。
10年前に一人で登った時より早く感じました。
鉄砲坂を頑張って登っていると、見上げれば種池山荘。
10年前に一人で登った時より早く感じました。
10:30 種池山荘(2450m)到着!

母の体力も大丈夫そうで、予定どおり冷池を目指します。
明日、二人して笑顔でここに戻ってくるのを楽しみに出発します。

10:49 種池山荘出発!
10:30 種池山荘(2450m)到着!

母の体力も大丈夫そうで、予定どおり冷池を目指します。
明日、二人して笑顔でここに戻ってくるのを楽しみに出発します。

10:49 種池山荘出発!
種池山荘付近ではガスガスでしたが、見る間に雲が切れてきました!

種池山荘から爺ヶ岳までの標高差は約200m。
急登は少なくて比較的登りやすいと母を元気づけて登っていきます。
種池山荘付近ではガスガスでしたが、見る間に雲が切れてきました!

種池山荘から爺ヶ岳までの標高差は約200m。
急登は少なくて比較的登りやすいと母を元気づけて登っていきます。
振り返れば劔岳。6年前に母と共に登頂したことを思い起こし、二人して懐かしく眺めました。
振り返れば劔岳。6年前に母と共に登頂したことを思い起こし、二人して懐かしく眺めました。
爺ヶ岳付近は雲と青空のせめぎ合い。夏山の雰囲気を楽しみつつ登りました。
爺ヶ岳付近は雲と青空のせめぎ合い。夏山の雰囲気を楽しみつつ登りました。
正面には爺ヶ岳・南峰、左奥には最高峰の中央峰。
予定より出発が遅くなっていることもあり、今日はとりあえず中央峰のみ越えていくこととします。
正面には爺ヶ岳・南峰、左奥には最高峰の中央峰。
予定より出発が遅くなっていることもあり、今日はとりあえず中央峰のみ越えていくこととします。
雲の間から鹿島槍も見えてきました!
雲の間から鹿島槍も見えてきました!
11:48 爺ヶ岳南峰直下(2650m)

南峰直下の巻き道を直進して中央峰へ。更に左手には北峰も見えてきますが、あちらは登山道が整備されていません。
11:48 爺ヶ岳南峰直下(2650m)

南峰直下の巻き道を直進して中央峰へ。更に左手には北峰も見えてきますが、あちらは登山道が整備されていません。
母にとって初めてとなる双耳峰の鹿島槍が見えました。
母にとって初めてとなる双耳峰の鹿島槍が見えました。
この頃、爺ヶ岳中央峰の南山腹にくまの親子が現れており、様子を伺いつつ先へと進みます。
少し前には写真の範囲内に居た模様です。
この頃、爺ヶ岳中央峰の南山腹にくまの親子が現れており、様子を伺いつつ先へと進みます。
少し前には写真の範囲内に居た模様です。
12:12 爺ヶ岳山頂・中央峰(2669.9m)到着!!

中央峰は回避せずに無事登頂!
母と共に爺ヶ岳登頂の喜びを分かち合いました!雲が沸き立っているけど、展望はそれなりにありました。
ちなみにくまさん親子は更に下方へと移動した模様です。


12:30 爺ヶ岳山頂・中央峰出発
12:12 爺ヶ岳山頂・中央峰(2669.9m)到着!!

中央峰は回避せずに無事登頂!
母と共に爺ヶ岳登頂の喜びを分かち合いました!雲が沸き立っているけど、展望はそれなりにありました。
ちなみにくまさん親子は更に下方へと移動した模様です。


12:30 爺ヶ岳山頂・中央峰出発
適度に日差しが遮られて快適な道のり。眼下には棒小屋沢が目立ちます。
適度に日差しが遮られて快適な道のり。眼下には棒小屋沢が目立ちます。
北峰直下を過ぎて、冷乗越へ向けて長い下り基調。明日にはここを登り返さなくてはいけない。
北峰直下を過ぎて、冷乗越へ向けて長い下り基調。明日にはここを登り返さなくてはいけない。
赤岩尾根が見えてくると冷乗越が近い。遥か眼下には大谷原と鹿島槍スキー場が見えています。
赤岩尾根が見えてくると冷乗越が近い。遥か眼下には大谷原と鹿島槍スキー場が見えています。
待望の冷池山荘とテン場が見えてきましたが、最後の登り返しが待っています。
待望の冷池山荘とテン場が見えてきましたが、最後の登り返しが待っています。
13:32 冷乗越・赤岩尾根分岐点(2440m)

