滝子山 in笹子駅 out初狩 すみ沢ルート ただの難路が道間違いで超難路
- GPS
- 05:12
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:13
天候 | 雨のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 初狩駅13:27発 最寄駅15:35 |
写真
感想
ダメだ、こりゃ。
今日は運が悪い上にミスも多い。
と、思っていた。
予定では御前山、鋸山、大岳山、日の出山を縦走し、武蔵五日市駅までの奥多摩ロングコースの予定だった。
まさかの乗り換え駅でうっかり乗り過ごし。
バスのアクセスが悪いため一駅乗り過ごしただけでスタート時間が1時間遅くなる。
このコースで9時スタートはないな。
で、急遽、滝子山に変更。
富嶽秀麗12景だから富士山が見たいところだけどしょうがないや。
笹子駅に着くとすでに雨が落ちている。
小雨だろうとたかを括っているも、どんどん雨足が強くなり、道証地蔵に着く頃には本格的な雨になった。
ここから楽しい沢歩きだと思っていたが、この天気ではテンション上がらず。
わーわーキャーキャー歓声もなし。
黙々と進んでいく。
傾斜は緩く、登るというより、歩く感じで息は上がらずしんどさもない。
モチガ沢の分岐は迂回路と難路があるがモチガ滝を見たかったので迷わず難路を選択。
他の方のレポを見てもそれほどの難路ではないっぽかったから。
が、道を間違えた。
ただの難路が超難路を進むことになる。
この時は間違ったとは知らないから、難路を選択した自分を呪い、ぶっ飛ばしてカンチョーした。
何度もトラバースするんだけど、道は緩く歩いただけで崩れそうなほど柔らかい。
雨で滑る。土が崩れる。
真っ直ぐに立てないから這って進むしかない。
とにかく、手がかりや足掛かりが全くないのだ。
木に捕まろうにも木と木の間隔が広すぎる。
木の根だと思って捕まったら落ちていた枝ばかり。
しかも今日に限ってグローブを忘れる。
なんてこった。
素手で土に手を突っ込み根っこを探して手がかりにする。
手は汚れて泥だらけになるがそんなの気にならないほど必死だ。
20分格闘し、ほうほうの体でようやく迂回路と合流。
ふー。
やった。
生きて生還した。
ついに生きて生還したんだ。(大げさ)
この後は拍子抜けするくらいのナイストレイル。
超難路のインパクトが強すぎて、感傷にふける暇もなく山頂に到着した。
山頂では心の目で富士山を眺める。
いや、嘘だ。
心の目はまだ育ってない。
真っ白な空をアホ面で眺めだけだ。
11時33分に下山開始。
檜平の先の分岐点で電車の時間を確認すると次の電車は13:29分。
あと1時間5分しかない。
コースタイムは1時間20分。
電車の1時間に1本間隔だから何としても間に合わせたい。
急ぐ。
初狩駅までのルートは地味だけど、安全で危険なとこなし。
面白いようにぐんぐん標高を落とす。
髪をなびかせ、新緑の樹林帯をどんどん進む。
楽しい。
めちゃくちゃ楽しい。
私とCCちゃんの脚は最後まで応えてくれ、
13:15に初狩駅に到着した。(ログ止め忘れ7分)
雨が降っても、道を間違っても、
山にいれば、たいてい楽しい。
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