【雷の後には雷鳥と絶景が!】 ろっこんしょ〜じょ〜の木曽御嶽山(剣ヶ峰・摩利支天山・継子岳)
- GPS
- 08:47
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,434m
- 下り
- 1,420m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ(朝方は雷) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※田の原駐車場はトイレあり(ペーパーあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪田の原駐車場〜剣ヶ峰≫ ○田の原駐車場から大江権現までは参道のような砂利道で緩やかに上っていく ○大江権現からは総じてガレ場・岩場となり、濡れていると滑るので注意が必要と感じる ○王滝頂上から剣ヶ峰は今まで以上に強風となるため、防風・防寒対策が必要と感じる ≪剣ヶ峰〜二ノ池〜サイノ河原〜摩利支天乗越≫ ○総じてガレ場だが特に危険な箇所は見受けられない ≪摩利支天乗越〜摩利支天山≫ ○総じて岩場で、左側は切れ落ちている箇所がほとんど。右側も決して安全とはいえないがどちらかといえば安全だったように思う ≪摩利支天乗越〜飛騨頂上≫ ○「これぞガレ場!」というようなガレ場(表現力が乏しくてすみません) ≪飛騨頂上〜継子岳〜開田頂上≫ ○総じてガレ場であり、特に継子二峰からの下りは急坂となるので滑らないように注意が必要と感じる ≪田の原に向かう剣ヶ峰のトラバース道≫ ○一部雪渓があるが、さほど難しくはない |
写真
感想
ここ最近の山歩きは関東以北が多かったので、今週は関東以南(西)で探してみると木曽御嶽山が候補に挙がる。
ルートは、田の原から剣ヶ峰山頂に立ち、外輪山や火口湖を巡る山歩きを計画する。
早速前夜に向かうが、千葉からだとそれはもう遠く、田の原駐車場に着いた時には既に12時近くになっていた。
明日は4時出発と決め、早速就寝するZZZzzz…
夢の中で遠くからチリーン、チリーンと聞こえてきてハッと目が覚めると既に出発する方々の鈴の音だった。
時計を見ると2時半。これは二度寝すると起きれないと思い、このまま準備を進めて3時過ぎに出発っ!
田の原駐車場にある鳥居をくぐり、しばらく参道のような砂利道を緩やかに上っていくと再び鳥居をくぐる。
この先から石段や木段となり、少しずつ急坂になっていく。
それにしても流石は山岳信仰の山で、多くの老若男女の白装束の登拝者が「ろっこんしょ〜じょ〜(六根清浄)」と言いながら息一つ切らさずに上っていく。
あのペースメークは是非とも見習いたいものである。
出発時に雨が降っていたこともあり日の出は諦めていたが、雨も止んで辺りが明るくなってきたので少々期待しながら上っていく。
ただ期待とは裏腹に標高を上げていくにつれて風が強くなり、ガスも濃くなってきて結局日の出は拝めずじまい(泣)。
王滝頂上の先からは更に風が強くなり寒さも増してくる中、黙々と上っていくと御嶽剣ヶ峰山荘がガスの中から現れ、脇にある石段を上っていくと剣ヶ峰に到着っ!
到着時点ではガスで景観は望めなかったので少し休憩していると時折太陽が見え隠れするので、そのチャンスを逃さずに写真に収め、剣ヶ峰を後にする。
次に地獄谷展望所に向かうが、どうやら標識をしっかり見ていなかったらしく黒沢十字路に向かってしまう(泣)
仕方ないのでここまま二ノ池に向かうとしよう…
しばし下っていくとやがてうっすらと雪渓と二ノ池が見えてくる。
二ノ池からは緩やかに下っていき、目の前にサイノ河原がガスの中から現れる。
サイノ河原に差し掛かった時、近くで雷の音が鳴り響いてくる。
ヤバッ!!
