【新緑の季節に】飛騨高地・船津コース─大洞山─梨ケ根コース


- GPS
- 03:45
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 842m
- 下り
- 842m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:45
天候 | 曇り時々晴れ後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
梨ケ根コースで下山し、送電線巡視路とクロスする箇所から巡視路を利用してクルマを回収しに行った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上が近いほどササヤブがうるさい。 梨ケ根コースは「登山道」というよりはほぼ「踏み跡」の状態。尾根が広いので、基本、東側を歩くようにした。 |
その他周辺情報 | マツモトキヨシ神岡店でお買い物。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
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感想
前年の秋に登った飛騨神岡の大洞山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2731444.html)は、ヤブ山のイメージと裏腹にけっこうマトモな山だった。残念ながら晩秋の時期だったため枯葉を見に行くような山歩きになってしまったことから、グリーンシーズンならどうなるか?…を確かめに再度、大洞山に行って来た。大洞山には前回登った船津コースとは別に、梨ケ根コースがあるけど、今回は梨ケ根コースを下りで使って探検してみた。
朝3時に起床し、3時半に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。4時半過ぎに神岡に到着。前回登った時に「大洞山9」の標識のところ(地形図上の・532 m)までクルマで入れることを知ったので、今回は麓の国道41号からではなく、この「大洞山9」の標識のところまでクルマで入ってそこから歩くことにした。しかしながら、自動車自粛のお願いの看板が立つほどの狭い農道。道の幅はクルマの幅くらいしかない。路肩を踏み外そうものならクルマごと下の国道41号まで転がり落ちそうな悪路をゆっくり進む。農作業(または林業?)の作業用の小屋が数棟建つだけで、一般住宅は無さそう。その狭い農道が舗装路から砂利道に変わって、墓場を通り過ぎると、「大洞山9」に出た。「大洞山9」の真向かいに、倒木で通行不能な車道があったので、そこにクルマを入れた。前回は国道41号から参道を経由して「大洞山9」まで来たけど、今回はその区間が無い分、ラク。参道には素盞嗚(スサノオ)大神やイザナギ、イザナミといった偉いお方が鎮座されているので、お顔を拝見するのも畏れ多いし…(爆笑〜!!!)。
4:51に登山開始。「大洞山9」の標識を入ってすぐ送電塔があり、大洞山への登山口が分かりにくいけど、2回目なので左奥の脚の横の草叢の標識を見逃すことなく入ってく(苦笑)。最初は比較的緩めで始まるけど、「大洞山7」のある天狗の岩棚までは急な上りが続く。登山道の粘土質な箇所にスリップした跡が残ってたので、最近歩いたひとが居るよう(苦笑)。天狗の岩棚を過ぎるといくらか傾斜は緩み、木々の間から下界が見えるようになってくる。前回でも苦言を呈したけど、ここの登山コースは合目表示が適切に振られておらず、特に「大洞山7」から「大洞山6」の間が長い(苦笑)。「大洞山6」を過ぎるとすぐに、船津コースと梨ケ根コースの合流点である標高1,000 mの「分岐点」に5:49に到着。
分岐点からは尾根上を往くようになるので傾斜は緩む。「イワウチワの群生園」、「町木ヒメコ通り」、「山毛欅の美林帯」といった標識を見遣りながら歩いて行く。前回は枯れ木だったので木々の間から槍ヶ岳が見えたり…といったこともあったけど、天候的に望み薄で、しかも木に葉が付いてるので視界も遮られる。その代わり、新緑が目に眩しい。(実質「大洞山2」相当の)「大洞山4」に着くと、大洞山の頂上部分が見えてくる。尾根のアップダウンを繰り返しながら登っていくと、「大洞山2/10」が現れ、そしてすぐに「大洞山1/10」が出た。ここまで来ると頂上には着いたも同然で、サインに従いながらひとつピークを西側から廻り込むと三角点のある大洞山頂上に6:46に到着。頂上は展望が良くないので、すぐさま「北ア高原郷大展望地」へ移動。東側が開けた「北ア高原郷大展望地」で休憩し、持ってきた『QUTTA』のシーフードヌードル喰った。天気のことだから仕方ないとはいえ、北アの展望は得られず、麓の神岡の街の景色を楽しんでから7:03から下山にかかる。
一旦頂上に戻って、分岐点までは往路をそのまま戻る。グリーンシーズンだから仕方ないのかもしれないけど、秋だった前回に比べるとササヤブが煩く、うっかりすると迷いそうな箇所もある。7:38に分岐点に到着。ここで上りに使った船津コースを見送り、梨ケ根コースに入る。船津コースも倒木があったり木の枝や植物がコースにはみ出して来てたり…と決して整備良好とはいえないコンディションだけど、梨ケ根コースはさらに酷かった(苦笑)。倒木が多く、コースサインも少ない。たまに現れるトラロープと黄色いプラスティックのクイを見つけると、自分がコースを離れていないことを確認出来てホッとする(苦笑)。尾根に沿ってコースが付いてるけど、尾根が広いので、どこでも歩けてしまうため注意が必要。出来るだけ尾根の東側の縁を歩くように心掛けた。それでも西側に振り過ぎてしまい、沢の音が聞こえるようになった。慌てて東側へ修正をかけたところ、ロープが張ってある箇所に出た。「高圧電流ビリビリか!?」と思い慎重に跨いだけど、電気は流れておらず、ロープを跨いでからすぐに送電線巡視路に出た。今まで歩いてた「踏み跡」と比べると高速道路のような立派な道(苦笑)の送電線巡視路を少し行くと、鉄塔に出た。ちょうど雨が降って来たので、ここでカッパを着て、ザックカバー付けた。
梨ケ根コースを下りたのはいいが、(クルマのある)船津コースの「大洞山9」までどうやって戻る?…という問題があったけど、おそらく送電線巡視路があるので簡単に戻れる…と考えていた。実際に地形図に記載のない送電線巡視路が存在し、農地跡に出るまでは巡視路を使って移動出来た。ただし、かつて農地で盛んに耕作されていた頃には農作業用の歩道を使って「巡視」出来てたんだろうけど、農地が耕作放棄されてしまうと途端に荒れてしまったようで、巡視路の続きが無くなった…。朝にヒヤヒヤしながらクルマで通ったばかりの農道まで一旦下りてから、8:36に「大洞山9」まで戻った。
天狗が棲む山とされた大洞山の謎(梨ケ根コースの実態)がまたひとつ明るみになり、自分にとっては有意義な山行となった(苦笑)。
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