笛吹川水系釜の沢東俣
- GPS
- 13:38
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,952m
- 下り
- 2,900m
コースタイム
7日:6:00広河原-7:45木賊沢出合-8:30ポンプ小屋8:50-9:00甲武信小屋9:10-9:25甲武信ヶ岳9:35-9:50甲武信小屋10:20-12:56西沢山荘-13:15西沢渓谷入口バス停
天候 | 7日:曇り 8日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山の神までの旧登山道は崩れかけているところが散見されます。 両門ノ滝の巻道は、落ち口がちょっといやらしいです。 木賊沢出合の大ナメ滝の巻道は立木が頼りです。 いずれも、慣れている人であれば問題なく通過できると思いますが、 初心者がいるときはザイルの使用も考えるべきでしょう。 |
写真
感想
1 はじめに
山岳会の重鎮のSさんのお誘いをいただき、新座山の会の方と一緒に釜の沢東俣に行ってきました。
新座山の会の方は、Sさんも含めて皆さん60代。対する日本山岳会のメンバーはSさん以外皆30代。
加えて新座山の会の方との山歩きは今回が初めて。
釜の沢を2度遡行したことがあることでSLに指名されましたが、
どういうルートをどういうペースで歩けばいいのかさっぱり分かりませんでした。
そっちに気をとられると、巻道でテープを見逃すこと知んぬ多少ぞ。
後続が目敏く見つけてくれたので助かりました。
2 行動の記録
(1)バス停〜東沢の入口
ここは問題ないでしょう。というか、ここで問題が起きるようでは釜の沢でもムリかと。
(2)東沢の入口〜山の神
沢の中を歩いたり旧登山道を歩いたりします。
東沢の川原に降りたところで沢装備を着けるべきでしょう。
旧登山道は崩れかけたところが散見されます。
やや高度感のあるところだったので、通過には注意が必要です。
パーティーの力量によってはザイルも必要かも。
高巻きがいささか煩わしいのですが、ホラの貝ゴルジュその他を覗く限りやむを得ません。
(3)山の神〜魚止の滝
川原歩きが長く続きます。
飽きてきたころに金山沢と釜の沢との出合に至ります。
赤ペンキで道しるべが描かれているので間違えないでしょう。
(4)魚止の滝〜両門の滝
ここが釜の沢のキモだと思います。
特に危険箇所もないので、時間に余裕があれば遊んでいってもよいかと。
(5)両門の滝〜広河原
両門の滝には立派な巻道がついていますが、滝の落ち口付近は初心者には怖いでしょう。
立木を使って懸垂下降気味に沢に降りるのがベターでしょう。
(6)広河原〜ポンプ小屋
ミズシ沢出合直下の大ナメ滝の上部はフリクションがしっかり効きます
木賊沢出合付近の大ナメ滝の巻道はやや腕力勝負のところがあります。
初心者の場合はザイルで確保する方がよいかもしれません。
(7)ポンプ小屋〜甲武信ヶ岳山頂〜西沢渓谷入口バス停
ここも問題ないでしょう。
特ちゃん新道にはやや滑りやすい箇所がありますが。
3 感想
釜の沢といえば千畳のナメ。
前回は増水中で千畳のナメどころではなかったので今回は楽しみでした。
で、山の神までは特にコメントなし。
いくらナメが待っているといえども旧登山道。
いくらnamemaniaでもこれでテンションは上がりません。
山の神からはようやく水線に沿って歩けますが、単調な川原歩きが連続。
こんなに長かったっけ?と思いつつクリア。
予想の通過時刻を間違えて覚えていたため、
これでは明るいうちに広河原に着けないと一人で焦りまくり。
計画書はしっかりと理解しておくべきですね。
魚止の滝の下でSさんから、ほぼ時刻どおりであると指摘。
計画書をみて一安心。
もちろん、暗くなる前に広河原に着きたいから
ではなく、魚止の滝のすぐ上でウォータースライダーをやりたかったため。
魚止の滝の下で休憩になりましたが、内心ヤキモキ。
魚止の滝といえば、右岸のクラックを利用してよじ登るのが一般的です。
SL的に考えて、トップで登らざるを得ないと思ったそのとき、
M君が問題のクラックの右側のクラックに向けて猛ダッシュ。
とうとうおかしくなったのか、いい奴だったwwwと思ったそのとき、
うまくクラックによじ登ることに成功。
こういう技があったとは。来年あたりに試してみよう。
で、ついにウォータースライダー。
当然突撃しましたよ。
流れの脇を登っていたらスリップして途中からの滑りはじめになりましたが、
それでもやっぱり楽しいものは楽しい。
ストイックな人にはいやがられるかもしれませんが。
ウォータースライダーの次はご存じ千畳のナメ。
曇っていたのがちょっと残念ですが、それでもやはりナメはいい。
そんなこんなでテンションの高いまま両門の滝へ。
2年前は滝のすぐそばをよじ登った記憶があるのですが、今回は立派な巻道が。
前回見落としただけ?とても楽して巻きました。
で、ヤゲンの滝のあたりで焚き火のにおいが。
早く焚き火したいと考えて油断したか、広河原直前の滝の巻道を間違える。
トポだとヤゲンの滝の上で右岸に渡る旨記載があるのに、渡らずに巻道を探索。
ここでもM君が活躍。彼がここまでできる男だとは知りませんでした。
広河原では焚き火をして飲み過ぎて就寝。
翌朝は食べ過ぎて体調が。
広河原が終わるころまで体が動かず。
よい子の皆さんは注意しましょう。
よいおじさん/お姉さんも気をつけましょう。
ミズシ沢出合直下の大ナメ滝は、トポでは右側の草付が容易とあるので迷わず右側へ。
ふと後ろを見ると、セカンドが滝の左側へ。
それだけならまだしも、Kさん以外の全員がセカンドのルートへ。
ちょっと立場ないかも orz
なおも動揺しながら木賊沢出合へ。
ここの巻道は一昨年苦労した記憶がありますが、今年も大して変わらず。
1年や2年で地形が大きく変わるはずもないんですけど。
といいながら、あっさりとクリア。
やっぱりちょっとは成長しているのかも。
と調子に乗ったところ、またテープの見落とし。
後続が気がついたからよかったものの。
今回は前々回および前回と比べ、かなり余裕があったような感じがしていたんですが、
こうやって振り返ってみると単なる気のせいですね。
いい加減そろそろ何とかしないと -.-;
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