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Yamareco

記録ID: 326563
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

豪雨の後の快晴♪気持ち良い稜線歩き 三股〜常念岳〜蝶ヶ岳周回

2013年07月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
08:00
距離
17.3km
登り
2,390m
下り
2,373m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:08
休憩
0:30
合計
12:38
距離 17.3km 登り 2,390m 下り 2,390m
3:10
45
林道ゲート前駐車場
3:55
0:00
175
三股
6:50
7:00
43
石室
7:43
0:00
42
小屋方面への分岐点
8:25
8:30
55
常念小屋
9:25
9:36
157
常念山
12:13
0:00
12
蝶槍
12:25
0:00
25
横尾方面分岐
12:50
0:00
6
蝶ヶ岳ヒュッテ
12:56
13:00
94
蝶ヶ岳
14:34
0:00
41
まめうちだいら
15:15
0:00
24
力水
15:39
0:00
9
三股
15:48
林道ゲート前駐車場
3:10 起床
3:38 登山開始
3:55 三股分岐
6:50 石室〜7:00
7:43 小屋方面への分岐点
8:25 常念小屋〜8:30
9:16 山頂、三股分岐点
9:25 常念山頂〜9:36
11:21 2592ピーク
12:13 蝶槍
12:25 横尾方面分岐
12:50 蝶ヶ岳ヒュッテ
12:56 蝶ヶ岳山頂〜13:00
14:34 まめうちだいら
15:15 力水
15:39 三股分岐
15:48 駐車場着
天候 曇りスタート、前常念〜常念小屋まで雨、
それ以降は一気に快晴。
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
19:56 自宅発 0:49 駐車場着 302km

駐車場は広めで舗装。トイレも紙はありました。
アクセス面も特に問題なく、ちゃんと綺麗に舗装された道路です。
コース状況/
危険箇所等
三股分岐から前常念の手前、岩場に出るまでの間、
そして蝶ヶ岳山頂直下から三股まで、共にかなりの急登です。
展望もなく、水場もなく、泥や木の根で滑りやすいので注意。

