〜アカヤシオの楽園〜 猿川両岸尾根周回

2021年04月26日(月) [日帰り]

• GPS: 06:54
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,004m
• 下り: 989m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:41
• 休憩: 0:11
• 合計: 6:52

7:40 赤城神社二の鳥居
12:28 12:39 前山
14:32 赤城神社二の鳥居

天候

晴れだが、強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ニノ鳥居そばの空スペースに駐車

コース状況／危険箇所等

林道歩き・廃？遊歩道以外は、バリルート

猿川右岸尾根上部周辺は、ほとんど人が入り込まず、崩壊の谷・崖地が入り組んでいます。
一歩間違えると、遭難の危険性あります。
一度歩いただけなので、よく分かりませんが、ルート取りは、人により、状況により、千差万別かなと・・。

追記　人により難易度を感じる差異があります。危険と思ったら、引き返すことも、
　　　必要かと思われます。

写真

4/26 7:38

二ノ鳥居からスタートし、猿川林道へ

4/26 7:52

猿川左岸尾根末端（正確には末端ではないですが）通り過ぎると,
迫力の岸壁が目に飛び込んできて、芽吹きの美しさと相まって感動(*^-^*) あの猿川右岸尾根に向かいます。　
　

4/26 7:57

猿川の砂防堰堤？も、景観にマッチしてる

4/26 7:59

今日の目的も吹き飛ばして、この景色見ただけで、帰ろうかと思った(´▽｀*)

4/26 8:01

予期せぬ景観に逢え、気分良くして歩く

4/26 8:15

尾根末端（正確には末端ではないですが）まで行く前に、林道から作業道が伸びていて、作業道に進み、その終点から斜面に取り付く。急だけど歩きやすく、踏み跡がある。

4/26 8:15

ニョイスミレ

4/26 8:27

尾根に乗ると、なだらかなになり、笹が生えていて、あっても膝下程度で、煩わしさはない。ただ、頻繁に小さな”あやつ”を取り除くのが、煩わしい。

4/26 8:44

予想以上に、明るく雰囲気が良い尾根です

4/26 8:49

だんだん強風が、吹きすさぶようになってきたが、
でもそのおかげか、小さなあやつが減ってきた。

4/26 8:54

オオカメノキ

4/26 9:00

尾根左下の踏み跡歩いていると、広場のような場所があった。ここで小休止して、エネチャージ。

4/26 9:06

芽吹き始めた落葉松林に、陽射しが注ぐ

4/26 9:10

そして徐々にアカヤシオが出てきたが、痛みがある

4/26 9:15

この尾根は、界隈の別の尾根から眺めていたが、尾根が赤く染まっていて、いつか行ってみたいと思っていた。しかし、山行記録がほとんどなく、地形図をみても、上部はどこを歩いていいのかよく分からない。直前の心変わりで、今歩いている。

4/26 9:23

次々咲いているが、痛みがないのは少ない。でも、これは綺麗です。

4/26 9:26

最初の密集地だけど、やはり痛んでる花弁が多いので、『花付きがよくても、残念かな』と思ったが、

4/26 9:28

尾根右下に、鹿道がヤシオを見上げられるように続いていて、フレッシュな株が見事(*^-^*)

4/26 9:29

陽に透かす

4/26 9:47

青空に

4/26 9:49

再度痛みのある株も出てきたり、綺麗なのが出てきたりだが、去年のことを思い出すと、十分満足

4/26 10:03

谷にはコバイケイソウの群生地

4/26 10:10

支尾根のヤシオに囲まれたスポット

4/26 10:12

壁の岩が、剥がれて落ちている。崩壊の始まりで、どんどん拡大してしまうのか。

4/26 10:12

向こうの斜面との間は近いが、深い谷が隔てている

4/26 10:17

眺望も良く、のんびり寛ぐのに、いい空間

4/26 10:16

ズームで、向こうに見える支尾根もピンク。
行ってみたい！簡単に行けそうで、なかなか辿り着けないものだろうけど・・

4/26 10:19

猿川左岸尾根上部にもピンクが続いているが、山腹は、崩壊も凄まじく不気味

4/26 10:20

巡ってきた尾根の支尾根も、ピンクが下へと続いている。
稜線上からは、分からなかったな。
とにかく見渡す四方が、ピンクに染まっている。

4/26 10:31

花付きが良い

4/26 10:33

戻ろうとしたら、隣の支尾根も凄そうなので、来てみると、白っぽいのが多めの密集地

4/26 10:34

素晴らしい眺め。奥に見えるは駒ヶ岳〜黒檜山。

4/26 11:00

見上げる。強風で萎んでいなければ、もっと絵になるんだけれど・・

4/26 11:02

ちょっと戻り、谷底へ下る。ここから谷間を進み、さっき見えたヤシオの支尾根へ取り付こうかと思ったけれど、この先がなんとなく不安になり、少し斜面を登ってから、山腹をトラバースして進む。追記　谷を横断します。