計画段階では距離の短い赤岩尾根を歩くことも考えましたが、けっこう急登なので候補から外しました。
距離よりも歩きやすさを優先したのですが、扇沢起点とするとかなりの長丁場なので楽ではありません。

13:39 出発
13:32 冷乗越・赤岩尾根分岐点(2440m)

計画段階では距離の短い赤岩尾根を歩くことも考えましたが、けっこう急登なので候補から外しました。
距離よりも歩きやすさを優先したのですが、扇沢起点とするとかなりの長丁場なので楽ではありません。

13:39 出発
樹林帯の2387m標高点コルまで下ったら、今日最後の登り返しへ。

14:00 冷池山荘(2410m)到着!!

テントの手続き、トイレだけ済ませてすぐに出発です。早くテントを張ってゆっくりしたい。

14:15 冷池山荘出発
樹林帯の2387m標高点コルまで下ったら、今日最後の登り返しへ。

14:00 冷池山荘(2410m)到着!!

テントの手続き、トイレだけ済ませてすぐに出発です。早くテントを張ってゆっくりしたい。

14:15 冷池山荘出発
テン場へは短いながらも急登。長い行程の果てだけにここはしんどい。
テン場へは短いながらも急登。長い行程の果てだけにここはしんどい。
14:32 冷池山荘・キャンプ指定地(2460m)到着!!

着きました!!
扇沢を出発してから9時間弱。母はもちろん、自分も今年初めてのテン泊装備での長丁場でした。

トイレが山小屋にしかないのが最大のネックなのですが、ロケーションは素晴らしい稜線上のテン場です。
トイレと水補給で2回山小屋へ行った以外、できるだけしっかり身体を休ませておきます。
14:32 冷池山荘・キャンプ指定地(2460m)到着!!

着きました!!
扇沢を出発してから9時間弱。母はもちろん、自分も今年初めてのテン泊装備での長丁場でした。

トイレが山小屋にしかないのが最大のネックなのですが、ロケーションは素晴らしい稜線上のテン場です。
トイレと水補給で2回山小屋へ行った以外、できるだけしっかり身体を休ませておきます。
午後遅くには雲はどんどん少なくなり、越えてきた爺ヶ岳を振り返ることができました。
ずっと晴れていたので、テント内は暑かった…。
午後遅くには雲はどんどん少なくなり、越えてきた爺ヶ岳を振り返ることができました。
ずっと晴れていたので、テント内は暑かった…。
劔岳の横に沈む夕日を見届けて就寝。結果的にほぼずっと景色が見えていた初日でした。
劔岳の横に沈む夕日を見届けて就寝。結果的にほぼずっと景色が見えていた初日でした。
8月1日(金)
1:00 起床
2:23 冷池山荘・キャンプ指定地出発!

夜明け頃の登頂を期して、鹿島槍へ向けて出発しました。
布引山への登りが相変わらずしんどいです。
8月1日(金)
1:00 起床
2:23 冷池山荘・キャンプ指定地出発!

夜明け頃の登頂を期して、鹿島槍へ向けて出発しました。
布引山への登りが相変わらずしんどいです。
明るくなってくる頃には鹿島槍への最後の登りに掛かっていました。
母もペース一定で終始しっかりした足取りでした。
明るくなってくる頃には鹿島槍への最後の登りに掛かっていました。
母もペース一定で終始しっかりした足取りでした。
待望の鹿島槍山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
待望の鹿島槍山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
4:45 鹿島槍ヶ岳山頂・南峰(2889m)到着!!!

着きました!!
母と共に予想以上に順調な登頂でした!本当に無事に登れて良かった。
母も憧れの鹿島槍の山頂に立てて、最高の面持ちでありました。
4:45 鹿島槍ヶ岳山頂・南峰(2889m)到着!!!

