剱岳 早月尾根ピストン 悪天候であえなく敗退


- GPS
- 07:41
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,563m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
05:20標高1400m地点→05:39標高1600m地点→06:12標高1800m地点→
06:47標高2000m地点→07:21早月小屋→07:55休憩→
08:20標高2000m地点→08:45標高1800m地点→09:10標高1600m地点→
09:25標高1400m地点→09:45標高1200m地点→
10:10松尾平(標高1000m地点)→10:40馬場島登山口→
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨のため、道がぬかるんでいるところ多数あり |
写真
感想
前日午前までの天気予報はまずまずだったので、いろいろ準備を進め、後は決行するのみ、という状態でした。
前日夕刻の天気予報を見ると、ちょっと危ない雰囲気に・・・。
どうしようかなぁ、と思っていましたが、既に決行する体制だったのでそのまま翌日に備えて就寝しました。
1時過ぎに目を覚まし、準備を整えて馬場島へ向かいます。途中コンビニで買い物をして馬場島には3時頃到着。駐車場は天候を予想してか、結構空いていました。
準備をして、真っ暗な中ヘッドランプを頼りに歩きます。めっちゃ心細いですが、歩きはじめると開き直ってきて「よーし、行くぜ!!」っていう感じです。
ところが登山口まで来ると案の定、ポツリポツリときました。
雨具の上とザックカバーを装着して出発です。
最初は急登でしたが、しばらくすると平坦な道に・・。
しかしそれもつかの間、巨大な立山杉の根っこなどで出来た、しっかりした急な登山道が始まりました。
途中、標高の表示があります。これはこれで目的になって良いと思いますが、だんだん息が上がってくると、標識から次の標識までが長くて、「えー、まだこんだけしか登ってないの?」という感じです。
最初はポツリポツリだった雨も、だんだんと本降りの様相に変わってきました。しかし、樹林帯の中では意外と雨が当らず、そんなに塗れません。
白々と空が明けてきましたが、この天候です。景色は望めるはずもありません。
とりあえず、何とか早月小屋までを目指そうと歩きます。
しだいに、木々にさえぎられていた雨も枝葉のしずくに代わり、だんだんと登山道もぬかるむような状態になってきました。
早月小屋についた時点では、すでに雨具をつたった水滴がズボンまで達して、びしょぬれの状態でした。
早月小屋の管理人さんが、
「どうする?」
と聞いてこられたので、
「どうしようかと思ってます。」
と答えたら、
「やめとかれ。今日は行動するような天気じゃない。山は逃げてかんから、この次にしられ。ここまで来れただけでも良いやないか。」
と諭されました。私も、既にどうでもいいような気分だったので、
「わかりました。やめときます。少し休ませてください。」
と言って、小屋の玄関先を借りて荷物を下ろし、トイレと食事を済ませ、少し休憩の後、雨具をきちんと装着し直して下山を開始しました。
下りは降った雨が登山道を流れ、ぬかるんで最悪の状態でした。
また、木の根は水を含むと滑りやすく、滑らないように歩くのにも大変気を使います。
雨具は透湿性があるといえども、行動中の体から発散する水分を逃がすまでの能力は無いようで、汗と雨でぐっしょりの状態です。
なんとか登山口までたどり着きましたが、身体も心もボロボロの状態でした。
今回は、登山は天候がすべてであるということを痛切に感じました。
また、秋の天候は変わりやすく、「○○○心と秋の空」とは、まさしくと思いました。
ただ、体力的にはまだまだ行けそうな感じだったので、天候さえ良ければ成功していたものと思い、次回は必ずリベンジしてやろうと強く思いました。
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