千葉らくぶり!! 鹿野山から上総湊駅へ下る。
- GPS
- 03:54
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 220m
- 下り
- 542m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
〈行き〉 自宅最寄駅→佐貫町駅→鹿野山バス停(日東バス) 〈帰り〉 上総湊駅→袖ヶ浦駅(温泉)→千葉駅→自宅最寄駅 |
その他周辺情報 | 松屋自宅最寄駅店 カレー あさると 天然温泉「湯舞音」 蒙古タンメン中本千葉店 |
写真
感想
関東百名山2019がヤマレコに登場してから、鹿野山は行かなければならない山になった。もちろん、千葉県の山であることもあり、積雪などは考えずに冬季間に行くものと思われたのだが、結局コロナの関係で千葉県に出向くことはこの冬はなかったのである。
そう、久しぶりの千葉県に行こうと思っていたのである。
この土日、2日とも晴れであれば車を出して遠征しようと思っていたが天気予報は、土曜日は北関東は悪く、日曜日も関東は雨マーク。台風接近により梅雨前線が刺激・上昇することでザーザー降りの雨という予報であった。
よって、土曜日はわりかし雨が降る確率が低そうな千葉方面、日曜日は家にいるか傘さし神奈川歩きという方針が示されたのである。
さて、鹿野山にただ行くのであれば山頂付近にたくさん無料駐車場がある。しかし、たかだか1日で車を持っていくのは気が引ける。フェリーにしろ海ほたる経由にしろマネーが嵩むのだ。
佐貫町から1日5便鹿野山までバスが出ている。このバスを有効活用できないかと考えた。この5便の始発は佐貫町駅を9時58分に出る。その時間にここに辿り着くには自宅から十分可能である。今回は電車酒場など他の要素もあったため東京湾周遊コースを取ったが、自宅から久里浜駅→東京湾フェリ→浜金谷駅→佐貫町駅でも時間的には余裕だ。ちなみに、タクシー料金を調べてみると佐貫町駅からだと4600円、上総湊駅からだと5100円と出た。
自宅からの一番電車に乗れば8時半ごろに佐貫町駅に辿り着くことができる、そこで1時間半ただ待つのであればタクシーをとも思ったのだが、この値段を見てその考えはなくなった。
結局、自宅からの3番電車に乗り佐貫町駅には9時前にたどり着いた。1時間近く待ちバスに乗って鹿野山を目指したのである。ちなみに、バスは580円、Suicaなどは使えない、ただ、バスに両替機は付いているので千円札があれば大丈夫だ。
神野寺バス停までは4人の乗客が乗った。休日の土曜日でこの人数だったら路線維持は大丈夫かなと思う。目の前には関東で最初のお寺である神野寺があるが、帰りに寄ろう。まずはアスファルトで白鳥神社を目指した。
鹿野山の最高峰は白鳥神社の裏にある。山レコでここの写真が紹介されているが、それは白鳥神社の写真である。よって、白鳥神社までやって来て登頂と思い引き返す人もいるのではないかと思われる。私は右側からさらに上にあると思われる踏み跡を進んでいく。そう、ここは腰くらいまである草の道で、そこは生き物の楽園であった。数種類の蝶、ヒガシニホントカゲ、がさっと動いて逃げたのはどうもアオダイショウっぽい。そんな中、ぐんぐんと標高を上げていったところが山頂だった。
そこには石でできたモニュメントと「日本武草薙」と書かれた石碑があった。そうか、ここは日本武尊の東征に関係がある場所であったのだろう。千葉県では2番目に高いという山、上総国では最高峰になることもあり目立つところであったのだろう。
白鳥神社まで戻れば、今日はもうトレイルはない、あとはすべてアスファルトになる。
神野寺は598年に聖徳太子によって創建された関東地方最古の寺とされている。現在は真言宗の寺として営みが行われているが、昭和54年に起きたベンガルトラ脱走事件を思い出す人もいるかもしれない。
現在は、古刹として参拝者をただただ受け入れていた。建物ももちろん創建時のものが残れているわけではない。令和元年房総台風でかなりの被害を出したこともあり、一部はまだ再建中だった。
あとは、上総湊駅を目指して山を下っていくわけだ。
マザー牧場の横を通る、この日も駐車場は満車で臨時駐車場にも続々と車が入ってくる。そして、この県道はほとんど歩道はない、よって向こう側から車が来て気づいてもらえるように道の右側を歩いていく。
県道から見える範囲でマザー牧場内を撮影し、中で楽しんでいる人の笑顔を伺うこともできた。南側には房総の山が見えているが私には同定はできない。
ここからはひたすらに歩道のない県道を海に向けて下っていくのだ。
歩道はない、道は狭い、自動車同士がすれ違うのはまだいいが、大型同志になるとどちらかが待たなければならない。そんな中を、ひたすらに右側を下り続ける。時々GPSを見てはあとどれくらいかと算段する。畑や田んぼが増えてきたように見えてくると上総湊の町並みは近い。
天羽高校からは近道を行き上総湊駅方面に向かった。
さて、昼食は「カレーあさると」さんに決めている。かつてこの辺りを歩いた時に、anoyama-getさんにお勧めされてるのだ。かつては、イカいっぱいカレーなどイカ1はいをイカリングにしたものが具だったりと豪華さあふれるメニューだったというが、今は辛めのカレー屋さんというイメージである。しかし、店内のミリタリーグッズなど個性的なところはあるが、なかなか美味しくいただけた。特に、シーフードミックスカレーに入っていた牡蠣がクリーミーで見事な火加減でした。辛さ3倍は私にとっては水いらず、次に行くことがあれば辛さ4に挑戦したいと思った。
駅に着くとすぐに登りの電車が来るという、飛び乗る前にGPSを切り、2両編成の電車に飛び乗った。君津駅で「君津の刃!!」とか言っている高校生を横目に久里浜行に乗る、しかし下りるのは袖ヶ浦駅だ。
袖ヶ浦駅前に新たな温泉がオープンしているのを事前の情報で知っていたのだ。湯舞音(ゆぶね)という温泉は、黒湯で「含ヨウ素・ナトリウム・塩化物泉」で毎分260リットルほど出ている。アルカリ性で、入ると肌がぬるぬるしてくる温泉だった。しかも、39度程度で長く入っていられる温泉で、お湯やアメニティは素晴らしいものがあった。
残念だったのはレストラン、クラフトビールを頼んだのが間違いだったのか間違いだったのか、グラスは3口サイズ。一口で飲み干した、これで700円・・・。ああ、あさかわ食堂が懐かしいなあ。
結局、昼食が少なめだったこともあり千葉の蒙古タンメン中本で一つ食べ、電車酒場で帰宅した。伊坂幸太郎の「AX」は「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く殺し屋小説第3弾なのだが、殺し屋の哀愁漂うところが共感できた。前2作品がエンターテインメント作品であるならばこの作品は人間劇というものであろう。
途中まで読み帰宅した。次の日に大船駅のベンチで最後まで読み切った。
さて、この鹿野山まで自宅から繋がっている赤線。次回は同じバスに乗り久留里線の上総亀山駅を目指すのはどうだろうか。その後小湊鉄道まで歩くことができれば、房総半島を横断する赤線が描けそうだ。
また、鹿野山から南に向かうのもよいかもしれない。そうすると高宕山の赤線を回収することにもなる。まあ、次に来るのは冬だと思うが、冬にはまた房総の赤線を充実させたいと思う。
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