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Yamareco

記録ID: 329282
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初の上高地は島々〜徳本峠〜霞沢岳から

2013年08月03日(土) 〜 2013年08月04日(日)
 - 拍手
GPS
28:43
距離
32.8km
登り
2,604m
下り
1,810m

コースタイム

7:00 登山開始
8:25 二俣
9:23 中間ベンチ〜9:35
10:33 岩魚留小屋
11:25 休憩〜11:40
12:00 残り1.9km地点
12:20 力水〜12:30
13:15 徳本小屋

2:00 起床
2:31 登山開始
3:10 ジャンクションピーク
5:02 K1
5:20 K2
5:38 霞沢岳山頂〜5:52
6:20 K1
7:53 ジャンクションピーク
8:28 テン場着
9:05 下山開始
10:20 明神館方面への分岐
11:43 バスターミナル着
12:40 新島々行きバス発
13:37 島々着
13:49 駐車場着
天候 8/3 晴れ 時々 曇り
8/4 曇り 一時 雨 以降 概ね晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
19:56 自宅発
1:23 駐車場着 365km

写真で駐車場の説明を入れています。
2〜30台ほど停められそうな砂利駐、トイレ等一切なし。
コース状況/
危険箇所等
全体的にしっかりとした登山道なので、特に危険な所はありません。
駐車場の様子。
車が通れるような道を1.5時間ほど歩きます。
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車が通れるような道を1.5時間ほど歩きます。
山あいになにやら大きなシルエットもちらほら。
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山あいになにやら大きなシルエットもちらほら。
二俣以降は本格的な登山道です。しっかりとしていて歩きやすい。
二俣以降は本格的な登山道です。しっかりとしていて歩きやすい。
場所によってはこのような木道?も張り巡らされています。
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場所によってはこのような木道?も張り巡らされています。
岩魚止小屋に到着。ここまでも長い。
岩魚止小屋に到着。ここまでも長い。
少々不安な橋も、何度も渡ります。
少々不安な橋も、何度も渡ります。
落ち着いて休憩をした所です。
川の流れも緩やかで居心地が良かった。
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落ち着いて休憩をした所です。
川の流れも緩やかで居心地が良かった。
ちから水、最高の命名!本当に力をもらいました!
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ちから水、最高の命名!本当に力をもらいました!
やっとのことで徳本峠に到着♪
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やっとのことで徳本峠に到着♪
残念ながら姿を隠しています。
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残念ながら姿を隠しています。
テント場も宿も沢山の様子。
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テント場も宿も沢山の様子。
たまーに明神岳や前穂は姿を見せてくれるのですが…
たまーに明神岳や前穂は姿を見せてくれるのですが…
一眠りして、夕方!
全貌をあらわしてくれました!!!
こりゃぁ涙ものなのも頷けます!
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一眠りして、夕方!
全貌をあらわしてくれました!!!
こりゃぁ涙ものなのも頷けます!
真っ暗闇のジャンクションピーク。
真っ暗闇のジャンクションピーク。
まだまだヘッデンが必要。曇ってはいるけど結構遠くまで見渡せました。
まだまだヘッデンが必要。曇ってはいるけど結構遠くまで見渡せました。
一応御来光。K1の直下あたりで迎えました。
一応御来光。K1の直下あたりで迎えました。
K1までの登り、今回一番キツかった!
登りきった時の達成感は格別。
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K1までの登り、今回一番キツかった!
登りきった時の達成感は格別。
K2を越えて、目指す霞沢岳は目前♪
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K2を越えて、目指す霞沢岳は目前♪
到着〜♪
ピークは狭いです。
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到着〜♪
ピークは狭いです。
残念ながら穂高連峰は望めず。
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残念ながら穂高連峰は望めず。
お花畑、綺麗でした♪
お花畑、綺麗でした♪
こちらは明神方面へ下山時の沢。
何度も道と交差し、喉を潤してくれます。
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こちらは明神方面へ下山時の沢。
何度も道と交差し、喉を潤してくれます。
なんとまあ整備された登山道でしょう。
最後の方はホント綺麗。
なんとまあ整備された登山道でしょう。
最後の方はホント綺麗。
明神館まで来ると一気に人口が爆発します!
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明神館まで来ると一気に人口が爆発します!
せっかくなので明神池へ。神秘的!
水がめっちゃ澄んでる!!
せっかくなので明神池へ。神秘的!
水がめっちゃ澄んでる!!
これくらい綺麗なら「逆さ○○」とか、様になりますね。
これくらい綺麗なら「逆さ○○」とか、様になりますね。
長い長い平坦な道の果てにかっぱ橋に到着。
長い長い平坦な道の果てにかっぱ橋に到着。
島々行きの切符。1850円です。
島々行きの切符。1850円です。
約1時間、睡眠をありがとう!
この「徳本峠入口看板」を曲がって、ずっと直進していけば駐車場があります。
約1時間、睡眠をありがとう!
この「徳本峠入口看板」を曲がって、ずっと直進していけば駐車場があります。
徒歩およそ10分ほど。川を右手に見て最後の歩き。
徒歩およそ10分ほど。川を右手に見て最後の歩き。
柵を開けて入ります。
「開けたら閉めよう!」
柵を開けて入ります。
「開けたら閉めよう!」