着きました!!
母と共に予想以上に順調な登頂でした!本当に無事に登れて良かった。
母も憧れの鹿島槍の山頂に立てて、最高の面持ちでありました。
4:52 北峰越しのご来光

登頂後まもなく計ったかのようにご来光でした。
4:52 北峰越しのご来光

登頂後まもなく計ったかのようにご来光でした。
劔・立山連峰のモルゲンロート。母はしっかりと目に焼き付けていました。
劔・立山連峰のモルゲンロート。母はしっかりと目に焼き付けていました。
鹿島槍山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
鹿島槍山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
二等三角点
点名:「鹿島入」
標高:2889.14m
二等三角点
点名:「鹿島入」
標高:2889.14m
八峰キレットに滝雲
八峰キレットに滝雲
爺ヶ岳を越えて歩いてきた稜線
爺ヶ岳を越えて歩いてきた稜線
影鹿島槍
本家の槍もしっかり見えていました。
本家の槍もしっかり見えていました。
昨年夏に母と登った薬師岳
昨年夏に母と登った薬師岳
6年前に母と登った劔岳。あちらも夜明け前からヘッデンの灯りがたくさん見えていました。
6年前に母と登った劔岳。あちらも夜明け前からヘッデンの灯りがたくさん見えていました。
母にとってかけがえのない思い出になったのではないかと思います。
母にとってかけがえのない思い出になったのではないかと思います。
鹿島槍山頂でのあおいとひなた
鹿島槍山頂でのあおいとひなた
5:45 鹿島槍ヶ岳山頂・南峰出発

ちょうど一時間の滞在をもって山頂を辞すこととします。
今日の行程は種池山荘まで。気を引き締めて下っていきます。
5:45 鹿島槍ヶ岳山頂・南峰出発

ちょうど一時間の滞在をもって山頂を辞すこととします。
今日の行程は種池山荘まで。気を引き締めて下っていきます。
布引山までやや急な下りが断続的に続きます。
布引山までやや急な下りが断続的に続きます。
部分的に切れ落ちたところもあります。
部分的に切れ落ちたところもあります。
まだ涼しい朝の稜線歩きは素晴らしいものでした。
まだ涼しい朝の稜線歩きは素晴らしいものでした。
雲に入る前に鹿島槍山頂を振り返ります。
雲に入る前に鹿島槍山頂を振り返ります。
布引山の下りが落ち着いた頃、お花畑を通過します。
ミヤマキンポウゲが見頃を迎えています。
布引山の下りが落ち着いた頃、お花畑を通過します。
ミヤマキンポウゲが見頃を迎えています。
チングルマも負けずにまだまだ見頃です。
チングルマも負けずにまだまだ見頃です。
小さな花が好きという母にとって楽しい行程となったようです。
小さな花が好きという母にとって楽しい行程となったようです。
7:44 冷池山荘・キャンプ指定地(2460m)到着

5時間余りの鹿島槍ピークアタックを終えて戻ってきました。
母には休憩してもらいつつ、装備の整理とテント撤収を進めます。

8:37 テント撤収して出発
7:44 冷池山荘・キャンプ指定地(2460m)到着

5時間余りの鹿島槍ピークアタックを終えて戻ってきました。
母には休憩してもらいつつ、装備の整理とテント撤収を進めます。

8:37 テント撤収して出発
8:47 冷池山荘到着

双方向で多くの方々が行き交う冷池山荘でした。トイレ休憩を挟んで、爺ヶ岳への登り返しに備えます。

8:56 冷池山荘出発
8:47 冷池山荘到着

双方向で多くの方々が行き交う冷池山荘でした。トイレ休憩を挟んで、爺ヶ岳への登り返しに備えます。

8:56 冷池山荘出発
10年前の鹿島槍初登頂時は1泊2日で歩きました。しかし一日で扇沢へ下るのは相当しんどかったです。
疲れた脚での下りはリスクが大きいので、今回は下りを2日に分けることにしました。
10年前の鹿島槍初登頂時は1泊2日で歩きました。しかし一日で扇沢へ下るのは相当しんどかったです。
疲れた脚での下りはリスクが大きいので、今回は下りを2日に分けることにしました。
9:14 冷乗越・赤岩尾根分岐点(2440m)到着

