中房川曲沢


- GPS
- 11:01
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,010m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倒木が結構あった |
写真
感想
兎に角、水が冷たかった。
また滝がこんなにも多いとは思わなかった。
この日は晴れ。沢日和。
初めはファイントラックのウエットだけだったが、途中から寒くなりカッパの上のみ着た。
駐車場から10分ほど歩き、曲橋ですぐ入渓。そこから少し歩くとF1は現れる。
先ずは自分がリード。ヌメる。
濡れた岩ならまだ分かるが、乾いた岩まで滑る。。
今回ラバーで来たが選択を誤ったか!?
2発目の効いたか分からないハーケンを決めた後、セミになる。。全く登れそうもないので、相方と交代。
気合一発で相方は突破!
フォローで登ったけど、これはヌメヌメで怖すぎる。
このF1で乾いた岩もヌメる。が最後まで頭から離れなく、次から次へと出てくる滝を相方にリードして貰い、終日引っ張って貰った。
最後の詰めは雪渓が出てきて、キックステップで登る。体力も限界。
それを察してか、相方がロープまで背負ってくれた。
滝をリードして貰い、荷物まで背負って貰い、こりゃあ完全にガイド登山だな。と自分が嫌になる。。
それでも自分に喝を入れやっとこ稜線。
でもそこからも大変だった。
詰めで下りも雪渓だったら、こりゃ大変だなぁ。と思ってた予感が的中。。
沢履でキックスステップを決め、ハンマーをピッケルがわりに下る。しかもこの一般道凄く悪い。。
暫く奮闘しながら標高を下げてくと、やっと雪渓が消えて歩きやすくなった。
3時間以上時間が掛かったと思う。登山道が終わった瞬間ホッとした。そして全身筋肉痛。。
こりゃあ一週間身体が筋肉痛だなぁ。
コンパクトながら野趣溢れる辛口ルート。
S字のあたりから、何本登ったか分からないほど、最後まで滝の連続。
厳しそうなところは水線から5-10m離れた左岸の草付きを登ることが多かった。
獣道さえ見ないほど、人気の少ないルートだった。
一度草付きに逃げるとフリクションが効かなくなるので、スラブで苦労した。
そのまま詰めて行くと、藪漕ぎはあまりなく稜線に抜けられる。山頂まで標高差100m。残念ながら時間と雪が厳しく、ピークを踏むのは次回アイスの時に。。
下山の雪が厄介だった。暗い中、ふにゃふにゃの沢靴でキックステップ、ハンマを刺しつつ緊張感のある下山だった。
有明山は遭難が多いと聞くが、その理由が良く分かった。
身体はバキバキ、背中と首が筋肉痛になった。
付き合ってくれたパートナーに感謝。
ボディーブローのような地味に効くルートだったが、なかなかの登り応えのある良ルートだった。
この時期行くならば硬い沢靴や、軽アイゼン必携。ピッケルも欲しいくらいだった。
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