焼岳
- GPS
- 06:37
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 896m
- 下り
- 896m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
〇間もなく焼岳に行く方のために
・国道158号線から中の湯へ行く旧道は、長野県側の入り口のところの門が閉まって
いました。登山口まで車で行ける期間なのになんで?、と思いましたが、
自分で門のカラビナを外して開ける仕組みのようです。
なお、旧道の安房峠付近は通行止めになっていましたので、岐阜県側からは
安房トンネルで一度長野県側に出る必要があると思います。
・前爪のある12本アイゼンなどがあった方がよいと思います。
なかなかな急斜面を横切るところがあり、歯の少ない軽アイゼンの方は
ずるずると滑って怖い思いをされていました。
また、南峰へのルートは雪のついた急斜面を登っていくため、
前爪できちんと立てた方が安心だと思います。
・ピッケルは必須とまでは思いませんが、急斜面での滑落を予防するためには
あってもいいと思います。(私は、12本爪アイゼンとピッケルでした)
・広場まではたまに雪がついているところはありますが、つぼ足で問題ないです。
広場以降の急斜面はアイゼン必須だと思います。なお、南峰に行く方は、
途中から尾根沿いの夏道に入らないと、山頂下200メートル位で雪が切れて
藪こぎになります。北峰は山頂付近を除いて雪がついています。
・南峰は冬限定と聞きますが、理由が分かりませんでした。
尾根上に夏道が露出していましたので、夏も歩いているんじゃないかな。。。
(私は、雪の急斜面を直登していたら急に雪が切れて笹薮こぎに難儀している時に、
とても歩きやすい尾根道を見つけました)
・南峰から北峰へのルートはやや分かりづらかったです。
岩の右を行くのか左を行くのか、それとも右横に降りるのか、みたいなところ。
また、転ぶと左右どちらかに滑落して大怪我以上をしそうなところがあったので、
自信がない方は南峰は避けた方がいいと思います。
・南峰の山頂はケルンしかありませんでした。
が、南峰から北峰に行く途中に、標識が打ち捨てられていました。
南峰に戻るのが大変だったので、見やすいところに置いておいたので、
どなたかが南峰に置いていただけると幸いです。
・広場手前に新しめの銀色のピッケルが残置されていました。
帰りに登山口まで持って行こうとして忘れました。。
〇感想
上高地に行くたびに、雄大な山体を見せてくれる焼岳に今回初めて行ってきました。
中の湯登山口に深夜に車を停めて、車中で少しばかり仮眠してから5時頃に出発。その時に他の車はなかったため、1番手だったと思います。
出発して1〜2分で、ひっくり返った乗用車の残骸を発見。
(有名なオブジェなんでしょうか?)
そこから広場までは木の根と岩でできたよくありがちな道。広場に近づくにつれ、雪がちらほら見えてくるものの、つぼ足で十分な道。
広場は、木がまばらに生えたやや広い平地。そこから、焼岳がどーんと見えそうなのですが、ガスのため下の方しか見えず。。広場でいよいよ地面がすべて雪で覆われ、焼岳への急斜面が雪に覆われているのを見て、ここでアイゼンをつけます。
GPSのトレースを見ながら南峰に向けてあがっていきますが、残り標高200メートルくらいで雪がなくなり、岩と藪に行く手を阻まれます。GPSのトレースを見ながらあがっていくと、いつの間にか笹藪漕ぎに。
こりゃダメだと尾根まで移動すると、綺麗にステップの切られた尾根道が。たぶん夏道ですね。最初からこれ使えばよかった。。。
歩きやすい尾根道をサクサク登って南峰へ。ガスで景色もお釜も何も見えず。山頂には標識らしきものはなく、ケルンがあるのみでした。
南峰から北峰までの移動は左右に切れ落ちいるところがあり、ややスリリングでした。また、矢印やピンクテープもないので、自力でルートを見つける必要があります。なお、この道中に「南峰」と書かれた木製の標識が落っこちていました。誰かが持ってきて捨てたのかな。。
なぜか北峰分岐から北峰のルートを間違って崖をよじ登ってルートを必死に探しますが、ここで下山時までお世話になったお二人組を見つけてホッと。山頂まで後ろをつかせていただきました。
北峰にはきちんとした標識がありましたが、やはり霧ガスで何も見えず。。。晴れていれば大正池や上高地の街並み?や穂高連峰が一望できると思うのですが、標識と記念撮影しただけでおしまい。
帰りは、山頂で一緒になった2人組と。GPSと睨めっこして「こっちです!」と言ってみるものの、「あっちに〇マークがあります」という視力のよい女性に頼りっぱなし。結局、広場まで道をご案内いただきました。
アイゼンは、北峰のやや下のお釜の周回道下からアイゼンをはき、広場で外しました。ところどころ夏道も露出していましたが、斜度のあるところを降りられる方は雪道で降りた方が楽だと思います。
広場からはサクサク降り、最後に登山口では猿がお出迎えしてくれました。駐車場には、五台ほど停まっていました。
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