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Yamareco

記録ID: 3211150
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無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

ポンヤオロマップ岳

2021年05月24日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
31.0km
登り
1,628m
下り
1,629m

コースタイム

日帰り
山行
10:28
休憩
1:01
合計
11:29
4:49
112
林道ゲート
10:54
11:30
186
14:36
14:48
90
16:18
林道ゲート
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
歴舟川支流林道:登山口の10km手前で通行止め
大崩落1ヶ所、橋の流失3ヶ所
コース状況/
危険箇所等
登山道は全体的にダニかなり多い
歴舟川支流林道のゲートを出発。
行けるところまでチャリを使って時短を試みる。
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歴舟川支流林道のゲートを出発。
行けるところまでチャリを使って時短を試みる。
序盤の数kmはしっかりした路面だったが・・・
序盤の数kmはしっかりした路面だったが・・・
3km地点で小規模な崩落あり。四輪はこの辺でアウト。
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3km地点で小規模な崩落あり。四輪はこの辺でアウト。
4km地点で数十メートルに渡って大崩落していた。
ここをチャリ同伴で越えるのは難しい。デポして、残りの6kmは徒歩で行くことに。
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4km地点で数十メートルに渡って大崩落していた。
ここをチャリ同伴で越えるのは難しい。デポして、残りの6kmは徒歩で行くことに。
崩落箇所を越えて、1本目の橋「くれないばし」
崩落箇所を越えて、1本目の橋「くれないばし」
その先で10mほどの崩落。
その先で10mほどの崩落。
2本目の橋「辺天橋」
手前が崩れているが問題ない。
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2本目の橋「辺天橋」
手前が崩れているが問題ない。
3本目の橋「狩人橋」
あずさ2号が脳内再生される。
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3本目の橋「狩人橋」
あずさ2号が脳内再生される。
5本目の橋は流失していた。
ここで1回目の渡渉。水深は膝下。
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5本目の橋は流失していた。
ここで1回目の渡渉。水深は膝下。
6本目の橋「呼陵橋」
車が通らなくなってすでに5年。周囲の自然に溶け込んで良い雰囲気が出てきている。
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6本目の橋「呼陵橋」
車が通らなくなってすでに5年。周囲の自然に溶け込んで良い雰囲気が出てきている。
7本目の橋「大幸橋」流失
2回目の渡渉。
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7本目の橋「大幸橋」流失
2回目の渡渉。
8本目の橋「樹氷橋」
周囲の路面には熊糞がたくさん落ちていた。
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8本目の橋「樹氷橋」
周囲の路面には熊糞がたくさん落ちていた。
橋がゴミのようだ!
橋がゴミのようだ!
9本目の橋も流失。
3回目の渡渉。水深は膝くらいでここが一番深かった。
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9本目の橋も流失。
3回目の渡渉。水深は膝くらいでここが一番深かった。
10本目の橋「ペテガリ橋」
ガードレールの角度が・・・。ギリギリ流失せずに残ってくれた感じだ。
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10本目の橋「ペテガリ橋」
ガードレールの角度が・・・。ギリギリ流失せずに残ってくれた感じだ。
ペテガリ橋を渡るとようやく登山口に到着。
取り付き地点にピンテも付いている。
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ペテガリ橋を渡るとようやく登山口に到着。
取り付き地点にピンテも付いている。
←ポンヤオロマップ 6.0
←ペ テ ガ ・・・
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←ポンヤオロマップ 6.0
←ペ テ ガ ・・・
沢足袋から登山靴に履き替え、尾根に取り付く。
急斜面にジグを切るような感じで薄っすらと踏み跡が残っている。
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沢足袋から登山靴に履き替え、尾根に取り付く。
急斜面にジグを切るような感じで薄っすらと踏み跡が残っている。
尾根に上がると、予想外に快適な登山道(?)が現れた。
尾根に上がると、予想外に快適な登山道(?)が現れた。
・601の梯子2本も健在。
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・601の梯子2本も健在。
・843あたりの状況。藪も薄く歩きやすい。
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・843あたりの状況。藪も薄く歩きやすい。
笹の背も低く、イドンナップの登山道に比べればはるかにマシ。
ただダニはかなり多い。時期的にしょうがないのだが・・・
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笹の背も低く、イドンナップの登山道に比べればはるかにマシ。
ただダニはかなり多い。時期的にしょうがないのだが・・・
・1121への登り。
木々の間からソエマツ岳がちらっと見えた。
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木々の間からソエマツ岳がちらっと見えた。
・1121周辺は腰上くらいの笹藪が濃く、踏み跡が不明瞭な所も多かった。
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・1121周辺は腰上くらいの笹藪が濃く、踏み跡が不明瞭な所も多かった。
留取岳から北西に続く切れ落ちた稜線が目に入ってくる。
「早大尾根」と呼ばれているようだ。
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留取岳から北西に続く切れ落ちた稜線が目に入ってくる。
「早大尾根」と呼ばれているようだ。
笹が深い所も多いが、漕ぐのはそこまで大変ではない。
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笹が深い所も多いが、漕ぐのはそこまで大変ではない。
残雪の上に逃れられるところは楽だった。
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残雪の上に逃れられるところは楽だった。
ようやくポンヤオロが近づいてきた。
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ようやくポンヤオロが近づいてきた。
再び藪が薄くて歩きやすい道になった。
再び藪が薄くて歩きやすい道になった。
留取岳(1350m)だろうか?
切り立った岩峰が印象的だった。
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留取岳(1350m)だろうか?
切り立った岩峰が印象的だった。
主稜線の方向は雲に覆われてしまった。
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主稜線の方向は雲に覆われてしまった。
頂上手前はかなりの急斜面。
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頂上手前はかなりの急斜面。
岩場には脆そうなロープが残っていた。
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岩場には脆そうなロープが残っていた。
ポンヤオロマップ岳(1405m)到着。
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ポンヤオロマップ岳(1405m)到着。
山頂は木々に覆われてあまり視界は開けない。
テントが張れそうなスペースは数か所あった。
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山頂は木々に覆われてあまり視界は開けない。
テントが張れそうなスペースは数か所あった。
傾いている三等三角点
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傾いている三等三角点
木に登ってこの先の縦走路を眺める。
ガスに覆われてはっきりしないが、ペテガリまでの道のりは長い。
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木に登ってこの先の縦走路を眺める。
ガスに覆われてはっきりしないが、ペテガリまでの道のりは長い。
まだ残雪の多いペテガリのカール群
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まだ残雪の多いペテガリのカール群
ピーク周辺にはまだ残雪があった。
ガスも湧いてきたので帰路へ。
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ピーク周辺にはまだ残雪があった。
ガスも湧いてきたので帰路へ。
続々と這い上がってくるダニたち・・・。
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続々と這い上がってくるダニたち・・・。
・843あたりまで下ればもう安心。
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・843あたりまで下ればもう安心。
登山口に戻ってきた。
熊が出てこないうちに林道を抜けよう。
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登山口に戻ってきた。
熊が出てこないうちに林道を抜けよう。
大崩落地点を通過・・・ポンヤオロマップ川にドボンしないよう慎重に。
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大崩落地点を通過・・・ポンヤオロマップ川にドボンしないよう慎重に。

