富士山 富士宮口から

コースタイム
天候 | 曇り後小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅00:00発・青梅IC・中央道・富士五湖道路・富士スカイライン・2:30駐車場着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません。九号五尺あたりから登山道に残雪があり、何人かは軽アイゼンを使用していました。私はブル道を行ったので問題なし。 |
写真
感想
ルート図はごく一般的な登山道なので割愛。(相変わらず面倒臭いだけ)
昨年9月、須走口から頂上を目指すも九合目で疲労と強い雨のため敗退。
今年は梅雨明け7月にチャレンジを考えていましたが、世界遺産登録が決まり登山者の増加が見込まれるので急遽6月に変更。残雪の具合や天気予報をにらみながら6/24(月)に決めました。
2時半に富士宮口五合目駐車場に到着(天候、雨)。
4時起床4時半スタートと思っていましたら爆睡、周りの物音で気づいたら4時半、あわてて準備をしてトイレに行って(トイレットペーパーは無し)5時15分いざスタート。天候は雨も上がった曇り。
15分ほどで6合目に、「これは順調、順調・・・、吉田口や須走口とはだいぶ趣が違うな」と周りの景色を楽しむ余裕もありましたが、八合目あたりから徐々に疲労が出始め、持病の右膝にも違和感が「これはやばいな。」と思いながらも何とか九合目萬年雪山荘に到着。
雪山荘の裏手に回ると尻セードの跡が残る残雪が広がり、アイゼンを持ってきていないため「あぁ、いやだな」と思いつつ九号五尺まで息も絶え絶えに到着。
雪渓を行く先行者の「そこを右だろ!」というルートを探す声を聞きながら休んでいるとなにやらエンジン音が、見ると頂上の富士館への荷揚げと思われるブルドーザーがやってきます。
瞬間的に「このブル道を行けば多少遠回りでも頂上に・・・」、あとはゆっくりとブルで固められた道を使って頂上へ、そこはなんと剣ヶ峰の直下「ラッキー」、それまでの疲れも何処へやら、40年ぶりに剣ヶ峰に立ちました。
(余談)
40年前、某テレビ局の下請け会社で働いていた私は、夏休み企画「富士山頂から生中継」のスタッフの一員として吉田口から登り、一週間山頂の小屋(山口屋?)に泊まり込んで映像を送っていました。
その時に山頂測候所を訪ね、見学をさせていただきました。
本当に懐かしかったですね!
さて、剣ヶ峰で思い出にふけったあとは富士館のある浅間神社奥宮頂上で一休みして下山です。
ところがそれまで時々は日の差す天候だったのが、どんどんガスが上がってきて雲の中、霧雨の中の下山となりました。
視界は10数m。
私は超近眼(裸眼視力0.03)のためメガネが外せません。
それが雲の中だと霧雨がレンズについて視界はほんの数m、しかもゆがんで見えます。
足下を探るようにゆっくりゆっくりの下山、当然周りの景色も見えませんのでテンションは下がる一方、苦行以外の何物でもありませんでした。
登りの朝7時過ぎくらいに、下ってきた若者に道を譲られたとき「早いですね、何時頃から登ったんですか?」と聞くと「夜中12時からです。頂上付近では雪まじりの雨で大変でした。」と応えながら、その表情がとてもさわやかで楽しそうだったのを思い出しました。
「う〜ん、もう俺には無理だな!」
駐車場に着いて大きくため息「まあ、何とか登れたな。」
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