記録ID: 3152107
全員に公開
雪山ハイキング
尾瀬・奥利根
会津駒ヶ岳 * 最後にもう一度だけ雪山を *
2021年05月04日(火) [日帰り]
ピアソラ
その他1人
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:23
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,212m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:19
○ CT（標準） ： 06時間45分 ※夏道
○ CT（実績） ： 05時間00分（休憩含まず）
○ CT（実績） ： 05時間00分（休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 快晴。 ○ 風速 ： 弱め（5m/s程度）。 ○ 気温 ： やや暖かめ（8℃くらい）。 ○ 視程 ： やや短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・03:10 {自宅} - 06:45 檜枝岐村営グラウンド駐車場 ※高速利用：桜川筑西IC〜壬生IC、鹿沼IC〜西那須野塩原IC ○ 復路（約1km） ・13:55 檜枝岐村営グラウンド駐車場 - 14:00 檜枝岐温泉 ※ゴール地点にほど近い檜枝岐温泉の宿に後泊。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 標高約1400mより上部は積雪しています（雪山装備は必須です）。 ○ 終始つぼ足でも行けますが、滑り止めを履いたほうが速く歩けると思います。 ○ ヘリポート跡直下の残雪をトラバースする場所は要注意です（特に下り）。 ○ 下山時、雪道から夏道に復帰するポイントでロストする方が多いようです。 ○ その他、特に危険を感じる場所はありませんでした。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 檜枝岐村営グラウンド駐車場 �� 滝沢登山口 �� 駒の小屋 (2) 登山ポスト �� 見つけられませんでした。 (3) 登山バッチ �� 駒の小屋 (4) 温泉施設 仄かに硫黄の香りのする源泉掛け流しの温泉「燧の湯」に入りました。 ちなみに「駒の湯」は改修工事のため臨時休業中とのこと。 ※営業時間 ： 6:00 〜 20:00（最終受付：19:30）（時短営業中） ※料金 ： 600円／人 ※参考HP ： http://www.oze-info.jp/spa/ |
写真
2:30に起床し、3時間半かけてようやく檜枝岐村営グラウンドの駐車場に辿り着きました。既に多くの車が停まっています。みんな早いなぁ。
街道を逸れ、沢沿いの林道を登山口へ向けて進んでいきます。奥に見える建物がラストトイレです（ここを逃すと駒の小屋までトイレはありません）。
5
5/4 7:17
街道を逸れ、沢沿いの林道を登山口へ向けて進んでいきます。奥に見える建物がラストトイレです（ここを逃すと駒の小屋までトイレはありません）。
駐車場から30分ほどで滝沢登山口に着きました。ここからが登山道の始まりです（登山口だから当たり前ですが）。
ヘリポート跡の手前辺りから雪が出始めます。ここのトラバースは要注意です（特に雪が緩む下山時）。数日前に滑ったという情報も得ています。
14
5/4 8:17
ヘリポート跡の手前辺りから雪が出始めます。ここのトラバースは要注意です（特に雪が緩む下山時）。数日前に滑ったという情報も得ています。
アイゼンを履きます。つぼ足でも行けますが、この方が速く歩けますし、何より安全です。ちなみに「格好つけてつぼ足で滑ったら洒落にならないでしょ」とは師匠の口癖です。
15
5/4 8:53
アイゼンを履きます。つぼ足でも行けますが、この方が速く歩けますし、何より安全です。ちなみに「格好つけてつぼ足で滑ったら洒落にならないでしょ」とは師匠の口癖です。
冬枯れした明るいブナ林を登っていきます。山頂まで標高差が1200mほどあるので、基本は登り通しです。先日のカスイチ（霞ヶ浦一周）の筋肉痛が癒えず、足取りの重い嫁。
7
5/4 8:56
冬枯れした明るいブナ林を登っていきます。山頂まで標高差が1200mほどあるので、基本は登り通しです。先日のカスイチ（霞ヶ浦一周）の筋肉痛が癒えず、足取りの重い嫁。
