武尊山 (沼田駅から徒歩)

2002年07月22日(月) 〜 2002年07月23日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 42.9km
• 登り: 2,169m
• 下り: 1,911m

コースタイム

上越線沼田駅―榛名神社―沼田市街―川場―旭小屋（泊）

旭小屋―不動岳―剣が峰―沖武尊―西武尊―川場

天候

晴れ時々曇り

コース状況／危険箇所等

上越線の沼田駅から歩いて武尊山に登った。

沼田駅から沼田市街を経て川場、旭小屋までは約20kmの道のり。暑い中、ひたすらの車道歩きだった。途中、何人かのドライバーに「乗っていきませんか」と声をかけていただき、好意がうれしかったが、歩くのが目的なので、断ってとにかく歩いた。

旭小屋は清潔な感じだったが、水場はいま一つ。それから、近くを通る林道沿いを夜中まで車やツーリングのバイクが通るため、意外と騒音が気になった。

旭小屋からは伝統的な尾根ルートで不動岳を経由して登ったが、鎖場は山慣れた人なら大したことはない。剣が峰の稜線は、登山道崩壊のため通行止めで、右側山腹を巻いて剣が峰の先に出るようになっていたが、裏側から剣が峰に登ることができた。

その先、沖武尊―西武尊―川場の道は、多少藪もあったが大きな問題はなし。

帰りには川場の温泉施設で入浴した。地元の高齢者が多数訪れるような普段着の施設だが、のんびり入浴できて疲れをいやせた。

写真

11/2 17:54

山行期間中の天気図。梅雨前線がまだ東北にあるが、関東以西は弱い夏型の気圧配置になっているのが分かる。

12/7 21:41

沼田城址付近からの武尊山。左手前の山は戸神山。沼田城は戦国時代、相模の北条氏、越後の上杉氏、そして甲斐の武田氏の角逐の舞台となり、戦国末期から江戸の初期は真田家の支配下にあった。

12/7 21:42

川場の武尊神社。

12/7 21:43

ログハウス風のつくりの旭小屋。

12/7 21:51

不動岳付近の岩場から見る沖武尊(本峰)。

11/12 11:01

谷川連峰・茂倉岳付近から見る武尊山。左端が最高峰の沖武尊で、中央に黒く鋸歯状の稜線を見せるのが剣ヶ峰と前武尊。右端は西武尊。2012年11月撮影。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

tanno1967

武尊山に登るなら、伝統的な川場登山口から登りたい、と前から思っていた。別に駅から歩いて登らねばならぬ理由があったわけではないが、朝自宅を出れば昼前には沼田についてしまい、バスで川場まで行くと時間を持て余す、という理由もあって、沼田から歩いて登ることにした。

何しろ20kmほどの車道歩きなので、あまり他人には勧められないが、それでも沼田駅から市街まで、河岸段丘の段丘崖を登ったり、城下町の市街を流れる水路に感心したり、川場の集落で花々の色が都会よりきれいなのに驚いたり、私としては苦労を補ってあまりある道だった。

武尊山自体は、曇ってむし暑い天気だったのであまり強い印象はないが、そこに至る過程が印象深い山だった。