鹿島槍への軽装登山と打って変わってのテント泊装備での登りはしんどいものでした。
それでも、雲が切れて鹿島槍の全貌が見えると元気が出ます。


9:20 出発
9:14 冷乗越・赤岩尾根分岐点(2440m)到着

鹿島槍への軽装登山と打って変わってのテント泊装備での登りはしんどいものでした。
それでも、雲が切れて鹿島槍の全貌が見えると元気が出ます。


9:20 出発
堂々とした鹿島槍を振り返りつつ、爺ヶ岳への長い登りを淡々とこなします。
堂々とした鹿島槍を振り返りつつ、爺ヶ岳への長い登りを淡々とこなします。
谷川岳のような双耳峰が好きな母にとって、鹿島槍もお気に入りの山となったようです。
谷川岳のような双耳峰が好きな母にとって、鹿島槍もお気に入りの山となったようです。
長く感じる爺ヶ岳への登り。特に北峰の際を通るまでが長く感じます。
長く感じる爺ヶ岳への登り。特に北峰の際を通るまでが長く感じます。
母のほうがペースが速く、先を進む場面もあり。
母のほうがペースが速く、先を進む場面もあり。
朝の雲の湧き方から、ガスガスの登り返しかと思いましたが、終始絶景を楽しみながらとなりました。
朝の雲の湧き方から、ガスガスの登り返しかと思いましたが、終始絶景を楽しみながらとなりました。
徐々に近付いてくる種池山荘。しかしまだ遠い。
徐々に近付いてくる種池山荘。しかしまだ遠い。
ようやく爺ヶ岳・北峰を過ぎたものの、中央峰へ向けては頑張りどころの登りが続きます。
ようやく爺ヶ岳・北峰を過ぎたものの、中央峰へ向けては頑張りどころの登りが続きます。
10:45 爺ヶ岳中央峰の山腹(2630m)

前日、中央峰から下りてきた分岐点を過ぎ、中央峰山腹に掛かりました。
冷池山荘手前からの長い登りも、終わりが間もなく近付いています。
10:45 爺ヶ岳中央峰の山腹(2630m)

前日、中央峰から下りてきた分岐点を過ぎ、中央峰山腹に掛かりました。
冷池山荘手前からの長い登りも、終わりが間もなく近付いています。
中央峰と南峰の間にあるコルより大町市街がよく見えています。
写真中央でよく目立つ山は白沢天狗山でしょうか。
中央峰と南峰の間にあるコルより大町市街がよく見えています。
写真中央でよく目立つ山は白沢天狗山でしょうか。
コルを過ぎるといよいよ南峰、そして今回の山行での最後の登りへ。
母も引き続いて余裕ありそうなので、昨日は省略した南峰へ寄っていきます。
コルを過ぎるといよいよ南峰、そして今回の山行での最後の登りへ。
母も引き続いて余裕ありそうなので、昨日は省略した南峰へ寄っていきます。
11:18 爺ヶ岳・南峰(2660m)到着!

前日の中央峰に続いて南峰に到着!鹿島槍はあいにく雲で見えませんでしたが、周囲は大展望に溢れていました。
11:18 爺ヶ岳・南峰(2660m)到着!

前日の中央峰に続いて南峰に到着!鹿島槍はあいにく雲で見えませんでしたが、周囲は大展望に溢れていました。
爺ヶ岳・南峰でのあおいとひなた


11:40 爺ヶ岳・南峰出発
爺ヶ岳・南峰でのあおいとひなた


11:40 爺ヶ岳・南峰出発
もう少しゆっくりしたかったけど、母が早くテントで休みたいらしく滞在20分余りで切り上げました。

行く手下方にある種池山荘へ向けて下りていきます。
もう少しゆっくりしたかったけど、母が早くテントで休みたいらしく滞在20分余りで切り上げました。

行く手下方にある種池山荘へ向けて下りていきます。
南峰を出発してたった20分余りで、一転してどんよりとした曇り空へ。
天気の変化があまりに速いけど、涼しくなるのは利点でしょうか。
南峰を出発してたった20分余りで、一転してどんよりとした曇り空へ。
天気の変化があまりに速いけど、涼しくなるのは利点でしょうか。
種池山荘の手前はチングルマの広大なお花畑となっています。
母がチングルマの写真を撮っている間に、自分は先に種池山荘へ向かうことにしました。
種池山荘の手前はチングルマの広大なお花畑となっています。
母がチングルマの写真を撮っている間に、自分は先に種池山荘へ向かうことにしました。
12:37 種池山荘(2450m)到着!

冷池山荘を出発してから約3時間半。やはり標準所要時間よりだいぶ掛かりました。
さっそくテント泊の受付を済ませ、遅れてやってきた母を伴い初めてのテン場へと足を踏み入れます。
12:37 種池山荘(2450m)到着!

