船形山・蛇ヶ岳は残雪雪渓と雪解け水にご用心！

2021年05月30日(日) [日帰り]

• GPS: 06:53
• 距離: 17.1km
• 登り: 1,132m
• 下り: 1,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:49
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:49

7:09 升沢コース登山口駐車場
7:12 7:12 船形山 升沢コース登山口
7:35 7:35 旗坂平
7:48 7:48 一群平
8:12 8:12 鳴清水
8:46 8:55 三光の宮
8:58 8:59 三光の宮分岐
9:19 9:20 不動石
9:27 9:27 瓶石沢分岐
9:39 9:56 升沢小屋
10:36 10:36 千畳敷分岐
10:47 10:47 升沢・観音寺コース分岐
10:51 11:11 船形山
11:13 11:13 升沢・観音寺コース分岐
11:22 11:22 千畳敷分岐
11:56 12:01 蛇ヶ岳
12:32 12:34 瓶石沢分岐
12:39 12:44 不動石
13:01 13:01 三光の宮分岐
13:26 13:26 鳴清水
13:40 13:40 一群平
13:47 13:47 旗坂平
13:58 船形山 升沢コース登山口

写真

5/30 6:52

旗坂キャンプ場駐車場にトイレ発見！（雪のシーズンは開いてないようで知らなかった）

5/30 7:10

30番。よろしくお願いします…

5/30 7:35

旗坂平

5/30 7:47

一群平

5/30 8:19

20番。ご覧のように天気抜群

5/30 8:24

夏道ははしごがかかってるんだ…

5/30 8:45

15番。半分まで来た

5/30 8:47

三光の宮の分岐。ここからすぐ

5/30 8:52

おぉーぉ！

5/30 8:52

ふり返れば、、

5/30 8:53

山頂部を望む

5/30 9:18

不動石

5/30 9:24

10番。あと1/3

5/30 9:40

升沢小屋はこんなにきれい

5/30 9:41

中もきれい

5/30 9:51

升沢小屋過ぎの渡渉。この辺り、雪山だと隠れてるから落ちると死ぬよ、と言われたところ。この先、沢沿いを渡渉を繰り返し登っていく

5/30 10:01

ピンテがないところもあり、よくみないとルートがわかりにく

5/30 10:11

残雪の雪渓。踏み跡がはっきりしておらず滑る

5/30 10:15

ルートがわかりにくい…

5/30 10:16

とっても注意していたが、ズボった。片足完全水没…

5/30 10:35

千畳敷。だんだん曇ってきた

5/30 10:41

灌木の細い道。もやってきた

5/30 10:49

山頂小屋とコジローくん

5/30 10:51

小屋の裏側

5/30 10:55

水とCB缶を補填しました

5/30 11:09

霧雨になって先が見にくくなってる

5/30 11:57

蛇ヶ岳山頂標識からコジローくんがひよっこり…

5/30 12:00

「草原をへて升沢へ至る」。これが大間違い。草原は水没してる

5/30 12:01

残雪雪渓

5/30 12:05

一部藪漕ぎ

5/30 12:14

登山道は完全水没。両足とも脛まで浸かった…つべたい…

5/30 12:23

かなり滑るのでご用心

5/30 12:34

蛇ヶ岳から来ると真っすぐ行くと山頂に戻る。ここを右に戻らないと升沢コースに戻れない

5/30 13:25

21番。この辺りでツキノワグマにバッタリ遭遇したそうで、赤い彗星と一緒に下ることに（笑）

5/30 13:59

30番。お疲れさまでした

5/30 14:10

靴も靴下もぐっちゃぐっちゃ（泣）

撮影機器：

arrows M03 SIMフリー FCNT

AQUOS sense plus SIMフリー シャープ

感想

kopalchan

3月末の晴天日に泉ヶ岳から船形山へ縦走・小屋泊したところ、その晩から小屋が震えるような荒天になり、翌朝は完全ホワイトアウト。とても泉ヶ岳への稜線を戻れないので旗坂に下った「失敗譚」。その際、山頂小屋の水と、暖を取るためのCB缶を少しいただいたので、遅くなったけど今日はそれを補填しに船形山に。