サイノ河原は場所柄絶対にヤバいと思い、急いで地図を開いて一番近い小屋を探すと、この先にサイノ河原避難小屋があることを確認し、先を急ぐ。
雷がどんどん近づいてくる中、目の前にうっすらと小屋が見えてきて、更に急いで歩いていき小屋の中に駆け込む。
助かった…
雷が通り過ぎるまでしばし休憩しようということで上着を着込み、朝食をとる。
雨も降り出してきた頃、人の声が聞こえてくるので外に出てみるとパーティのハイカーが向かってくる。
雷が落ちたような雷鳴が響き渡る中、こちらに向かってきたが無事で安堵する。
小屋には自分一人だったが、4名のパーティがいらしてお話することができる。
パーティの皆様)
一人で非常に心細かった時にお話することができて非常に心強く安心することできました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
約1時間小屋で足止めを食らったが雷も遠のいたので出発し、しばし上っていくと摩利支天乗越に到着する。
景観は望めないだろうが折角なので摩利支天山に向かう。
摩利支天山の稜線は岩がゴツゴツで、しかも所々サイドが切れ落ちているため、ビビりながら慎重に上っていくと摩利支天山に到着っ!
一瞬ガスが晴れて景観が望めたものの、すぐにガスに覆われるためすぐに引き返す。
無事に摩利支天乗越まで戻ってきて飛騨頂上に向かう。
摩利支天からの下りもガレ場で慎重に下っていく。
しばらく下っていくと、鳥のさえずりが所々で聞こえてくる。
もしかして近々天気が良くなるのではと思ったまさにその時、ガスが一気に晴れてきて目の前に絶景が現れる。
キター!!
もうそれはテンションMAX状態で、コンデジをフル稼働させる。
しばし立ち止まって景観を堪能していたが、山歩きを再開する。
軽快に下っていくと右手には三ノ池、左手にはコマクサの群生が現れ、テンションメーターは振り切れる。
もうヤバす!
それでもどうにか足を進めて飛騨頂上を通過し、継子岳に向かう。
それにしても外輪山は今まで以上に景観が良い。
岩のトンネルを抜け、景観を堪能しながら上っていくと、今までに聞いたことのない鳴き声が聞こえてきて、辺りを見回してみると雷鳥が!
キター!!
親雷鳥と3羽の子雷鳥がいて、親雷鳥は辺りをキョロキョロ、子雷鳥はそれぞれに餌を探して駆けずり回っている。
初雷鳥だったのでそれはもう感無量でひたすら見惚れている。
どのくらい見ていたかは分からないが、なかなか親子ショットの写真が撮れそうになかったため、残念だが雷鳥を後にする。
疲れも吹き飛び、軽快に上っていくと継子岳に到着っ!
ここからの景観もサイコーで、もう写真を撮りまくり!!
コマクサとのコラボもあり、またもやテンションメーターは振り切れる。
継子岳の先にある継子二峰からの景観も同様にサイコー!
しばし景観を堪能した後、ずっとここに居たい気持ちを抑えて下山を開始する。
ガレ場&岩場の継子二峰を下り切ると、今度はとても綺麗な小川&お花畑が現れる。
癒される〜♪
暑くなってきたこともあり、ここで休憩がてらレインウェアを脱ぎ、行動食をとる。
それにしても山頂にいるとは思えない景観だ!!
しばし休憩した後、三ノ池に向かって上り返す。
短い距離ではあるがヒーヒー言いながら上り終えると、三ノ池がドーン!と現れる。
ここからの三ノ池もイイネ!
ここから開田頂上に向かって下っていく。
コマクサが所々で咲いている中を下っていくと開田頂上に到着する。
ここからまた上り返すので、気合いを入れ直し、上り始める。
この山道は小さいながらもお花畑が所々にあって元気を与えてくれる♪
とは言いながらも急坂をヒーヒー言いながら上っていき、上り終えると朝方にお世話になったサイノ河原避難小屋が目の前に現れる。
この後、サイノ河原、二ノ池を通過し、剣ヶ峰と剣ヶ峰をトラバースして田の原に向かう分岐に到着し、トラバース道に向かう。
トラバース道はザレているが、アップダウンはほとんどなく歩きやすい。
途中で剣ヶ峰を見上げたり、田の原駐車場を見下ろしたりしながら歩いていく。
途中で雪渓を渡ると王滝口登山道に合流し、下っていく。
それにしても、これから上っていくる方と下っていく方でごった返している(汗)
どうにか大江権現の鳥居をくぐり、砂利道を歩いていくと田の原駐車場の鳥居が現れ、くぐって無事に到着っ!
最初は雨や雷でどうなることかと思ったが、それからは景観や雷鳥、お花畑などが素晴らしく非常に充実した山歩きとなった。
めでたし、めでたし。
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