感想

上高地に初めて足を踏み入れる際は、必ず「徳本峠」から。

徳本峠(とくごうとうげ)の存在を知り、その歴史を調べた時からそう決めていました。
1933年に道路が開通するまでは、ここを通らない限り槍ヶ岳も穂高岳も行けなかったそう。
そんな古くからあるクラシックコースを通る事で、今の便利さを、よりありがたく感じることが出来るのではないだろうか?

そんなこんなでこの機会が訪れました♪

松本インターから国道を上高地に向け、新島々の駅を過ぎた頃、
ほどなく右折箇所があります。
しっかりとした「徳本峠入口」の看板があるので見落とさないでください。

看板を右折すると、すぐに郵便局があります。
その駐車場の中?に最後の公衆トイレがあります。駐車場にはないので要注意。

害獣対策の柵が閉まっているので、鎖を外して開けて進みます。
「必ず閉めてください」のルールは守りましょう♪



はじめの1時間半程はやや退屈な林道歩き。
沢も随分と下の方だし、展望も特にありません。

二俣に公衆トイレがありました。
中は覗いていませんので詳細は不明。

いよいよ本格的な登山道が始まります。

ここから徳本峠までの、全体の8割程でしょうか?
きつすぎず、ゆるすぎず、アップダウンがずっと続きます。
その間、沢を渡ることも多々ありますが、基本的にしっかりとした橋がかかっているので、
靴が濡れるようなことはなかったと記憶しています。

長いコースでしたが、すれ違った人は片手以下の数。
存分に静かな山歩きを堪能できました♪

峠まで残り1.9kmの看板が出てきたらいよいよ大詰めです。
ここからは延々と九十九折の登りあげが続きます。
折り返す度に息を整え、へばりへばり進む中、頭の片隅にしかなかった「ちから水」!

キンキンに冷えた美味しい水をたっぷりと飲み、
全カラペットボトルに充填!顔を洗い、腕を洗い、本当にリフレッシュ♪♪

この気持ちよさをギリギリ維持したまま、ようやく徳本峠の小屋に到着〜!


