環水平アークの乗鞍と遭難してたかも・・・濃霧の焼岳
sangakukai
その他2人 コースタイム
8:25ほうのきバスターミナル（タクシー）
9:10畳平9:20
9:45富士見山鞍部10:00
11:10剣ヶ峰11:40
12:25肩の小屋13:36
13:10畳平13:50
14:30ほうのき平バスターミナル（バス）
18日焼岳
5:45新中の湯コース駐車場
7:30広場740
9:00北峰南峰鞍部9:30
10:20広場
11:28駐車場
| 天候 | 17日：乗鞍岳快晴 18日：焼岳濃霧のち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
畳平 焼岳：中の湯登山口駐車場 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
乗鞍岳：特記箇所なし ：雪渓部分適度に緩んでいたのでアイゼンなしでも歩けました。 焼岳：濃霧のため雪渓渡った先が見えずルートを見失いましたが、晴れていれば問 題ないと思います。 ：落石に注意 |
写真
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中心:蚕玉岳
右:朝日岳 側面のの雪渓の中頃を蚕玉岳に向かう
夏道から10mくらい下を横断しているのがよく解る。
感想
7月1〜2に北岳を予定しているので足馴らしに焼岳を選択。
焼岳小屋に1泊し翌日上高地へ下るコースを検討していたが、近くに乗鞍があったと思いだし、マイカー規制される前の乗鞍に2度行っているのでちょっと迷ったが、メンバー2人未踏なのと、簡単に行けるので行っちゃえということになりました。
エコーラインは佐久から乗鞍高原までアプローチが長いのと、全線開通していないので肩の小屋口から雪渓を登る、乗鞍高原から中の湯旅館まで少しある、などで今回は岐阜県側のスカイラインを使うことにし、上高地をどうするか保留のまま出かけました。
8時、ほうのき平バスターミナルに着く。バス発車まで45分も時間あるのでタクシーで上る。6000円を500円値切り、5500円。高いの安いの？
途中、槍、穂高の見えるポイントで撮影。スカイラインは冬の間傷んだ個所などを修理中。畳平もトイレなど整備中。
スカイラインも畳平も、平日と登山には少し早いのとマイカー規制されているのとでまったく混雑は無い。
畳平から肩の小屋までは広くよく整備された道を、軽く登って下ります。
今日の大雪渓はスキーヤーやボーダーも数人で少し淋しい感じです。
肩の小屋からは僅かな雪渓を渡り、いよいよ本格的な登りです。
5〜6分登った辺りで左上空に虹がかかっているのに気づく。
雨上がりでもないのに珍しいなぁ。でも弧を描いていないけれど美しいレインボーでしばし見とれました。
この数日後、北信地方に同じ現象が現れたとのニュースがあって、�犂朕緤織◆璽�″であったと知りました。
剣ヶ峰まで雪渓を渡るが適度に緩んでいるので踏みこみ可能でアイゼンなしで行ける。11:15剣ヶ峰着。素晴らしい眺め。1座、見慣れない山があって中央アルプスかと思ったが様子が違います。あの山は何？同行者に聞いても？？？
近くにいた若いカップルから御嶽山よねと言っているのが聞こえようやく気付きました。ああ、御嶽山ね。位置的にも納得です。
浅間山や、八ヶ岳から見える御嶽山は横に長いが、この山はコンパクトなので、見違えていました。見る角度によって全く違う山に見えました。
今日の天気は晴れで富士山や遠くの山々は見えなかったけれど、笠に槍、穂高や黒部五郎なども見え爽快でした。
20分位休んで雲が増えてきたので明日の空模様がを案じつつ下山。
朝登る途中見た大雪渓で休憩中のボーダー、まったく同じポイントで休んでいる・・・。動かなかった様な・・・。
畳平に13:10着。
しっかりした昼食を摂ってなかったので、13:50のほうのき平行のバスを待つ間お茶漬を食べ、記念のピンバッジを購入。
定刻通りにバスが出て14:30、ほうのき平に戻り今日の宿、中の湯旅館へ。
中の湯旅館で明日の焼岳ルートをご主人に相談。上高地から新中の湯ルートの駐車場までタクシー出戻れるか？金額は？等の話をするうちに、上高地へ出た場合、バスやタクシーに乗るのに大正池からバスターミナルまで1時間以上歩かなければいけないなどが解りました。
上高地へ下りるのは焼岳に登って、時間や疲れ具合、天気などを加味し考えることとし引き続きの保留としました。
くつろごうと早々に入った温泉はやや熱めで気持ちのいいお湯でした。
19:00と聞いていた夕食が18:30と少し速まってありがたい。
熱々の熱燗で疲れを癒し8:30就寝。
翌18日、4:30起床。熱い朝風呂に入り活性化させ5:40、中の湯を出発。
6分で登山口駐車場。
5:50、いよいよ焼岳に向け出発しました。
よく整備された森の中を進み小さな谷を渡ると急登となりかなりきつい。
30分歩いたところで小休止し、小腹を満たす。
上空の雲が降りてきているような雰囲気で雨にならなければ・・・と願いつつ7:30ベンチの広場まで来て小休止。
やがて右手に小さな雪渓が出てきてハシゴもでて来て傾斜がきつくなってきます。
8:13、大きな雪渓が現れ、前方から2人の男性が雪渓を渡って来ました。踏み後を忠実に辿り程なく対岸へ。ルートがよく解らないが枯れ草を歩いた跡があるのでそのまま進むが一向に目印が出てこない。何やらキツネにつままれたような気分。
やむなく上を目指すが視界が10mないので辺りの様子が解らず不安になり立ちどって耳を澄ますと、先ほど雪渓のちょっと手前で追いついてきた4 〜5人のパーティーの声が上からしてきたのでホッとし上を目指す。
岩がゴロゴロし白玉の木や、ウラシマツツジらしい植物を踏まないよう気をつけながら10mくらいよじ登るとうっすら人影が現れ、岩に付けられた丸い印も見えてきて安堵しました。
この濃霧でルートを見失い、話声も聞こえなかったら完全に身動きとれず立ち往生でした。運が悪ければ遭難！何としてもこの2文字は避けたい。
その後岩に着いている印を頼りに慎重に登ると程なく北峰南峰の鞍部らしき場所に人影が見えてきました。どうやら休んでいるらしいい。右手の北峰半ばから噴煙らしきものが湧いているのが見える。少し雲が途切れた瞬間、噴煙手前で撮影している人も見えるがすぐかき消されてしまう。
我々も鞍部に着き上高地へ下りるか検討したが、この雲では穂高などの眺望も無く、大正池周辺から1時間以上歩くのも気が進まないのでこのまま引き返すことにしました。
先ほどのパーティーは上高地へ下りるとのことで出発して行きました。
我々も寒いのとこのまま待っても今日の雲は晴れないと判断しすぐに下山開始。
少し降りると幾分雲が上がって来たようで周辺の様子が解って来ました。
先ほどキツネにつままれた場所に来ました。“大きな雪渓”と思った雪渓はほんの僅かしかなく、踏み後も正規ルートから20mくらい下に付いていました。雲さえなければ見晴らしの良い場所なのに登残念でした。
雪渓を渡り終わる頃仮会が見えて来ると同時に雨が降り出しました。
厚く垂れこめた雨雲が堪らず崩れて来たような。
駐車場へ着くほんの手前まで降られ通しでした。
霧に厚く巻かれうっかりミスであわや遭難なんてことにならなくてほんとによかった。 濃霧は雨より怖いと実感た山行でした。
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