赤城山・荒山:ミツバツツジとアカヤシオ開花の兆し(二度の道迷い)


- GPS
- 04:19
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 678m
- 下り
- 673m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 4:19
東屋=棚上十字路
南尾根の東屋=ひなん小屋
*
△主要登りデータ
荒山登山口:953m〜荒山山頂:1572m
標高差:619m/移動距離:4360m/所要時分:135分(休憩含む)
平均勾配:14%/平均傾斜:8度
天候 | 曇天(午後雨の兆し) |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ルートは、棚上十字路(東屋)、荒山高原あたりまではふつうのトレイルですが、荒山頂上近くの避難小屋からは、岩ごろごろの急登がちょこちょこ出てくる険しい登りでしたが、じーさんの足でもなんとか頑張れるレベルです。 |
その他周辺情報 | 「前橋やすらぎの湯」に寄ってきました。「前橋」とありましたが、伊勢崎市のスーパー銭湯です(〒379-2214 群馬県伊勢崎市下触町659-5。電話0270-20-2617)。入浴料は520円。炭酸泉が特徴のようですが、浴槽はじーさんがいっぱいで密。私は強烈な激流のバブル風呂で、疲れた太股やふくらはぎヲマッサージ。何と翌日、筋肉痛がほぼゼロ。バブル水流の効果でしょうか? ここから高速道に伊勢崎ICからすぐに乗れました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
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感想
●赤城山は大きな火山体の名称
赤城山とは、どういう山か? 調べてみました。
*
赤城山は一つの大きな火山体の名称であり、同名の峰は存在していない。
黒檜山(くろびさん、1,828m)-最高峰
駒ヶ岳(1,685m)-外輪山。
地蔵岳(1,674m)-溶岩ドーム、山頂に複数の通信施設。
長七郎山(ちょうしちろうさん、1,57 m)-小沼火山の火口縁
大沼-カルデラ床に形成された湖
小沼-タフリング、後カルデラ火山
血の池-火口
小地蔵岳(1,574m)-小沼火山の一部で、爆裂火口の小沼を囲む火口壁の一部
鍋割山(なべわりやま、1,332m)-溶岩ドーム
荒山(あらやま、1,572m)-溶岩ドーム
鈴ヶ岳(すずかだけ、1,565m)-溶岩ドーム
(ウィキペディアから)
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今回目指したのは、荒山と鍋割山。「荒山は赤城山の最南端に位置する、関東平野とその周囲の山々の展望がすばらしい山として知られる。また、ツツジの花に彩られた景観は特に美しい山としても知られる。山頂には三等三角点があり、祠が祀られている。北側が切り開かれ、電波塔が林立する地蔵岳が目の前に見える」(YAMAKEI ONLINE)とありました。
登るルートは、姫百合駐車場からが一般的なようですが、他に鍋割山直下の登り口の駐車場と、赤城森林高原駐車場にある荒山登山口があり、今回は、林道の行き止まりにある荒山登山口から計画を立てました。
計画では、荒山から荒山高原、そこからピストンで鍋山を登って登り口に戻る予定でしたが、この日天候は朝から雲が重く心配でした。登り始めたのは9時半ごろ、なんとか荒山に昼前に登れましたが、そこから荒山高原に着いたころには空の雲がますます重く怪しくなりました。
とりあえず、鍋割山に向かいました。少し登りかけたところ、上から少し前に登って言った連れの山友が、傘をさして下山してくる人がいたので、登頂は中止と決めました。たしかにそういえば、何やら冷たいものが肌にぽつりぽつりと当たっていました。苦労して登っても、頂上で雨に降られたら、景観が眺められないだけでなく、悲惨です。残念ですが、今回、鍋割山は諦めて、荒山登頂のみとなりました。
●荒山の頂上の気候と展望