さらに1時間ほど登ると（樹林帯を端折りすぎ？）、木々が疎らになってきました。ようやく森林限界を超えたようです。
おおおっ！ふと視界が開け、駒の小屋や（どこが山頂か分からない）なだらかな山頂部が見渡せました。
一昨日は吹雪で、昨日も雪だったそうです。おかげで、5月とは思えない白銀の世界に。しかもほぼ無風。雪も締まっていて最高のコンディションです！
16
5/4 10:17
一昨日は吹雪で、昨日も雪だったそうです。おかげで、5月とは思えない白銀の世界に。しかもほぼ無風。雪も締まっていて最高のコンディションです！
最後の広闊な斜面を登り詰めます。この雪の量はさすが奥会津といった感じ。
振り返ると、既に絶景が（山頂まで我慢できませんでした、笑）。右奥の双耳峰は燧ヶ岳（ひうちがたけ：2356m）です。
中門岳（ちゅうもんだけ：2060m）方面の真っ白な稜線。時間もあるし行けばよかった・・・とちょっぴり後悔。
平ヶ岳（ひらがだけ：2141m）方面のなだらかな稜線。今年行けるかな。
う〜ん、この山頂、去り難し！この時季限定の360°パノラマ（夏は樹木に囲まれて見られない）を楽しみました。
束の間の絶景（正面に日光連山）を楽しみながら、下山を開始します。
（相変わらず）隙あらば尻セな嫁。ただ、雪が緩み始めていたので、とても滑りづらそうでした。
ここで夏道に復帰（右折）します。（トレースに釣られて）気付かずにまっすぐ進んでしまう方も多いようなので要注意です。
ヘリポート跡直下の嫌らしいトラバースを慎重に下ります。ここがあるので、アイゼンは履いたままでした（通過後に脱ぎました）。
無事下山しました。下山中、谷間に響いていたゴーゴーという大きな音の正体は、雪解け水を集めた沢の激流でした。
赤い屋根の家が立ち並ぶ檜枝岐の小さな集落。まだ春が訪れたばかりのようで、桜がちょうど見頃を迎えていました。過ぎ去った冬と春をもう一度楽しめた山歩きでした。
11
5/4 14:50
赤い屋根の家が立ち並ぶ檜枝岐の小さな集落。まだ春が訪れたばかりのようで、桜がちょうど見頃を迎えていました。過ぎ去った冬と春をもう一度楽しめた山歩きでした。
【おまけ】檜枝岐と同様、春が訪れたばかりの集落の外れに、ひっそりとカタクリが咲いてました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ピッケル
|
|---|
感想
先日、ヤマレコユーザのCさんの訃報を知り、ショックを受けました。
僕とCさんとは面識こそありませんが、ちょうど二年前のGWに、
皇海山（すかいさん：2144m）へと至る雪の残る険しい稜線で偶然お会いし、
すれ違い様に一度だけ言葉を交わしたことがありました。
詳細は割愛しますが、そのときのやりとりがCさんを知ったきっかけとなった
ばかりか、彼女のリスク回避能力の高さを強く印象付けられた一幕でした。
それ故、今回の事故が何故起きてしまったのか、今なお理解できずにいます。
山は恐ろしいと思いました。
と同時に、僕自身の山歩きを振り返るきっかけにもなりました。
正直ここ最近の山歩きはちょっと弛んでるなと思いました。
とりわけ、登山道の状況や危険箇所等ろくすっぽ下調べもせず、過去ログに
頼り過ぎな傾向は改善の余地があると思いました。
今回の会津駒ヶ岳（あいずこまがたけ：2133m）は、自分なりに襟を正して
臨んだ初めの一歩でした。初めての岩場、初めての沢、初めての雪山、、、。
数多ある危険を再認識して、これからも初心を忘れずに山歩きを続けたいです。
備えても備えすぎということはないはずですから。
末筆ですが、僭越ながらこの場を借りてCさんのご冥福をお祈りします。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：916人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
会津駒ヶ岳の最新記録
会津駒ヶ岳(村営グラウンドから)
2024年04月18日 (日帰り) [B]
会津駒ヶ岳BC
2024年04月16日 (日帰り) [C]
残雪の会津駒ヶ岳
2024年04月14日 (日帰り) [A]
会津駒ケ岳
2024年04月14日 (日帰り) [A]
窓明山〜会津駒ヶ岳周回
2024年04月13日 (日帰り) [A]
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する