南本内岳(初夏のベストシーズン後の山は…)

2013年07月21日(日) [日帰り]

• GPS: 06:56
• 距離: 9.4km
• 登り: 879m
• 下り: 879m

コースタイム

6:30 盛岡市繋大橋駐車場発
8:45 登山口着
9:05 登山口
10:35 新倉沢渡渉点
11:00水場
11:30 分岐(お花畑コースへ)
13:05〜13:30 山頂(帰りは尾根コースへ)
14:20 分岐
14:50 水場
15:00 新倉沢渡渉点
16:00 登山口

天候

曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

最寄りはJRゆだ錦秋湖駅(盛岡方面から最後の公衆トイレです。個室が男女各1です。)

林道は整備されて掘れてはいませんでしたが、普通車1台分ぐらいです。所々路肩が崩れてより細くなっている所があり、鉄筋で印がありました。
また、山の水を排水するために何カ所も溝を切ってあり、慎重に進まないと底を打つと思います。
登山口に行く南本内林道の状況については、西和賀町のサイトを確認してください。登山ガイドもダウンロードできます。
http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,13165,124,html

登山口のそばとすぐ下に合計10台は停められそうです。

コース状況／危険箇所等

登山口に登山ポスト(名簿記入式)があります。

渡渉か所が幾つかありますが、大きな所は新倉沢です。ロープが張られています。でも、上流部でにわか雨などあると増水して渡るのが困難になる場合があるそうです。

お花畑コースと尾根コースとの分岐までは、刈り払いがされていました(7/21現在)。以降は山頂までどちらのコースも草が成長し、足元が見えにくくなっていますが、尾根コースの方が比較的歩きやすいです。
お花畑コースは湿原と湿原の間の道がかなり細かったりします。

写真

7/21 9:03

9:05、初めての、南本内岳へ、出発です。

7/21 9:17

杉の林の中をゆるゆると進み、地図にあった小さな沢を渡ります。

7/21 9:25

タマガワホトトギスがたくさん咲いていました。

7/21 15:48

7/21 9:29

地図にない小さな沢のそばに、ショウキランが咲いていました。あまりピンクの色がありません。ギンリョウソウと仲間かと勘違いしていましたが、共通するのは腐生植物というところぐらい。立派な（？）ラン科でした。。。

