燕岳( 久々のまったり単独テント泊 )


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
7:20中房温泉-8:00第一ベンチ-10:20合戦小屋( 雨のため非難 )11:00-12:20燕山荘( テント泊 )
2日目
2:20起床->撮影開始5:30-6:00燕岳-6:30テン場7:10-10:10駐車場
天候 | 一日目 曇り&小雨時々強い雨 二日目 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
合戦小屋より上は所々に雪。大したことはないが、下りのとき、結構滑った。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
土日は連れが用事があり、いけないとのことで、当初は小川山、もしくはミズガキの泊まりを考えていたが、前日までの雨で致命的。
それでも岩場に入るほど、ボルダラーじゃないし、どちらかといえば山屋のつもり。
というわけで山に行くことに・・・
天気予報を見ると、北アルプス、槍ヶ岳付近が良さそう。
槍ヶ岳に一泊二日で帰ってこれるほど強くもないので、その展望台、燕岳に泊まりで行ってきました。
いつもは日帰りで行く山なので、のんびり出発し、7時前に到着。
台風の影響か、普通に第一駐車場に停められた。
まだ余裕がある感じ。
安曇野は晴れていたが、ここは曇り。
天気予報を信じて、晴れを期待。
この時点ではまさか雨になるとは予想もしてなかった・・・
準備をして、出発。
テント泊装備だが、一人用かつ冬物なしなので、いつもより軽め。
舗装路を登り、中房温泉へ。
トイレを済ませ、出発。
いつもの縦走用装備に比べれば軽いとはいえ、日帰り用よりかは当然重い。
肩と腰に来ます。
しかし、これはいつものこと。
1時間もすれば慣れるでしょう。
ということで、無視無視。
急坂、しかし整備は行き届いているので、ペースを乱さず、登っていける。
そして、第一ベンチに到着。
疲労はないので、ここは素通り。
しかし、晴れん。
天気予報では晴れなのに・・・
もう少し登れば、雲の上に出て、晴れ?とお気楽に考えていました。
順調に高度を稼ぎ、第二ベンチを通過。
ここも素通り。
この辺りで小雨がポツポツ。
次第に強くなってくる。
マジですか!?
天気予報外れorz
取り合えず木陰に避難。
ザックカバーを装着し、ライトシェルを装着。
合羽でないのは、まだ楽観してたから・・・
すると、直ぐに雨が止む。
装着損!!
と思いつつも、この調子だと再び降ってくる可能性もあるので、装着しっぱなしで進む。
というわけで第三ベンチも通過。
雨は止んでいるが、空はどんより。
そのまま進んで、富士見ベンチ通過。
ここまでくれば、後ちょい。
と、思ってたのに・・・
富士見ベンチと合戦小屋のちょうど中間辺りで再び雨。
しかも、かなり強くなってきた。
再びちょうどよい木陰に避難。
どうするか思案中。
ここで、合羽の上はともかく、合羽の下を装着するのは結構大変。
そこで、傘を使用することに。
最近大活躍中。
樹林帯なら風の影響もないので、木に引っ掛けることに気をつければ、問題なく進める。
しかし、酷い雨。
ザーザー振り。
片手に傘、片手にストックという不安定な装備で進んでいくと、ようやく合戦小屋に到着。
ここには多くの人が避難していた。
私も空いている箇所に避難し、一息。
着ていたライトシェルは濡れて、下にしみこんでいた。
結構寒い。
ここで、ようやくフリース、合羽上下装着。
装着後、ぼーっと外を眺める。
雨止まないかなぁ・・・
と思っていたら、青空が!
雨も止んできた。
というわけで、準備して、出発。
結果から言えば、
束の間の晴れでした。
再び強い雨。
もう進むしかない。
メガネが濡れて視界が奪われないように顔を下向きして進む。
この間、本当に苦痛。
こういうのは苦手。
というわけで今まで疲労を感じなかったのが、一気に噴出す。
足が重い。
中々進まない。
次第に雨が弱まり、そして止んだ。
しかし、上部は雲、ガスで覆われており、槍ヶ岳は望むことはできないだろう・・・
テンション駄々下がりで、疲労感アップ
重い足を引き摺りながら、ようやく燕山荘に到着。
テント泊の受付を済ませ、テン場へ。
雪ですね・・・
当初は中央付近に張ろうと思ったが、よくよく考えると直ぐに雪のない箇所に出れる手前がよくね?