感想

東尾根からペテガリ岳に登ってみたい。

しかし、登山口までの林道は通行止め、縦走路は廃道化して夏山ガイドからも消されてしまい、ここ数年はネット上の記録もほとんど無いという有様である・・・。
ならば日帰りで行けるところまで偵察しておこうと思い、ポンヤオロマップ岳まで行ってみた。

登山口までの林道は10km。登山道も含めて往復するとなると徒歩では厳しい感じだ。なので行けるところまではチャリを使って時短することにした。また、渡渉があるのは予想していたので登山靴は背負って沢足袋で出発。

林道の路面には熊糞がボトボト落ちていて緊張させられる。ゲートから4km地点で大規模な崩落に当たった。この先さらに荒れているかもしれないと考えてチャリはデポした。崩落地点は薄っすら鹿道ができており、徒歩での通過は難しくなかった。

中盤から登山口までの間の橋は全部で10か所。そのうち3か所が流失していて渡渉が必要だった。いずれも水深は膝下で難なく渡れて良かった。ただ気になったのは、流失している5本目の橋と7本目の橋(大幸橋)の残骸が見当たらなかったこと。解体して撤去したのか、それとも下流のどこかに転がっているのだろうか・・・。

登山道に入ると、・843あたりまでは藪もあまりなく快適な道で驚いた。初っ端から藪漕ぎを予想していたので嬉しい。これなら現役の登山道として十分通用すると思った。
・1121の周辺はさすがに笹藪が濃く、踏み跡が分からないところも多かった。ただ踏み跡が無いところを漕いで進むのはそこまで大変ではなかったし、尾根の最上部を進む明瞭なルートなので迷うこともない。一番しんどいのはダニの数が半端なく多いことだった。1分間隔でズボンに付いたダニを払い落としながら進む。何百匹払ったか分からない。もう刺されてもしょうがないか・・・と諦めモードになってしまった。

登山口から4時間ほどでポンヤオロ到着。木々に覆われてあまり開放感は無いが、ペテガリ方面の山々が少し見えた。藪の程度によるけど、ここからペテガリまで1日あれば行けるだろうか。西尾根から登るよりも「遥かなる」感がありそうだ。

ダニ払いを繰り返しながらアップダウンの多い尾根を戻り、3時間ちょいで登山口へ。林道には朝にはなかった新しい熊糞が増えていてビビった。幸い熊に遭遇することもなく、11時間半で林道ゲートに帰還。


服を脱いでみると・・・背中に1匹食いついてた。
しかも一番手が届きにくいところで厄介だった。車のミラーを使って一人悪戦苦闘。マダニリムーバーではうまくダニをひっかけられない。しょうがないので、口器が残るリスクを承知の上で素手で引き抜いた。刺されてから時間が経っていないせいか軽く抜けた。そこまで跡も残ってないし、変な症状も出ていないのでとりあえずは大丈夫かな・・・。

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