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Yamareco

記録ID: 3137302
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

若葉の山毛欅(ブナ)の森を歩く、谷山〜安蔵山(余呉トレイル)

2021年05月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:11
距離
17.9km
登り
988m
下り
991m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
1:11
合計
9:11
7:04
32
スタート地点/田戸
7:36
7:36
37
8:13
8:16
142
10:38
10:56
69
12:05
12:05
47
ブナ森広場
12:52
13:42
83
15:05
15:05
70
尾羽梨
16:15
ゴール地点/田戸
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
余呉町田戸までクルマで行き、橋の近くの駐車余地に停めました。そこから行きは奥川並まで、帰りは尾羽梨から歩きました。
県道285号菅並〜中河内間は、工事通行止めです。田戸では、中河内方面、通行止めの鎖が張ってます。
中河内からは通行止め地点までは通れるようで、帰りに軽トラやバイクなど何台も見ました。
コース状況/
危険箇所等
■奥川並・八幡神社跡〜谷山
 とりつきの神社を探してうろうろしました。神社はおもったより登ったところにありました。道は小灌木・下生えの中、古い道が続いています。ピンクテープも続いてます。P708あたりから山毛欅(ブナ)の森もあり気持ちいいです。
■谷山〜安蔵山
 谷山から安蔵山の間、薄い道・獣道が続いています。テープは見当たりませんでした(少しピンクテープ付けました)。
 ちょうど中間点あたりが、余呉トレイルマップでブナ森広場となっているところですが山毛欅が気持ちいいですが、シャクナゲも少しありました。
■安蔵山〜尾羽梨・日吉神社跡
 安蔵山の手前に大きな山毛欅があり、ああたどり着いたと思いました。安蔵山の三角点付近には、昔祠があったとのことで、2本の杉の木が生えていて、場違いな感じでよくわかります。
 安蔵山〜尾羽梨はピンクテープがずっと続いていて標高600mくらいまで下るのはとても楽でした。おおむね今の時期どこでも歩けるのもありますが。
 しかしだんだんテープも少なくなり、ハイイヌガヤとかユキツバキで道が分かりにくくなります。何度が道を外しました。日吉神社近くなると急の下りで、尾根も痩せて、厳しかったです。

