ギボウシとオカトラノオ咲く「奥高尾高原」そして新天狗様と蓮の花も―高尾山から小仏城山へ
- GPS
- 03:15
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 738m
- 下り
- 754m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
梅雨前線の北上に伴い今日から天気が悪いのかと思っていたのだが、7時に目が覚めると窓から陽が射し込んでいるではないか。
どこか奥多摩辺りを予定しておけばよかったなと思いつつ二度寝をして目覚めると9時過ぎ。
外を見ると先ほどよりは雲が増えていたがまだ天気はいい。
これを逃すと6月の湿ってはいるが夏間近の気持ちのいい風を感じられる登山は来年までできないので、突然の思いつきで時間が遅かった時の高尾山〜小仏城山を歩くことにする。
去年も突然思いつきで6月に登りに行ったものだ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2382672.html
高尾山口駅前は思ったよりも賑わっていたが、いつもの二軒茶屋登山口から登る、勝手に名付けた「裏琵琶滝コース」に入るとほとんど人はいなくなる。
そして混雑する1号路は避け、2号路、3号路と快適な道をすすむ。
高尾山山頂では4月に設置されてから3回目に見るオリンピックシンボルのモニュメントを横目に通り過ぎる。
毎回これを見るのも今回が最後だなと思いつつ、また見ることになっている。
今回も最後かなと思っているのだが、また来るかもしれない。
6月下旬ともなるとキアシドクガが舞うこともなく、ヤマユリの季節にはまだ早い。
オオバギボウシの蕾が膨らみつつあり、一部では咲き始めていた。
高尾山山頂を過ぎ小仏城山に向かう一丁平付近は一部草原状になっている。
今の時期はちょうどオカトラノオが花盛りだった。
去年までこの蒸し暑くなる時期に高尾山〜小仏城山はほとんど歩いたことがなかったのだが、去年はこの時期によく歩いた。
そして、この蒸し暑くなる時期のこの辺りもすごく魅力的なのだ。
陣馬山山頂も広く草原状になっているので観光地化するために「陣馬高原」と名付けられ、「陣場山」より「陣馬山」の名前が定着した。
(なので、1967年に指定された東京都立高尾陣場自然公園は「陣場」、1983年に指定された神奈川県立陣馬相模湖自然公園は「陣馬」の字を使っている。)
この高尾山から先奥高尾と呼ばれる、一丁平、小仏城山、景信山あたりも人工林が刈り払われたりと一部草原状になっているところがあり、この時期に来ると高原の趣がある。
小仏城山山頂直下の伐採地の「草原」には丸太の椅子も設置されていて、高原気分を盛り立てている。
なので今回勝手に「奥高尾高原」と名付けることにした。
まあこんな観光地のような俗称を付けなくても充分その魅力は広く知られているようで、小仏城山山頂も思いのほか賑わっていた。
驚いたことに去年朽ちてきていて、今年の春にはいなくなってしまった木彫りの天狗様の代わりに、新天狗様が登場していた。
眼もランランと黄色に輝いていて、前の天狗様よりも若々しい。
小仏城山から先は元破線ルートの北東尾根を行く。
ここ最近この破線ルートは実線のルートに格上げされたようだ。
確かに危ないところもないしっかりとした登山道になっているし、途中丸太のベンチが新設されていた。
人も少なく気分よく鼻歌を歌いながら進む。
この低いテンションから一転サビでいっきに盛り上がる曲は何だったかと歌いつつ思い出した題名は折坂悠太の『朝顔』だった。
日影沢まで下りると、昨年は一昨年の台風被害でえぐれたままになっていたが、林道もきれいに直っていた。
日影から旧甲州街道を高尾駅まで歩く。
裏高尾バス停前には梅の実が大量に落ちていて、6月も終わりだなあと思う。
そして駒木野庭園ではもうハスが咲いていた。
雨が少なく暑い日が多いので、今年は蓮の花も早いのだろうか。
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