と考え、そこにテントを張る。
単独用はメスナー、かつシングルなので恐ろしく簡単。
張った後、荷物をぶち込み、財布とカメラを持って、燕山荘へ。
とりあえず生ビール(大)
そして、カレー
一人寂しく景色を眺めながら、カレー食いながら、ビールを飲み、ゲップ。
・・・と書いていますが、一人が寂しいわけでもないのですよね。
外岩行くときも、俗に言う【ぼっち】ですので、慣れてます。
友人、仲間が居ないわけではないのだが、本当の自分が出せないなら疲れるだけ。
ならば、一人の方が良い。
食べ終わり、トイレを済まし、テントに戻り、一眠り。
4時半頃起床。
2時間ほど寝たらしい。
外見ると、ガスガス。
展望は絶望的。
それでも、面白いものが撮れるかも思い、機材を持ち出し、適当にぶらぶらにしながら撮影。
最終的には燕山荘手前のベンチで座りながら、そして自前の酒、今回はカルヴァドスを飲みながら、撮影。
そこで、一人の若い男性と意気投合。
カメラ談義で話を咲かせる。
そちらさんは富士山写真メインの登山者らしい。
いやいや
話を聞いているとすごいですねぇ。
私はそこまで写真に入れ込めないです。
さらに話を聞いているとボルダーもやっているらしい。
いつか御岳でバッタリ
ということもあるかもしれません。
時折来るシャッターチャンスを楽しむ。
目的の槍は終始、雲の中。
そのまま日の入り。
・・・日は見えないけど。
というわけで、テントに戻って就寝。
二日目
2時過ぎ起床。
ライトつけなくてもテント内が明るい。
外に出てみると、月が輝いている。
つまり、雲が取れた!
というわけで、機材を持ち出し、ベンチへ。
槍もバッチリ。
というわけで深夜の一人きりの撮影を楽しむ。
夜の撮影は本当に難しい。
しかし、楽しい。
そして、本当に一人きり。
誰とも会わない、会話もしない。
ただひたすら景色と向き合う時間。
途中、ストーブも持ってきて、ここで朝食。
食事を作っていると、人もちょくちょく現れ始め、次第に多くに・・・
周りも明るくなり始める。
朝食を済ませ、テン場横の丘へ。
ここは移動することなく、朝日と槍が撮影できる。
そして、朝日を待つ。
多くの人が待つ。
そして、日の出。
下は雲海、上は茜雲、中央は太陽と中々素晴しい。
数枚撮影後、槍周辺にカメラを向ける。
少しすると、槍が染まり始める。
モルゲンロート
黙々と撮影。
まあ話す相手が居ないので、当然ですが・・・。
時間にすれば数分。
モルゲンロート終了。
今回の山行は満足です。
当初、大天井、もしくは途中までを計画していたが、登る気がなくなりました。
テントからザックを取り出し、カメラなどを詰め込んで、燕岳を目指す。
朝だからか足が重いが、それ程距離、高度があるわけでもないので、問題なく到着。
山頂には誰も居らず、一人。
記念撮影し、撮影実施。
適当に撮影した後、往路を引き返す。
北燕岳を目指すという選択肢もあったが、食指が動かなかった。
テン場に引き返した後、テント撤収。
そして、下山。
晴天の大天井に後髪惹かれる思い出はあったけど・・・
後は第3、第1ベンチで休憩し、中房温泉、そして、駐車場に到着。
車に荷物をぶち込み、帰路に着いた。
初めまして、LEONIと言います。
いや〜素晴らしいです。ほんとに素晴らしい写真ばかりです!見たい景色が全てここにあります。
そこまで褒められると照れます(^^;)
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