樹林帯を抜けてから常念岳までは、浮き石も多々ある長い岩場歩き。
常念小屋往復も大小様々な岩場続きです。

常念〜蝶の間はそれはもう飽きない展開の登山道のオンパレード。
岩場から樹林、急な登り下り、緩やかな坂も。


下山後はほりで〜ゆ〜にて入浴。
蝶ヶ岳ヒュッテにて申し出をすれば、500円が400円になるクーポンを戴けます♪
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
駐車場にあるトイレ。
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駐車場にあるトイレ。
ゲートの脇を通り抜けます。
ゲートの脇を通り抜けます。
三股。トイレや登山届けもここです。
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三股。トイレや登山届けもここです。
いよいよ常念方面へ分かれます。
いよいよ常念方面へ分かれます。
真っ暗な中、ヘッデン頼りに樹林帯を行きます。
真っ暗な中、ヘッデン頼りに樹林帯を行きます。
明るくなってきました!
明るくなってきました!
時折、木々の間からこれが現れます!
テンションがぐっとあがります!
時折、木々の間からこれが現れます!
テンションがぐっとあがります!
蝶ヶ岳方面は随分とガスっている様子…
蝶ヶ岳方面は随分とガスっている様子…
しかしこちらはこんなに気持ちよく晴れています♪
しかしこちらはこんなに気持ちよく晴れています♪
うう、てっぺんが見えているのになかなか近づかない。
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うう、てっぺんが見えているのになかなか近づかない。
岩場、結構な斜度なのでしんどかったです。
岩場、結構な斜度なのでしんどかったです。
久しぶりにこんな思いっきり岩場を歩きました。
久しぶりにこんな思いっきり岩場を歩きました。
てっぺんと思っていたのは残念ながら前常念。
すこし雨がぱらついてきたので歴史のある石室に避難。
てっぺんと思っていたのは残念ながら前常念。
すこし雨がぱらついてきたので歴史のある石室に避難。
中はこんな感じ。寝泊りするのもまあ可能ですが…
あんまりしたくないな〜。
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中はこんな感じ。寝泊りするのもまあ可能ですが…
あんまりしたくないな〜。
石室から出たら、一気にガスってしまいました( ; ; )
石室から出たら、一気にガスってしまいました( ; ; )
山頂と小屋への分岐点です。この地点でまだパラパラの雨。
山頂と小屋への分岐点です。この地点でまだパラパラの雨。
もう土砂降り…
引き返していく人多数。
もう土砂降り…
引き返していく人多数。
せっかく防水カメラを買ったのでガレガレな様子も。
土砂降り感はとらえられませんでした。
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せっかく防水カメラを買ったのでガレガレな様子も。
土砂降り感はとらえられませんでした。
すぐ下に見えるはずの小屋もまったく見えず。
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すぐ下に見えるはずの小屋もまったく見えず。
ん!?青空の予感!?
ん!?青空の予感!?
下っていく先のガスがみるみるうちに晴れていきます!
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下っていく先のガスがみるみるうちに晴れていきます!
ひとつ前の写真と3分しか違いません!
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ひとつ前の写真と3分しか違いません!
常念岳もバッチリ!!
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常念岳もバッチリ!!
小屋に到着♪バッジを買って即ターン。
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小屋に到着♪バッジを買って即ターン。
さっきのガレ場も天気が違うだけで、まるで違う印象です。
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さっきのガレ場も天気が違うだけで、まるで違う印象です。
大天井岳方面へもいつか行きたいな♪
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大天井岳方面へもいつか行きたいな♪
ぞくぞくと小屋から登ってきますね♪
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ぞくぞくと小屋から登ってきますね♪
万歳!山頂に到着♪
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万歳!山頂に到着♪
ここではかなり雲が早く流れていたので、ガスったり晴れたり繰り返し。
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ここではかなり雲が早く流れていたので、ガスったり晴れたり繰り返し。
さて!進んでいく方面はこちら。
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さて!進んでいく方面はこちら。
常念山頂直下、青い空に単独登山者の赤が映えます♪
許可をいただき撮影しました♪
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常念山頂直下、青い空に単独登山者の赤が映えます♪
許可をいただき撮影しました♪
う〜ん、たまらない稜線歩きですね。
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う〜ん、たまらない稜線歩きですね。
もう岩々してて最高♪
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もう岩々してて最高♪
自然の作り上げた岩の芸術、その1
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自然の作り上げた岩の芸術、その1
自然の作り上げた岩の芸術、その2
自然の作り上げた岩の芸術、その2
自然の作り上げた岩の芸術、その3
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自然の作り上げた岩の芸術、その3
自然の作り上げた岩の芸術、その4
自然の作り上げた岩の芸術、その4
ペンキマークがニコニコになってるだけで、気持ちが嬉しくなります。
ペンキマークがニコニコになってるだけで、気持ちが嬉しくなります。
自然の作り上げた岩の芸術、その5
自然の作り上げた岩の芸術、その5
お次は樹林帯に突入!
お次は樹林帯に突入!
いきなり随分違う山域に来た印象。
いきなり随分違う山域に来た印象。
この辺から常念岳がよーく見えます♪
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この辺から常念岳がよーく見えます♪
こちらは向かう先の蝶槍。
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こちらは向かう先の蝶槍。
2592ピーク、お花畑が素晴らしい!!
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2592ピーク、お花畑が素晴らしい!!
付近に池もあります。
付近に池もあります。
蝶槍への登りがしんどかった…
これが最後!と振り絞って登りました。
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蝶槍への登りがしんどかった…
これが最後!と振り絞って登りました。
どうしても姿を現さない槍穂。
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どうしても姿を現さない槍穂。
蝶槍の穂先です。
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蝶槍の穂先です。
ここから先はずっとなだらかなので、ぐっと気持ちに余裕が出来ました。
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ここから先はずっとなだらかなので、ぐっと気持ちに余裕が出来ました。
ヒュッテに到着。
ヒュッテに到着。
すぐ山頂にもたどり着けます。
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すぐ山頂にもたどり着けます。
さよなら常念岳。
分岐の三股方面へ帰ります!
さよなら常念岳。
分岐の三股方面へ帰ります!
延々と続く樹林帯。
延々と続く樹林帯。
ゴジラに似た木、ですって!
めっちゃびっくりしました〜
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ゴジラに似た木、ですって!
めっちゃびっくりしました〜
最後の最後に力水。
冷たくてうまい!
最後の最後に力水。
冷たくてうまい!
朝は撮れなかった最後の林道。
未舗装です。
朝は撮れなかった最後の林道。
未舗装です。

感想

以前からこのルートは歩いてみたいと思ってはいたのですが、
いかんせん17時間弱のコースタイム。

常念も蝶も行ってみたいし、どうせなら両方合わせて行きたいし、
稜線歩きしたいし、でも17時間。
あ、このタイムはバッジ購入のためだけに常念小屋往復も含まれています(^^;

なかなか踏ん切りがつかないコースだったのですが、6月の難コースで自信もつき、挑戦に至りました。

スタートタイムをいつもより更に早く3:30に設定。
小屋往復を含めて11:00より前に常念岳の山頂を踏めたら蝶へ、踏めなかったらそのままピストンと決めてスタート。

真っ暗な中、轟々と音を立てる川の流れに怯えながら急登をひたすら登ります。
約1500mも高度を上げるのだから当然といえば当然。

永遠に続くのかと思うと当然そんなことはなく、気がつけば樹林の間から岩をまとった大きな山が見え隠れ。
俄然やる気も湧いてきます!