まず目に入ってきたのが、分厚い雲をまとった大きな山塊。
穂高だ、と直感で感じました。残念ながらそう簡単には拝ませてくれそうにありません。

重いザックを地面にどさりと置き、まずはテント場の受付。
一人600円。
そして霞沢岳と徳本小屋のバッジも購入。600円*2なのですが、2つ買うと1000円にまけていただけます♪

テントを張り、まずはちょこっと仮眠。
1時間ほど寝たでしょうか?徒歩45秒と書いてある展望台へ行ってみました。

たった45秒で何が変わるの?と思っていたら大間違い。随分と変わるものです。

厚い雲は変わっておらず、明神、前穂あたりが出たり入ったり。
明日に期待し、夕飯を作って寝ることにしました。

と言っても16時頃に寝てもしっかり寝付けず、18時に一度外へ。
すると今度は一気にお目見え!!
ウェストン氏が涙するのも納得!

こればっかりは自分の腕では写真に収めることが出来ず、悔しいものです。
雄大なその姿に、時の流れを忘れてしばし見入りました。

結局、翌日は曇り〜小雨等の良くない天気だったため、ここで見ることが出来て本当にラッキーでした。



朝2時。

それを朝と呼ぶかどうかは当事者の行動に沿っているためさて置き、
真っ暗な、そして息は真っ白な中、上着を着て起き出し、
寝る前にサブザックに詰めた必要品だけを持って、明神方面の登山道へ抜け出しました。
全員が寝ている中、ガサゴソと朝食を摂るのはあまりにも迷惑。
離れた場所にてささっとカップ麺を食べ、またテントに戻っては必要品を入れ替え、
そそくさと霞方面へ出発!2:30ですww

真っっ暗な中、ヘッドライトの明かりだけを頼りに約2時間。
空には満天の星!
こんな空を撮影する方法も、今度勉強しておこうっと♪

熊鈴をリンリン鳴らしながら歩いたからなのか、何かガサガサする気配もないまま日は登り始めました。
赤い赤い朝日、今から登り上げるK1ピークを照らします。

そこまでの道のり、大雑把にですが…

展望台からジャンクションピークまではひたすら九十九折の登り一辺倒。
ピークからK1直下までは、どちらかというと下りの方が多い、緩やかなアップダウンの繰り返しです。

そしてK1。
ここが今回の山行で一番キツかった箇所。

急登、そしてガレガレで滑りやすい、長い、見た目的にもキツさが伺えます。
足元がしっかりしたところに来る度に何度も深呼吸しながらなんとか到着。

そこについた時の風、心地よかったっけな〜〜。
大変だと、必ずその後に何かそれ以上のものが待っていますね♪

本来ここから穂高連峰が素晴らしいのでしょうけれど、今回はお預け。
怪我せず続けていればまた機会は訪れます♪

K1からK2、そして霞へは特にきつくもなくサクッとたどり着けることでしょう。
狭い山頂でしばらくたたずみ、雲が晴れないことを悟ると復路へつきます。

K1を下り、平坦な道を進み始めた頃、一般的な時間に起床し、歩き始めた方々と続々すれ違いました。
この辺りは道幅が狭く、すれ違いもしにくいので注意が必要です。

残り30分ほどでテン場に着きそうな頃、怪しい雲が広がり始めました。
急いで下山し、休憩もしないままテントを撤収。概ねまとめ終わった頃に雨が降りだしました。

小屋前にある雨よけの下を借り、しっかりと雨具を装着し、初めての上高地へ向かいます。

この道は下るのみ!
逆を返せば、明神から徳本へ向かう時は登りっきりなわけですね。
それを考えると結構大変そうな道ではありますが…今日は下るのみ!

2度3度、水場を経由し、歩きやすい登山道はいつの間にか明神館の前の人だかりまで導いてくれました。

明神池をふらっと見学し、自然探索路をかっぱ橋方面へ、
今しがた槍ヶ岳から帰還中のご夫婦と楽しくお話しながら歩いたのであっという間でした。

バスターミナルにてチケットを購入。
バスに揺られながら少しの時間でも仮眠をとることが出来たので、帰路は随分と楽でした。

島々の停留所で降り、駐車場まではおよそ10分ほど。
思ったよりもかからずに助かりました♪


これで昔の人の足取りを、少しは知ることが出来た…かな?
大満足の2日間でした!

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