実は無謀にも船形山には1月末が最初だったので（ばっちり山頂部でホワイトアウトの洗礼）、夏道は初めて。どのくらいのしんどさなのかイメージできず、まぁ、雪山よりは楽だろうと思ったのが甘かった…。

雪のシーズンは標識も埋もれていて気付かなかった三光の宮に初めて寄り道。とても天気がよく景色が素晴らしい。山頂方向もはっきり。升沢小屋までは一部にぬかるみがあるものの「夏道だと船形山って結構、楽じゃね？！」って思ってたのが大間違い。その後、雪山だと急坂を直登するが、夏道は沢の左右を登っていく（雪のシーズンに沢に落ちたら死ぬよ、って脅かされたいた）。

その沢登り、残雪がありすごーく用心してたのに「ズボッ」。片足完全水没…。さらに渡渉が何度もあり滑るし、なかなかの難易度。そのうち雪が腐った雪渓がおでまし。このコンディションだと滑り止めがあったほうが危なくない。そしてこの頃から空模様が怪しくなり、靄ってきたうえ、山頂手前からは霧雨。船形山の神にはなかなか受け入れてもらえないなぁ…（苦笑）。

山頂小屋はグループの先客が。ミネラルウォーター、CB缶を補填したら、軽くお昼を食べて早々に退散。帰りはあの雪渓を下るのは少し怖いなと思い、蛇ヶ岳経由にしたのがこれまた大間違い。そもそも今日も出会った登山者はグループ込みで10数名。メインルート以外は余計に藪があったり倒木があったりして歩きづらい。さらに蛇ヶ岳から先は沢が完全に雪解け水で冠水、登山を始めて初両足（っていうか脛まで）完全浸水。しかも雪解けの沢水でこれが冷たい！。これが雪山シーズンだったら間違いなく凍傷になるって、絶対ヤバいって。

蛇ヶ岳から升沢コースに戻るところは、地図だとT字だが、現地は升沢小屋方向が真っすぐにとりついているので、ちょっとだけ登り返し。ちょうどその時に山頂部ですれ違った人にまたすれ違ったので「？？？」となりすぐに気が付きよかった！

帰り道でずぶ濡れのシューズで歩いていると、21番手前で後ろから急速に赤い彗星のシャアのような熊鈴が近づいてきた。速いなぁ、と譲ろうとしたところ、「この辺りで5年ほど前にツキノワグマにバッタリ遭遇しちゃったので、一緒に下りませんか？」と言われガクブル。もちろん、山行談義しながら二人で旗坂の駐車場まで戻ってきた。BCで鳥海山にもチャレンジした方で楽しかった！

ということで、鬼門の船形山、雪解け水で水量が増えた沢登りに残雪の雪渓と、いまのコンディションの夏道も難易度高し。

【注意情報！】
みなさん、ご承知かもしれませんが、アクセス道で皮ツナギのレーサーレプリカの二輪車が3台、ハングオンで爆走していました。6時台です。コーナーで身体が少しはみ出すくらいにバイクを寝かせてかなり攻めていました。用心したほうがいいと思います。

コメント

ardisia

踏み抜き注意
kopalchanさん、こんばんは。

腐った雪を踏み抜いて沢に落ちるのは怖いですね...
沢の水が冷たい雪解け水なので、少し寒い時期だったらあっという間に低体温症になりそうです。

それと、升沢小屋はとても綺麗でいいですね。
写真が飾られているお洒落な避難小屋なんて、中々お目にかかれないと思います。

kopalchan

Re: 踏み抜き注意
ardisiaさん、こんばんは。

すっごく用心してたんですよ。でも、あかんかった…。ドボンです。
後半の蛇ヶ岳草原からはズッボシ浸かりました。氷点下のシーズンならアウトです。
怖いですねぇ…。

升沢小屋も、山頂小屋（みなさんいらっしゃったので画像が撮れませんでしたが）、とてもきれいです。管理されている方がしっかり管理されています。トイレも使えるし、ありがたいことです。