■この山域は、クマがいます。今回はクマ鈴4連装、ミュージックプレイヤーで音ならしながら歩きました。登山ルートにはマダニがいます。スパッツの装着、ダニ除けは必須です。イカリジンやディート配合のものを使用しましょう
余呉町田戸の駐車余地。今日は2台だけでした。
もう1台は、来た時も帰った時もクルマがありました。もっと奥深いところに行かれたか、渓流釣りのかたか。
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余呉町田戸の駐車余地。今日は2台だけでした。
もう1台は、来た時も帰った時もクルマがありました。もっと奥深いところに行かれたか、渓流釣りのかたか。
林道歩いて、奥川並へ。林道わきの花を愛でながら
ヒメウツギの白い花
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林道歩いて、奥川並へ。林道わきの花を愛でながら
ヒメウツギの白い花
ラショウモンカズラ
おおきなカキドオシのよう
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ラショウモンカズラ
おおきなカキドオシのよう
ラショウモンカズラ
1
ラショウモンカズラ
カキドオシ
カキドオシいっぱい
1
カキドオシいっぱい
シャガいっぱい
ハルユキノシタ
この花は、高時川の上流に分布が限られているのだそうです(滋賀の山野に咲く花より)
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ハルユキノシタ
この花は、高時川の上流に分布が限られているのだそうです(滋賀の山野に咲く花より)
ハクサンハタザオ
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ハクサンハタザオ
前は、この梯子から登りました。稜線に出るまで苦労した記憶があります。今回はパス。
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前は、この梯子から登りました。稜線に出るまで苦労した記憶があります。今回はパス。
ヤマルリソウ
ヤマブキ
ムラサキケマン
ミヤマキケマン
ニホンヒキガエル
林道の水たまりにいてびっくりした
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ニホンヒキガエル
林道の水たまりにいてびっくりした
林道は整備してありました。
林道は整備してありました。
林道わきに雪が残る
林道わきに雪が残る
林道から立派なトチノキが見える。
奥川並、田戸、小原にはトチノキ巨木群があることを思い出す
(詳細は後述)
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林道から立派なトチノキが見える。
奥川並、田戸、小原にはトチノキ巨木群があることを思い出す
(詳細は後述)
奥川並に到着
高時川源流は、昨日の雨で水が多そう
高時川源流は、昨日の雨で水が多そう
八幡神社跡を探します
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八幡神社跡を探します
昔の集落跡でしょうか
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昔の集落跡でしょうか
赤テープを辿ってみます
赤テープを辿ってみます
八幡神社の石塔があった
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八幡神社の石塔があった
上に灯籠があり、落ち葉、枯れ枝ばかりであったが、階段が続いていた。
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上に灯籠があり、落ち葉、枯れ枝ばかりであったが、階段が続いていた。
火の用心プレートが、昔使われていた道を教えてくれる
火の用心プレートが、昔使われていた道を教えてくれる
掘られた古道
これは新しい印のよう。初めて見るパターン。
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これは新しい印のよう。初めて見るパターン。
緑の道を行く
ミツバツツジかな
ミツバツツジかな
山毛欅の森になってきた。いい感じです
山毛欅の森になってきた。いい感じです
立派な枝ぶりの山毛欅
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立派な枝ぶりの山毛欅
マーキング
これもマーキング
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これもマーキング
左千方から神又峰へ続く、国境稜線だろうか
左千方から神又峰へ続く、国境稜線だろうか
私には辿り付けない道が見える
私には辿り付けない道が見える
立派な樹は見上げてしまう。
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立派な樹は見上げてしまう。
あちらは、三国岳だろうか。
奥深い山並み
あちらは、三国岳だろうか。
奥深い山並み
気持ちいい道、続きます
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気持ちいい道、続きます
ケーブルがあった。林業作業の跡だろうか
ケーブルがあった。林業作業の跡だろうか
山頂近くなって、下生えが多くなってくる
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山頂近くなって、下生えが多くなってくる
人の手によると思われる、切られた枝。
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人の手によると思われる、切られた枝。
山頂近く。
三国岳に続く尾根か?
山頂近く。
三国岳に続く尾根か?
左が三国岳だろうか
左が三国岳だろうか
立派な山毛欅。山頂近くでは緑がまだ少ないようだ
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立派な山毛欅。山頂近くでは緑がまだ少ないようだ
マーキング
印いっぱい。山頂のようだ
印いっぱい。山頂のようだ
倒木に谷山。
三角点は大切に
点名:谷山、種別等級:三等三角点、標高:938.71m
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三角点は大切に
点名:谷山、種別等級:三等三角点、標高:938.71m
色付きゴルフボールのマーキング。
負けずに、三角点近くの樹に4色テーピングしておいた。
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色付きゴルフボールのマーキング。
負けずに、三角点近くの樹に4色テーピングしておいた。
大きな山毛欅
昔、雷にあったのだろうか
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昔、雷にあったのだろうか
力強い樹でした
パワーを授かりたい
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パワーを授かりたい
大きな山毛欅
古い木は倒れ、新しい木が生えてくる。自然の摂理、輪廻を感じる
古い木は倒れ、新しい木が生えてくる。自然の摂理、輪廻を感じる
倒木の向こうは低灌木のヤブだった
倒木の向こうは低灌木のヤブだった
獣道がついていた
獣道がついていた
安蔵山が見えた
火の用心がほっとする。
火の用心がほっとする。
山毛欅の森が続く
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山毛欅の森が続く
シャクナゲが出てきた。
ブナ森広場の近く。
シャクナゲが出てきた。
ブナ森広場の近く。
ブナの樹は見てて飽きない
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ブナの樹は見てて飽きない
ブナの樹は見てて飽きない
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ブナの樹は見てて飽きない
ひときわ大きな山毛欅
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ひときわ大きな山毛欅
ブナ森広場
古そうな山毛欅
安蔵山近く、少しヤブ
安蔵山近く、少しヤブ
大山毛欅
倒れた山毛欅
安蔵山手前の大きな山毛欅。一番立派な樹かな
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安蔵山手前の大きな山毛欅。一番立派な樹かな
谷山に同じく、ゴルフボールのマーキング
2
谷山に同じく、ゴルフボールのマーキング
安蔵山到着
三角点は大切に
点名:田戸、種別等級:三等三角点、標高:900.12m
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三角点は大切に
点名:田戸、種別等級:三等三角点、標高:900.12m
山頂にお堂が昔あったとのこと、杉の木が二つ
目立ちます。
山頂にお堂が昔あったとのこと、杉の木が二つ
目立ちます。
近くに安蔵山の印。
音波山にも似たのがあった。北陸電力と書いてあった。
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近くに安蔵山の印。
音波山にも似たのがあった。北陸電力と書いてあった。
今回は安蔵山から北へ、尾羽梨へ下ります。
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今回は安蔵山から北へ、尾羽梨へ下ります。
タムシバ
緑の尾根
とても歩きやすかった。
2
とても歩きやすかった。
谷山から、途中いくつか炭焼き跡に出会った。昔は山仕事で歩かれていたんだと、心強い。
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谷山から、途中いくつか炭焼き跡に出会った。昔は山仕事で歩かれていたんだと、心強い。
途中見えた山並み。上谷山か?
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途中見えた山並み。上谷山か?
こちらは大黒山かな
こちらは大黒山かな
途中、巨樹に出会う。
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途中、巨樹に出会う。
いくつかあった。ナラの木のよう?
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いくつかあった。ナラの木のよう?
枝が落ちている木も
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枝が落ちている木も
ユキツバキ
白いツバキ
トチノキも出てくる
トチノキも出てくる
川が見える。麓も近い
川が見える。麓も近い
日吉神社跡に到着
日吉神社跡に到着
昔の参道
日吉神社の石塔
尾羽梨に到着
カンサイタンポポ。
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カンサイタンポポ。
西洋タンポポでないのがうれしい
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西洋タンポポでないのがうれしい
県道の通行止め。
県道の通行止め。
その奥に工事現場
その奥に工事現場
もう少し時間がかかりそうですね。
もう少し時間がかかりそうですね。
クサイチゴの花
イチリンソウも開いていた
2
イチリンソウも開いていた
田戸に到着