冷池山荘を出発してから約3時間半。やはり標準所要時間よりだいぶ掛かりました。
さっそくテント泊の受付を済ませ、遅れてやってきた母を伴い初めてのテン場へと足を踏み入れます。
12:49 種池山荘・キャンプ指定地(2450m)到着!

山小屋からの標高差もほぼなく、そして近い。樹林帯で風からも守られる。
地面も平坦でロープにより区画された素晴らしい空間です。
但し眺望が無い、そして虫が多いことがマイナス点といえるでしょう。

針ノ木岳へ通じる縦走路もこのテン場の脇から始まっています。いずれ歩きたいです。
12:49 種池山荘・キャンプ指定地(2450m)到着!

山小屋からの標高差もほぼなく、そして近い。樹林帯で風からも守られる。
地面も平坦でロープにより区画された素晴らしい空間です。
但し眺望が無い、そして虫が多いことがマイナス点といえるでしょう。

針ノ木岳へ通じる縦走路もこのテン場の脇から始まっています。いずれ歩きたいです。
種池山荘・キャンプ指定地でのあおいとひなた

このあと夕刻に土砂降りの夕立となりました。案の定テントは久しぶりにじんわりと浸水しました。
種池山荘・キャンプ指定地でのあおいとひなた

このあと夕刻に土砂降りの夕立となりました。案の定テントは久しぶりにじんわりと浸水しました。
夕方は一転して晴れ渡り、チングルマの花畑までやってきました。
空気も入れ替わり清々しいことこの上なかったです。
夕方は一転して晴れ渡り、チングルマの花畑までやってきました。
空気も入れ替わり清々しいことこの上なかったです。
爺ヶ岳南峰が優美な姿です。
爺ヶ岳南峰が優美な姿です。
夕立ち後で瑞々しいチングルマ
夕立ち後で瑞々しいチングルマ
夕日に照らされることで、花の命の短さ、儚さを感じます。
夕日に照らされることで、花の命の短さ、儚さを感じます。
チングルマの草原越しに針ノ木岳遠望。初夏の頃、悪天が多くて山スキーに行きそびれたのが心残り。来年仕切り直しです。
チングルマの草原越しに針ノ木岳遠望。初夏の頃、悪天が多くて山スキーに行きそびれたのが心残り。来年仕切り直しです。
2日目は種池山荘止まりとしたことで、良き時間を過ごすことができました。
2日目は種池山荘止まりとしたことで、良き時間を過ごすことができました。
種池山荘・キャンプ指定地

この日は予約が必要でしたが、10張程度でゆとりがありました。
日没と同時に就寝。明日の下りに備えます。
種池山荘・キャンプ指定地

この日は予約が必要でしたが、10張程度でゆとりがありました。
日没と同時に就寝。明日の下りに備えます。
8月2日(土)
3:00 起床
4:53 種池山荘・キャンプ指定地出発

稜線は霧でしたが、たまに青空が見えていました。
8月2日(土)
3:00 起床
4:53 種池山荘・キャンプ指定地出発

稜線は霧でしたが、たまに青空が見えていました。
5:07 種池山荘出発!

柏原新道の下り開始。10年前はハードな下りとなった区間ですが、今回は大丈夫でしょう。
5:07 種池山荘出発!

柏原新道の下り開始。10年前はハードな下りとなった区間ですが、今回は大丈夫でしょう。
すぐに雲の下に出たようで、景色が見えてきました。
すぐに雲の下に出たようで、景色が見えてきました。
5:39 ガラ場・扇沢上流部(2290m)

下りはやはり早く、すぐに要注意箇所までやってきました。
5:39 ガラ場・扇沢上流部(2290m)

下りはやはり早く、すぐに要注意箇所までやってきました。
2日前より明らかに雪が減っていました。前日の土砂降りでだいぶ解けたようです。
早朝は雪が硬くなるので要注意ですが、雪の上を歩くのは本当に僅かな距離です。
2日前より明らかに雪が減っていました。前日の土砂降りでだいぶ解けたようです。
早朝は雪が硬くなるので要注意ですが、雪の上を歩くのは本当に僅かな距離です。
残雪を過ぎても狭い山腹道が続くので要注意。
残雪を過ぎても狭い山腹道が続くので要注意。
朝はまだ涼しくて気持ちの良い下りとなりました。
朝はまだ涼しくて気持ちの良い下りとなりました。
部分的に岩がゴロゴロしているところもあります。
部分的に岩がゴロゴロしているところもあります。
扇沢駅が見えてきますが、ここからが長く感じます。
扇沢駅が見えてきますが、ここからが長く感じます。
7:14 駅見岬(1880m)