一気に視界が拓ける稜線に到着!前方に見えるピークへ向かい、少しずつでも確実に前へ進みます。
この辺で蝶ヶ岳方面から黒い雲がどんどん近づいてきました。

山頂と思っていたピークが単なる前常念であることにはさっさと気づきましたが、やっぱりちょっとガックリ(^^;
石室に逃げ込んだ頃、雨足も強くなり、カッパを着込みます。
最近カッパ頻度が高すぎるため、防水カメラを購入♪
雨の中でも写真はバッチリです!

外へ出ると完全にガスに包まれてしまいました。
せっかくの稜線歩きも、ここまで真っ白だとつまらないので、9割がた常念ピストンの頭で先へ進みます。

小屋への分岐点で大きく迷いました。

「山頂へ行ってから行くか、先に小屋へ行くか。」

今山頂に行っても確実にガス、雨。
往復2時間で、劇的に変化する可能性に賭け小屋へ向かいました。

そこからまたどんどんと雨は強くなり雷も激しく鳴り響きます。
それでもなぜか雨具を装備しない人たちもちらほら。
この天気なら小屋からの往復でも持ちましょうよ!


間もなく小屋に着く頃、遠くの空が青く輝き始め、
その小さな輝きはあっという間に空全体を覆い尽くしました!!

やった!!快晴だ!!
これは蝶へ行ける!!

小屋にて2種類それぞれ500円のバッジをひとつだけ買い、即カッパを脱いで山頂へ向かいました。
ここの登りも簡単なものではなく、歩きにくいしルートがわかりにくいし、へとへとです(^^;
でもこのお天気の中、文句は言いません!

山頂に着くと、どうしても穂先を見せない槍の流れが見え隠れ。
やはり三股から、ゆうべは蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊した2人組みの方と道の情報交換。


蝶ヶ岳方面へ向かう道は長く遠く、ずーっと先まで見渡せました。

その方向へ踏み出してすぐ、単独登山者が先ほどの雷で怖い思いをしたとの話を聞き、
無事に帰って笑い話にして下さい!と会話を交わしました。


大きな岩のオブジェをいくつもいくつも越え、登って下って登って下って進みます。

すると今度はひとつだけ樹林帯の山。
なぜそうなのかはわかりませんが、場面転換は一番気分をリフレッシュしてくれるのでありがたいです♪

2592mのピークに立つと、見渡す限りのお花畑!
いろいろな種類の高山植物が咲き乱れています!癒されるな〜♪

が、その次に待ち構えているのが一番の難関であろう蝶槍。
どう考えても稜線上で最も急登のピークが、疲れも蓄積された頃に登場するとは…

常念の先っちょで会話を交わし、その後も抜きつ抜かれつを繰り返してきた大阪からの親子(?)とも「ここは嫌だね〜(笑)」と話してスタート。

とは言うものの、登りにはそんなに苦手意識がないもので、気がつくと中腹、気がつくとピークといった感じ。
途中、3泊4日の大縦走の二人組とも励ましあって登りました。

蝶槍から見える蝶ヶ岳は、それはそれは優しい印象の山頂。
ここからはきつい登りもなく、そこにたどり着けると確信できました。

ヒュッテに寄り、3種類各500円のオリジナルであろう蝶々をモチーフにしたバッジを購入。
時間的なものでしょうけれど山頂を独り占め。

ここから先は、スタート時に登ってきたような樹林帯をひた下ること3時間。
長い長い周回コースも、無事に暗くなり始める前に終了。

最後の最後、力水で顔を洗ったときは本当に気持ちよかったです!

ものすごい達成感で大満足の山行でした♪

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コメント

気持ちいい稜線
nosterさん、こんばんは。

今回はなかなかロングな山行ですね
常念も蝶もそれぞれ単品では行きましたが、この周回コースはいつか歩きたいと思っているコースです
でも常念小屋から常念岳への登り返し、結構きついですよね
バッジの為とはいえ、ちょっと遠い寄り道よく歩きましたね
ゴジラみたいな木、私が5月に見たときよりなんだかリアルですねぇ
私も早くまたお花畑に行きたいなぁ
2013/7/29 23:14
miyucchi〜♪
あ、ハッキリ言ってこのふた山はmiyucchiが行っているレポを見て憧れたんだからね♪

どっちもそれなりにしんどそうだったから一度で済ませてしまえ的な(笑)

小屋往復が、この山行をここまで実行出来なかった一番の原因ですww
2013/7/31 21:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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