7/21 10:07

久しぶりのアリドオシラン。

7/21 10:07

ツルリンドウ

7/21 10:17

牛形山が見えるらしいのですが…これ？

7/21 10:32

この番号は、何でしょう？

7/21 10:36

倒れています。。。

7/21 10:36

10:30、登山口から約2kmにある、新倉沢の渡渉ポイントです。ロープが張られています。増水していなくて良かったです。

7/21 10:37

向こう岸にあがるところに、はしご。ありがたいです。

7/21 10:39

新倉沢を渡りきるとすぐに標識が。「沢コース（廃道）」の文字と、「水場（水質は保障しない）」の文字も。矢印の方向に進みます。

7/21 10:39

7/21 11:01

ショウキランの蕾です。

7/21 11:02

新倉沢から約500mあがったところにある水場です。冷たくて美味しかったです。

7/21 11:04

またまた、小さな沢。水流にいきおいがあります。石はぬるぬるして滑りやすい。

7/21 11:28

尾根コースとお花畑コースの分岐までは、このように刈り払いされていました。分岐で出会った自然監視員の方によると、分岐から先は刈り払いされていないそうです。

7/21 11:39

コバイケイソウは終わりかけ〜終わり。たくさん咲いたのでしょうね、実がなっています。幾つかの房のうち、実がつくのは、中心の房だけです。その理由は…。

7/21 11:39

初めて見ました！これがヒオウギアヤメですね！

7/21 11:39

7/21 11:39

7/21 11:41

シナノキンバイは盛り〜終わりかけ。

7/21 11:41

ミツガシワも盛り〜終わりかけ。これは大きな個体でした。

7/21 11:42

コバイケイソウの真ん中の房には、雌しべ（子房）がありますが、周りの房にはありません。真ん中が雌花で、周りの房は雄花だと教えていただきました。

7/21 11:46

まだ蕾のシナノキンバイも。

7/21 11:50

7/21 12:00

湿原が終わると、藪が成長しています。足元が見えません。

7/21 12:01

藪を抜けると、また湿原。雪渓が融けたばかりなようです。

7/21 12:02

今年はじめての出会いとなった、ヒナザクラ。いつかユキワリコザクラも見てみたいのですが…。

7/21 12:02

7/21 12:15

リュウキンカ。

7/21 12:15

焼石岳の山域には、ヒメカユウという、小型のミズバショウのような花があるそうです。

7/21 12:15

このあたりにあったのは、普通のミズバショウでした。

7/21 12:16

7/21 12:17

7/21 12:19

お花畑を抜けると、斜面がきつくなっていきます。

7/21 12:22

7/21 12:24

タカネアオヤギソウ…かな？ただのアオヤギソウ？

7/21 12:28

三界山がカッコイイ！

7/21 12:32

藪を漕ぎ漕ぎ…。足元見えにくく、片側が切れ落ちているところもたくさん…。歩きにくいです。

7/21 12:36

でも、景色は最高。湿原の左側を登ってきました。

7/21 12:39

右側に見える三界山には、登山道がないそうです。

7/21 12:52

トウゲブキ

7/21 12:53

久しぶりのイブキトラノオ

前日に隣の焼石岳に登ったみのさんしとさんのレコを見たら、ムカゴトラノオとありました。これもそうだと思いますw

7/21 12:54

ミネウスユキソウ

7/21 12:54

この花は…？

後で調べたら、タカネセンブリだそうです。アケボノソウにも似ていますが、緑色の点が一つ。
小さな小さな花でした。

7/21 12:57

7/21 13:00

タカネサギソウかキソチドリか。結構、あちこちにありました。

7/21 13:01

これは斑点のないタカネセンブリ。

7/21 13:01

樹林帯を抜けた感じで、山頂が近づいてきます。

7/21 13:04

ミヤマリンドウ

7/21 13:05

山頂が見えてきました。

7/21 13:05

焼石岳との分岐

7/21 13:07

ハクサンフウロ

7/21 13:08

13:10、山頂♪

7/21 13:10

7/21 13:15

三界山方向

7/21 13:32

焼石岳、山頂標識と、人が立っているのが見えました。

7/21 13:32

13:30、帰りは尾根コースへ。

7/21 13:44

7/21 13:47

7/21 13:48

こちらも草が伸びて、藪状態。

7/21 13:48

時々、藪を抜けます。足元が見えにくいですが、お花畑コースよりは幾分歩きやすい。

7/21 13:48

行きはあの雪渓のそばを通ってきたんだなぁ。

7/21 13:53

7/21 14:05

これも、初めて見ました。センジュガンピ。ナデシコに似ています。

7/21 14:05

7/21 14:16

標識が倒れています…。

7/21 14:20

7/21 14:25

14:25、尾根コースとお花畑コースの分岐。お花畑コースのほうが400mほど長いようです。
熊さん、歯が痒かったのか、ガシガシ…って、人間の匂いが嫌だったのでしょうけど。

7/21 14:26

分岐のそばには、3台の草刈り器。器械をデポしているのでしょうか、日曜日はお休みのようです。尾根コースとお花畑コース、どちらを先に刈り払いするのでしょう？

7/21 14:44

7/21 14:46

ギンリョウソウもたくさんありましたが、ほとんど終わりかけ。これはまだキレイな個体でした。

7/21 14:51

帰りも美味しい水をごくごく。

7/21 15:02

こちらは、新倉沢渡渉ポイントそばの水場。良く見ると、赤いコップがあります。

7/21 15:03

15:00、ここまで来ると、残り2km!

7/21 15:54

杉林の中はじめじめしています。ぬかるみを歩きやすくするために置かれた丸太の上に、新しい足場。登山道を手入れして下さっている方（自然監視員さん）、ありがとう。

7/21 15:55

行くときに見かけていたのですが、撮影していませんでした。帰りにパチリ。…でも、ボケてます。

7/21 15:55

ボケてますが、クモキリソウだと思います。幾つか見かけました♪

7/21 16:00

エゾアジサイ

7/21 16:00

登山口に戻ったのは、16:00でした。全体的に、地図で見た等高線の詰まり具合よりも傾斜が急なように感じました。

7/21 16:00

登山口の案内板

7/21 16:01

南本内岳から焼石、金明水、夏油へと縦走することもできるそうです。

7/21 16:01

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ7 パナソニック

感想

pomchan4

花のベストシーズンからは外れてしまったようですが…、初めての南本内岳に行ってきました。ヒオウギアヤメがきれいでした（ゆっくり観賞する余裕はありませんでしたが）
案内板によると、行きは3時間、帰りは2時間とのことでしたが、ゆっくりめで行きは4時間、帰りは2時間半、昼食時間も挟んで、合計7時間の行動時間でした。

ベストシーズンから外れると、どういうことかというと…藪が濃くなる！ということなんですね！！！まだ登山道に残雪が残っている時機なら、もう少し歩きやすいかもしれません。

今度行くとしたら、もう少し早めの出発で、焼石岳まで足を伸ばし、姥平や東焼石までウロウロしてみたいです。昨年歩いた中沼コースよりは、南本内岳経由のほうが好きかも！？

下山後、花を調べるにあたり、「焼石観光開発連絡協議会」のサイトを参考にしました。
http://www.yakeishi.com/f_calendar.html


※POI-NOT 3×2=6point

※水消費、登り1.25リットル、コーヒー0.2リットル、下り0.75リットル、下山後0.5リットル。
※FT FRSM + Monbel ウィックロンZEO 　麓の最高気温24℃くらい。

コメント

taku-jiro

いつかきっと
こんばんは

南本内岳、私は1度は行ってる筈なのですが、もう記憶が無いです
ただ、平成3年頃だったかな？
雨の日に高校生を乗せたワゴン車が林道から転落した事故があってですね、行きたいんですが、ちょっと足が向かないんですよ

弱い路肩の細い林道は記憶があるので、行くのであればココはスクーターで行こうかと思案中です

ちょっとワイルドですぐに自然に飲み込まれてしまいそうなところが魅力的な南本内岳
いつかきっと再訪してみたいと思います

pomchan4

林道は今が良い状態かもしれません
3か所くらい注意箇所がありましたが、砂利が平に敷かれていたり、道自体は問題なさそでした。
ただ、このように が続くとどうでしょうか…。
確かに道は細く、崖は深く…。

高校生の話は、行き帰りに先輩方が話していました。お花があったね、あの場所かな、とも…

和賀山塊や焼石連峰は、どこも林道を分け入ってようやく登山口に着く所が多く、私には山深く近寄り難いです。
それだけに 強い魅力も感じます。
それでも南本内岳は、林道や途中の植林地も含み手入れがされ(藪が濃くなっているところもありますが！)、大切にされているんだなと思いました。

jackhuurai

お花の紹介ありがとう。
またまた新しい高山植物の名前覚えました。
ありがとうございます。
南本内岳まだ登った事がないので
参考にいたします。

pomchan4

はじめまして。
jackhuuraiさん、 ありがとうございます。

花の名前は、私もだいぶ怪しいので、2割引ぐらいでどうぞ

今度は、もう少し早く、 のシーズンに訪れてみたいです。