4/26 11:17

トラバース中に、小さなフデリンドウ、ブルーが綺麗

4/26 11:21

この沢を下って、左のアカヤシオの密集する支尾根に取り付きたい。行けるかは分からないが、下ってみる。

4/26 11:34

特に問題なく下り（あくまでもバリルートです）、
支尾根に取り付く。ヤシオは、特に南斜面に密集している。
追記　けっこう登りずらい岩場が一ヶ所があります

4/26 11:35

今が盛り

4/26 11:38

絵では分かりずらいけど、向こうの梨木温泉ルートの斜面にも、ピンクの集団が見える。しかし、尾根上からは、見えないかもしれない。

4/26 11:45

シャクナゲも咲き始めた

4/26 11:48

振り返ると、アカヤシオ越しに安蘇の山々。
山並みの真ん中トンガリが、鳴神山。

4/26 11:55

支尾根がだんだん急になり、休み休み登る。1420m辺りまで登り、当初は、すぐに左岸尾根へ向かうつもりだったが、一人の気ままさで、急慮反対方向の前山へ向かう。

4/26 12:29

トラバースし続けて、最後は緩く登り前山。
超マイナールート山行に相応しい、超マイナーピーク(^-^;
積雪期に来て以来2度目。

4/26 12:52

猿川左岸尾根に向かうが、歩きずらい我慢のトラバースが続く

4/26 13:04

ヒメイチゲ、これも小さくて咲きたてかな

4/26 13:08

見覚えのある崩壊地へ。
ここから猿川左岸尾根へ下る。

4/26 13:10

黒檜山東南尾根の笹原の向こうに、
日光白根山・皇海山・袈裟丸連山。

4/26 13:19

崩壊進むヤセ尾根渡る

4/26 13:24

斜面をピンクが彩っています

4/26 13:28

この辺りは、まだつぼみが多い

4/26 13:29

廃？遊歩道に合流

4/26 13:37

シャクナゲと

4/26 13:38

三段の滝の上二段かな？三つの滝の合計落差が、100mを超すらしい。

4/26 13:39

みどり市方面を見下ろす

4/26 13:40

また密集地になる

4/26 13:41

4/26 13:41

ちょとしたヤシオのトンネルが続く

4/26 13:44

この界隈は、あちこちに咲き乱れ、とても全部は探索しきれない。

4/26 13:46

4/26 13:50

1204mピーク。遊歩道戻らず、左岸尾根を直進する。

4/26 13:58

この先はあまり咲いていなく、普通の尾根が続く

4/26 14:04

植林地帯になる

4/26 14:11

真ん中の尾根が、この前歩いた岩峰群。
2年前に、ここから眺め、歩きたくなった事を思い出す。
まさか本当に歩けるとは、思いもしなかった・・

4/26 14:19

標高930m位の、尾根平坦地

4/26 14:19

標高が下がり、ミツバツツジも時々咲いているが、単発で花付きも良くない。この株は、良い方。

4/26 14:30

尾根末端まで下らず、ショートカットで林道に出て、ニノ鳥居に戻る。

4/26 15:12

わ鐵、銅色の気動車

4/26 15:12

新緑のトンネル抜ける

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

感想

ben1966

　何年か前から、別の尾根から眺めて、アカヤシオが密集しているように見えていて、いつかは探索したいと思っていた猿川右岸尾根。最初は利平茶屋周辺を歩くつもりだったが、車を走らせニノ鳥居まできて、急慮変更。

　アカヤシオは、毎年豊作ではなく、おそらく来年は、外れ年の可能性が高い。なので歩ける時には、逃せない。どこまでいくか、ルート取りも決めずに、歩きだす。その場で、ルートを判断して歩く。結果、強風と低温で傷んだヤシオもあったが、期待通りのアカヤシオの楽園でした。また、美しい芽吹きにも逢え、感慨がひとしおでした。