感想

 先週、カナ山から鳥越峠を歩きました。その中で、鳥越峠に近くなったところで、山毛欅の森があり、山毛欅の若葉の中、とても気持ちよかったです。
 やっぱり山毛欅の森は気持ちいいなと思い、今週は以前から行きたいと思っていた余呉トレイルの谷山から安蔵山のルートに行ってきました。安蔵山は2年前の秋に訪れたところで、山毛欅の森が気持ちよく、若葉のころ行ってみたいと思っていました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1670178.html
 なかなか奥深い地であり、県道も通行止めとなっていてどうかと思ったんですが、田戸までは通れるとのことで、そこから歩いてみました。林道では花がたくさん咲いていました。秋に咲くジンジソウに似たハルユキノシタ。滋賀では高時川上流に咲く花なのだそうです。帰ってきてから調べて、初めて知りました。

 奥川並に到着し、谷山めざします。谷山へは古い掘られた道が続いていました。途中からは山毛欅の森となり、新緑の中、気持ちよく歩けました。テープも適宜あり、安心して歩けました。山頂近くは少しヤブっぽくなりますが、何とか山頂到着。山頂にはいろいろなマークや名板がありました。谷山山頂には、傷を負った大きな山毛欅がありました。昔に雷にでもあったのでしょう。大きくえぐられた幹でありながら、とても力強く青葉をつけていました。ほかにも大きな山毛欅がいっぱいでした。