5月7日、標高1200mくらいまで、ミツバツツジらしき花木の蕾、開花の兆しがたくさん見られました。登り口の近くには、いくつかミツバツツジの赤紫の可憐な花が見られましたが、棚上十字路を越え、ひなん小屋から先の頂上までは、気温が下がり、風もあって汗が乾いて身体が急に冷えました。一生懸命足を運んで動きましたが、なかなか冷えは納まらず、半袖のTシャツの身体に応えました。とくに手指が冷えて手袋がほしくなるほどです。頂上は、5月にはなりましたが周囲の木は枯れたままで、まだ春の気配が感じられませんでした。曇天であったためか、枯れた木々の間からの眺望も、グレーな世界。しかし雄大な赤城の山々を堪能はできました。
https://youtu.be/ge2ruGjefKA
●道迷い――ヤマレコアプリから警告
登ってから棚上十字路(東屋)から荒山頂上を目指すつもりでしたので、そこに案内図の看板でルートを確認しました。が、そこで勘違いをしてしまいました。荒山頂上に行くには、ひなん小屋を目指します。ひなん小屋は、そこから右の方向に書いてあります。なので、右の方向への道を、歩いていきました。……とすぐに、スマホのヤマレコアプリが、警告をしてきました。「ルートとからはずれています。警告を止めにには、地図を開いてルートを確認してください」と言ってきたのですが、私は、案内板の地図の方向では間違いないだろうと判断し、警告を無視してどんどんいきました。
道はすこしずつ下りでした。なんだか変です。しばらく行ったところで、ヤマレコアプリで地図を開きました。あらら、やっぱり間違えていました。そのまま進めば、ひなん小屋に至る別なルートに行けるはずですが、その距離と、戻る距離半々、リスク回避のため、間違えた数百メートルを戻りました。ヤマレコアプリに、こうして何度助けられたことか。
●道迷いその2――ヤマレコアプリから警告
荒山から荒山高原に降りる途中、開かれた草原の快適なトレイルが終わったところ、低い熊笹がひろがるところに出ました。「あれれ、下山路はどこだ?」私は熊笹を見下ろし、ヤマレコアプリで地図を確認すると、目の前に広がる熊笹の方向だと確認しました。が、どうも人が歩く道ではなさそうです。ですが、方向は合っていたので、とにかく、熊笹の踏み代があるようなところを少し降りました。「あれぇ? これ、道じゃないな」と気づきましたが、方向は合っていたので、そのまま降りることにしました。しかし、小さな枯れた木の小枝が行く手を遮ります。それでも強引に道なき道を降りました。方向は少しずつ右にずれていきました。するとヤマレコアプリから、コースからはずれましたという警告。地図を確認すると、確かに右にずれていました。戻るには、熊笹の間を、行く手を阻む小枝と格闘しながら、無駄な時間を過ごしました。また、ヤマレコアプリに助けられました。
●ミツバツツジとアカヤシオ
荒山を美しく彩る代表的な木花が、ミツバツツジとアカヤシオだそうです。ミツバツツジはいくつかちらほらと見えました。あと2〜3週間すると見頃になるかもしれません。アカヤシオは、一本だけしか見つかりませんでした。桜のように華麗ではなく、可憐で質素な山木花、なかなか印象が深かったです。
●アクセス駐車場情報
【荒山登山口=赤城森林公園駐車場(標高953m)】……林道の行き止まりにありますが、道順は複雑で、途中舗装路ですが、大きく道が荒れていて、慎重を要します。
【鍋割山登山口(小さな駐車場:標高805m)】……林道が少し膨らんだ駐車スペースです。赤城国際CCの奥のあたりの林道にあります。ここから鍋割山に登ると、直登できつそうです。この林道を南に走った行き止まりが、赤城森林公園駐車場です。ここから鍋割山に登って荒山高原から棚上十字路経由し、荒山登山口に降りてここに戻るルートでは、荒山登山口から2キロくらい舗装路の林道を下ることになります。
【姫百合駐車場(標高1020m)】……比較的標高が高いので、ここから荒山等をめざすには、荒山登山口からよりも、若干楽かもしれません。機会があったら、やってみたいです。
【小沼駐車場(標高1490m)】……地蔵岳や長七郎山へのアクセスに格好な駐車場です。標高がすでに1500mに迫るほどなので、ここから荒山に登るには、ひなん小屋(標高1419m)をめざすルートになります。どういうコースでしょうか?
【軽井沢峠駐車場(標高1382m)】……荒山の直下にある、頂上から一番距離が近い駐車場です。ただし数台程度のスペースしかありません。
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