雲が少なくなり、針ノ木雪渓がよく見えてきました。
しかし標高を下げてきたので、徐々に暑さを感じるようになりました。
7:14 駅見岬(1880m)

雲が少なくなり、針ノ木雪渓がよく見えてきました。
しかし標高を下げてきたので、徐々に暑さを感じるようになりました。
たくさんの車が停まっている扇沢駅がだいぶ大きく見えてきますが、登山口までの標高差はまだ400mほどあります。
たくさんの車が停まっている扇沢駅がだいぶ大きく見えてきますが、登山口までの標高差はまだ400mほどあります。
7:37 ケルン(1750m)

この辺りから傾斜がきつくなり、大きく標高を下げていく局面となります。
脚に疲れが溜まってくる頃合いなので、最後まで気を抜けません。
7:37 ケルン(1750m)

この辺りから傾斜がきつくなり、大きく標高を下げていく局面となります。
脚に疲れが溜まってくる頃合いなので、最後まで気を抜けません。
切れ落ちた山腹なので、景色が大きく開けます。
ここを過ぎると樹林帯の急坂へ。もう頭の中は温泉とコーラでいっぱい。
切れ落ちた山腹なので、景色が大きく開けます。
ここを過ぎると樹林帯の急坂へ。もう頭の中は温泉とコーラでいっぱい。
8:56 柏原新道登山口(1330m)下山!!!

最後は下界に近い暑さの中で下山!
でも母の足取りは最後までしっかりしていました。たいへんお疲れさまでした!
8:56 柏原新道登山口(1330m)下山!!!

最後は下界に近い暑さの中で下山!
でも母の足取りは最後までしっかりしていました。たいへんお疲れさまでした!
鹿島槍へ登った達成感、下界へ無事に下りてきた安堵感でいっぱいの母でした。
鹿島槍へ登った達成感、下界へ無事に下りてきた安堵感でいっぱいの母でした。
9:05 柏原新道登山口向かいの無料駐車場到着

晴れ間が射すとやはり暑い!
山装備を解いた後は薬師の湯へ直行。3日間の汗を流しました。
今夏一発目の母との登山は首尾良く終わりました。

帰りはドライブがてら白馬を経由して帰途に就きました。
9:05 柏原新道登山口向かいの無料駐車場到着

晴れ間が射すとやはり暑い!
山装備を解いた後は薬師の湯へ直行。3日間の汗を流しました。
今夏一発目の母との登山は首尾良く終わりました。

帰りはドライブがてら白馬を経由して帰途に就きました。

装備

個人装備
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感想

夏になると登山のため、長野に滞在する母との今夏一発目として鹿島槍を選びました。
母は普段から登山やスクワットで体力づくりをしていますが、今回は距離が長い上にアップダウンが連続する行程。「疲労のため行動不能」となってマスコミのネタにされることだけは避けなければならないと、第2案として種池山荘・テント泊、爺ヶ岳までとすることも念頭に置き、母にも説明したうえで決行しました。

全般的に歩きやすい柏原新道をペース一定で淡々と登り、そのまま順調に爺ヶ岳を越えて冷池のテン場へ。ここまで来たら鹿島槍に絶対登りたいと闘志を燃やす母でした。
翌日も暑さや午後の雨を避けるため2時台に出発。ほぼ日の出と同時に待望の鹿島槍に登頂!
母と無事の登頂を喜び、そして達成感を分かち合いました。

爺ヶ岳への登り返しは母のみならず、自分にとっても楽ではありません。
それでも母の様子を見て大丈夫と判断し、前日は通過した南峰を踏みました。

10年前は2日目で一気に扇沢へ下って相当しんどかった経験があるので、
今回は種池山荘までとして、3日目に下山する万全の行程で臨みました。
おかげで下りも終始順調。2人して無事に下山に漕ぎ付けました。

自分との夏山登山を目標として、日々体力づくりに励んでくれた母に最大限の敬意を表したい鹿島槍での登山でした。

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無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [3日]
扇沢〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜アルプス平縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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3/5
体力レベル
4/5

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