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Yamareco

記録ID: 3270938
全員に公開
沢登り
奥秩父

大常木谷遡行〜竜喰谷下降

2021年06月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:29
距離
14.5km
登り
1,954m
下り
1,954m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:13
休憩
0:16
合計
10:29
7:22
33
スタート地点
7:55
8:05
17
8:22
8:28
533
17:21
17:21
30
17:51
ゴール地点
天候 曇り時々晴
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大常木トンネル出口右のスペース
大体5台くらい停められる
コース状況/
危険箇所等
一ノ瀬林道は崩壊のため車での通行はできない
笠取の方から回っても土砂で道が塞がっているので、手前に止めて入溪ポイントまで歩くのが早い。

沢については、千苦ノ滝(25m)以外はだいたい登れる。
千苦ノ滝は高巻必要があるが、多数の踏み後があるため、トラバースルートは若干分かりづらい。
道も悪く、過去に事故も起きているため、ロープを使用して慎重に通過した。

綺麗なナメも多数だがこの日は比較的滑りやすく、転倒するメンバーもいたので、慎重に歩いた方が良さそう。

泳ぎは、水量が少なめだったため、そこまで距離があるものはなく、特に難しくはなかった。

一ノ瀬林道は、過去の登山道だが、橋の崩落などでだいぶ荒れている。道はしっかり跡が残っているため、慎重に見極めれば迷うことはなさそう。小屋跡を明瞭で泊まり沢なら幕営適地となりそう。
その他周辺情報 温泉:
もえぎの湯
→下山が遅かったこともありのめこい湯19:00まで(受付18:00)の閉館に間に合わず
 20:00まで(受付19:00)やっているもえぎの湯で入浴した。
ごはん:
店がやっていないためなし
もえぎの湯の食堂も17:30で閉店していた
林道一ノ瀬線は入り口からゲート封鎖されているため入り口から歩く
2021年06月12日 07:25撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 7:25
林道一ノ瀬線は入り口からゲート封鎖されているため入り口から歩く
山火事の看板から踏み跡を頼りに歩く
2021年06月12日 07:50撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 7:50
山火事の看板から踏み跡を頼りに歩く
踏み跡はしっかりついている
2021年06月12日 08:05撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 8:05
踏み跡はしっかりついている
黄色テープも至る所に張っている
2021年06月12日 08:07撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 8:07
黄色テープも至る所に張っている
入渓点には赤テープ
大常木沢なのでここから少し下降する
2021年06月12日 08:14撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
6/12 8:14
入渓点には赤テープ
大常木沢なのでここから少し下降する
大常木沢出会い。
増水注意の看板がある。
2021年06月12日 08:25撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
6/12 8:25
大常木沢出会い。
増水注意の看板がある。
泳ぐ
2021年06月12日 08:47撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 8:47
泳ぐ
へつる
2021年06月12日 09:20撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
2
6/12 9:20
へつる
この滝(千苦の滝)は左岸を大高巻き。
尾根に登りすぎると違う方向に行くことになるので注意。
基本は高巻く高さと滝の高さを意識しつつトラバースする。
2021年06月12日 09:31撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 9:31
この滝(千苦の滝)は左岸を大高巻き。
尾根に登りすぎると違う方向に行くことになるので注意。
基本は高巻く高さと滝の高さを意識しつつトラバースする。
千苦の滝を上から見たところ。直登しても取り付く部分がなく悪い。
2021年06月12日 10:53撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 10:53
千苦の滝を上から見たところ。直登しても取り付く部分がなく悪い。
千苦の滝の巻きは一度尾根に出たが、そのまま進むとルートからかなり外れそうだったので、途中からトラバースした。写真は滝の落ち口やや上から懸垂下降で降りてきた箇所。(クライムダウンもできるが、懸垂下降の方が安全で早いと思われる。)
2021年06月12日 10:53撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 10:53
千苦の滝の巻きは一度尾根に出たが、そのまま進むとルートからかなり外れそうだったので、途中からトラバースした。写真は滝の落ち口やや上から懸垂下降で降りてきた箇所。(クライムダウンもできるが、懸垂下降の方が安全で早いと思われる。)
つっぱる
2021年06月12日 11:28撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 11:28
つっぱる
右岸を巻けるがあえて泳いで登る。
2021年06月12日 11:41撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 11:41
右岸を巻けるがあえて泳いで登る。
右壁、左壁どちらも水流に足がなく登りにくい
2021年06月12日 11:43撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 11:43
右壁、左壁どちらも水流に足がなく登りにくい
泳ぎが多くて、冷えた身体を太陽で温まった岩で暖を取る同行者たち。日が射すのはゴルジュ帯を抜けたあたりから。
2021年06月12日 12:15撮影 by  Pixel 5, Google
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6/12 12:15
泳ぎが多くて、冷えた身体を太陽で温まった岩で暖を取る同行者たち。日が射すのはゴルジュ帯を抜けたあたりから。
不動滝(二段5m、7m)の上部。転勤という名の沢留学で力をつけたmusasabijumpがフリーで登り、後続はありがたくフォローで登る。滑ってて登りにくいが、階段状になっており、ルートは取りやすい。
2021年06月12日 12:42撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 12:42
不動滝(二段5m、7m)の上部。転勤という名の沢留学で力をつけたmusasabijumpがフリーで登り、後続はありがたくフォローで登る。滑ってて登りにくいが、階段状になっており、ルートは取りやすい。
不動の滝7m。下部はスタンスもしっかりしておりルートが取りやすいが、上部は持ち手がなくやや難しい。
2021年06月12日 12:53撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 12:53
不動の滝7m。下部はスタンスもしっかりしておりルートが取りやすいが、上部は持ち手がなくやや難しい。
2021年06月12日 12:58撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 12:58
適当な尾根から大常木谷〜竜バミ谷に通っている登山道に詰める。
尾根の上には小屋の残骸がある。
2021年06月12日 13:33撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
6/12 13:33
適当な尾根から大常木谷〜竜バミ谷に通っている登山道に詰める。
尾根の上には小屋の残骸がある。
これは浴槽?
2021年06月12日 13:35撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 13:35
これは浴槽?
尾根を上がると登山道にぶつかる。
2021年06月12日 14:03撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 14:03
尾根を上がると登山道にぶつかる。
この登山道ができているのがだいぶ前なので少し不安・・・。
2021年06月12日 14:12撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 14:12
この登山道ができているのがだいぶ前なので少し不安・・・。
登山道途中の竜バミ谷の枝沢から下降し、竜バミ谷に合流する
2021年06月12日 15:04撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 15:04
登山道途中の竜バミ谷の枝沢から下降し、竜バミ谷に合流する
竜バミ谷出会いまで下降。
この滝は登りにくそうに見えるが左壁から登る。
すこしぬめっているので注意。
2021年06月12日 16:48撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 16:48
竜バミ谷出会いまで下降。
この滝は登りにくそうに見えるが左壁から登る。
すこしぬめっているので注意。
沢からすぐに林道が見える。
2021年06月12日 16:51撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 16:51
沢からすぐに林道が見える。
沢から上がったらこんな感じ
2021年06月12日 16:54撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
6/12 16:54
沢から上がったらこんな感じ
少し道が荒れている。
この荒れのせいで封鎖されているのかと思ったが・・・。
2021年06月12日 16:54撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 16:54
少し道が荒れている。
この荒れのせいで封鎖されているのかと思ったが・・・。
結構な量の土砂。林道に出てひと心地ついたと思ったが、こんなところで最後の核心が待っていたとは、、、
2021年06月12日 17:05撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 17:05
結構な量の土砂。林道に出てひと心地ついたと思ったが、こんなところで最後の核心が待っていたとは、、、
2021年06月12日 17:05撮影 by  Pixel 5, Google
6/12 17:05
林道ががっつり山抜けの影響を受けていた。
2021年06月12日 17:07撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 17:07
林道ががっつり山抜けの影響を受けていた。
一応整備を行っていただいているよう・・・。
2021年06月12日 17:08撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 17:08
一応整備を行っていただいているよう・・・。
林道一ノ瀬線は令和4年の1月31日に復旧予定とのこと。
2021年06月12日 17:44撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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6/12 17:44
林道一ノ瀬線は令和4年の1月31日に復旧予定とのこと。

