飯豊・石転び雪渓…東北の試練と憧れ
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,533m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 9:30
天候 | 快晴 やや風あり 4℃〜7℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は温身平まで除雪済み。 堰堤の手前まで自転車で入れました。 へつり危険箇所には有難い鎖が設置されています。 梶川出合の手前から雪渓に乗れましたが、まもなく崩壊するでしょう。 石転び雪渓の積雪は豊富。デブリや落石も少なく、かなりい状態でした。上部のクラックは出来はじめています。 |
写真
感想
東北のアルプスと呼ばれる飯豊連峰で、まるで剱岳を彷彿とさせてくれるのが石転び雪渓。標高差1000m・距離4kmは白馬大雪渓にも見劣りしません。まさに憧れの大雪渓です。
しかしながら、北アに比べると雪渓までのアプローチが格段に大変。長い林道歩きに危険なへつり道を3時間以上かけて歩き、ようやく雪渓に乗れます。そして、へつり道が危険なので登山靴を履いてスキーもブーツも担がないといけないので、当然荷物が重くなります。まさに試練のアプローチです。
今回、飯豊では初めて自転車を投入しましたが、往復で2時間の時短になり、今まで使わなかったことを後悔しました。このルートの日帰りには自転車は絶大な威力を発揮します。ただ、自分は普段チャリトレをしていないので、行きの自転車漕ぎですでに足にきてしまい、雪渓の登りに影響が出てしまったようです。
どこの山域も標高1000m以下は雪融けが早く飯豊も心配でしたが、さすが飯豊は別格。標高1000m未満の梶川出合の手前から雪渓に乗ることができ、かなりラクが出来ました。 しかしながら、沢割れも進んでいて雪渓はどんどん後退して行くでしょう。
石転び出合付近の雪も豊富で、まだまだ大丈夫。さらに、石転び雪渓のデブリや落石はとても少なく、特に上部の雪面はとてもキレイでした。まあ、時期が早いからかもしれません。また、ほん石転び沢方面の雪面もキレイで、梅花皮岳の山頂から雪が繋がっているように見えました。
去年は石転び出合から稜線まで2時間20分でしたが、今年は調子が出ずなんと3時間40分もかかり、北股岳などは諦めました。調子が出ない時に、誰もいない、携帯も通じない、危険がいっぱいの石転び雪渓で無理は出来ません。
滑走は快適で、靴デポ地点まで約6kmを21分。あっという間でした。しかも石転び雪渓でガリが一度も無かったのは初めてです。そして、帰りも自転車の力を借り、梅花沢小屋からスキー、シートラ、自転車で標高差1400m、11km先のゴールまで2時間13分で帰着。 余りに速くて自分でも驚きでした。それにはもう1つ理由があり、途中のへつり道にしっかりした鎖を設置してくださった方がいたからです。あれが無かったら、あそこは通過に難儀します。感謝・感謝です。
コメント
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気がつきませんでした👏
参考になります。
ありがとうございます。
片道3kmを越えるような林道では、自転車は有効です。もちろん、車に詰めることが前提で、自分は折りたたみ自転車です。
那須で使うとしたら三斗小屋宿跡への林道ですが、あそこは道が荒れていて、タイヤが持つか不安です。
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