 谷山からは安蔵山を目指します。こちらのルートは、特にテープもない状態でしたが、獣道がずっと続いていて、それを辿りました。ちょうど安蔵山との中間点あたり、余呉トレイルマップでブナ森広場と記載しているところがあり、少し手前からシャクナゲもあって、ヤブっぽいかと思いましたが、それほどでもなく、大きな山毛欅がたくさんあり、気持ちのいいところでした。
 安蔵山近くまで獣道が続きますが、安蔵山近くではまた少しヤブっぽくなり道がなくなりますが、山頂まではもう少し、大きな山毛欅に立ち寄りながら登っていくと安蔵山です。安蔵山山頂にも大きな山毛欅がいっぱい。一番大きな山毛欅は、谷山方面の下ったところの山毛欅でしょうか。安蔵山には、昔お堂がありその前に杉の木が並んでいたと草川氏の本にあります。確かに山頂三角点のところに杉の木が立っていて、山頂の目印になっていました。

 安蔵山から下りますが、前回は田戸の近くの梯子から登り、尾根に出るまで苦労した記憶があります。1年前に、谷山から安蔵山をyamanekoさん夫妻とhanabanaさんが歩かれていて、最後の日吉神社の手前で苦労されたとのことですが、雪もない今の時期、がんばればなんとかなるかと思い尾羽梨方面へ。こちらも今の時期、山毛欅の気持ちいい森が続きます。こちらにはピンクテープも続いていて助かりましたが、終盤は少なくなって、少し道迷いしました。細い尾根で気を使いました。田戸からのルート、尾羽梨のルートどちらがいいのか微妙な感じです。

 田戸から奥川並に林道を歩いていた時、道端でトチノキを見かけました。この余呉高時川の源流域では、トチの巨樹があるとのことです。昔、新聞に載っていて、興味深く読んだ記憶があります。
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/102248.html
https://www.sankei.com/west/news/151003/wst1510030019-n1.html
 トチノキ巨木の森を守るの本によると、小原、田戸、奥川並に巨木群があるそうです。あと、奥土倉にも。
 調べてみると、churabanaさんが、小原には何度か来られているようです。
churabanaさんのレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1004863.html
 昨年は伊吹山上平寺越えや奥土倉のトチを見にいきましたが、churabanaさんレコを参考にさせていただいて、また、この山域を訪れたいと思います。

今回の山歩きについては、yamanekoさん・hanabanaさんのレコ、参考にさせていただきました。ありがとうございました。
参考にさせていただいたレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2201474.html
 

 

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コメント

彼女は華なのか?
yoneさんこんばんは
相変わらずマニアックなルートと落ち着いたレコで和やかな気持ちになります

昨日ハナさんと横山マイナールート歩いて来ました
yoneさんのテープ助かりました
しかし登山道と言うより獣道でダニまみれ!なんでこのルート選ぶのか?不思議ですが、もうハナさんはヤマレコの貴重な華なのですね
ハナさんと一緒に歩くならダニくらいで文句を言うなみたいな感じでしょうか笑

しかし、本気で最後の激下りは命懸けの境地でした
詳細はレコ見て下さい
2021/5/5 18:55
Re: 彼女は華なのか?
こんばんは
レコ見ました。横山岳のヤブ山マイナールートの周回、お疲れさまでした。
hanabanaさん、コロナの折、ひとに会わないルートを選ばれたのではないでしょうか。
今の時期、横山岳メインルートの白谷本流とか、一年で一番人が多いころと思います。
・・・
とここまで書きましたが、やっぱり、赤線つなぎでいろんな尾根を制覇が目的ですかね。
この時期ダニは怖いし、クマもいるところだし、でもヒルがいないだけましなのかな?
鈴鹿はそろそろ危なそうですね。
続きは、レコにコメントします。
2021/5/7 0:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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