装備

MYアイテム
りょう
重量:-kg
個人装備
昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット フローティングロープ

感想

大常木谷は谷が多く、泳ぎ、登りなど一通り遊べる。
危険個所は「千苦ノ滝」の高巻きで高度感が有る上、踏み跡が不安定。
過去に事故が起きているので特にここは注意が必要。
我々は危険個所のトラバースはフィックスを数か所張り、最後は懸垂で沢床に降りた。
2段5m+7mの不動滝を越えた後は広いゴーロ地形になっており適当な尾根から乗って大常木林道に詰めたほうが良い。
大常木林道は最終的に竜バミ谷の上部にぶつかるが我々は遊びすぎたので途中の枝沢から降りることとした。

沢登の先輩達と一緒に大常木谷〜竜喰谷に行きました。ゴルジュ帯での泳ぎ(今回は比較的水量少なめ)、滝登り(登れるメンバーがいたのでリードして貰い積極的にトライ)、懸垂下降、沢下降など今回もいろいろな経験が出来ました。

気温は低めだったものの、極端な寒さは感じず、日帰りにしてはロングなルートを無事に日没までに歩きとおすことが出来ました。

初めて&久しぶりのメンバーとの山行となり、楽しい1日になりました。
ロープのセットなどそろそろ自分で出来るようにならなきゃなぁ〜。。

PS
今回使用した大常木林道について、林道の歴史や経緯などが気になったので調べてみました。備忘録としてメモしておきます。
・林道の成り立ち
大正末期に開通した非常に古い林道のようで、開通当時は東京、丹波方面と将監峠を結ぶ最短経路であったとのこと。当時は会所小屋経由の経路のほか、御岳沢下の広い河原の部分で谷を渡って、右岸の小尾根に取りつき登る道もあったという。
・廃道となるまで
大正15年の将監峠〜飛龍〜雲取の都県境伝いの道[の開通により、登山道としての価値は著しく減少したそう。昭和5年に山岳雑誌に軽く紹介された以外、登山案内図には常に収載されながら積極的にガイドされることはなかったとのこと。
・その後
人気の沢である大常木谷に近いことから、登山者よりもむしろ私たちのような沢登のルートとして使用され、登山道として使用されなくなった今でもそれなりに道が残っているとのこと。また、今回大常木林道への入り口となった会所小屋は、安政年間の御用木伐採、昭和4年の東京市有林間伐、昭和30年代の岩岳尾根伐採などに使われたらしく、必要に応じて幾度となく立て替えられてきたようです。しかし諸記録を並べ見て推測するに、昭和50年代に倒壊したようであるとのこと。
小屋跡はわずかな石垣と溯行者の焚き火跡(現在は幕営最適ポイントだと思います)を残すののみで綺麗に片付けるられていました。

参考URL
http://medi-terra.net/yama/shigoto/ootsunegi.html

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