すぐそこに高尾山があるから―高尾山〜小仏城山でキアシドクガとノイバラ
- GPS
- 03:15
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 698m
- 下り
- 713m
コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
朝起きると思いのほか天気がよく、窓からは梅雨入り間近を感じさせる湿った、しかし心地よい強さの風が吹き込んでくる。
晴れたら山に行こうかなと思いつつ、今日の予定は立てていなかったので、どうしようかなと思いつつゴロゴロしていると、既に時計は10時を回っている。
ネットの動画でも見ようかとPCのスイッチを入れたのだが、これで1日を潰してしまうと明日からの1週間絶対後悔するに違いない。
と思い、急遽「すぐそこにある」高尾山に行くことにした。
この時期ならミズキの花が咲いているだろうか。
高尾山に行くことを決断してから20分後高尾山口駅に降り立つ。
いや、こんなに近くに高尾山があって本当にありがたい。
お店も全部開いているようで、高尾山口駅前とケーブルカーの清滝駅前は思いのほか賑わっていた。
ただ、ケーブルカーに乗る人と、稲荷山コースを行く人が多いようで、6号路へまっすぐと進んでいくと、そんなに人は多くない。
6月もここまで来ると新緑ではないが、周囲はまだ夏前のやわらかい緑色で包まれている。
頭の中では秋山黄色の『Caffeine』が流れていて、そのテンポで歩いていたのと一人だということもあり、思いのほか早く高尾山山頂に到着。
手前の大きなトイレには、水道水がポンプアップされているので、きれいな水で顔を洗えるのが気持ちがいい。
高尾山山頂から先、奥高尾に進むと突然人が少なくなる。
以前はそんな感じだったのだが、ここ数年は奥高尾にも人があふれていた。
が、その以前の静寂を取り戻したかのようだ。
あちこちで木々に白い蝶が群れている。
おそらく繁殖活動中なのだろう大量の白い蝶がくっついたり離れたりしていて、そこに雲間から陽が当たり不気味に光っている。
近づいて見ると、全体が鱗粉に覆われていて、どちらかというと蛾のようだった。
帰宅後調べてみるとキアシドクガだと分かる。
小仏城山の山頂に到着する。
10年ほど前にできた木彫りの天狗の像がかなり傷んでいて痛々しい。
2軒ある茶店はどちらも営業しているようで、それなりに人出がある。
ただ、外れにあるテーブル席は何個も空いていたので、そこで家を出る時唯一持ってきた最中を食べる。
10月に友人たちと高尾山に登った時の食事とはえらい違いである。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2068469.html
この最中「季よせ」の最中なのだが、八王子市内で買うと「片倉城」で高幡不動で買うと「五重塔」と名前が変わる。
梅雨入り間近を感じさせる湿った風がここでも心地よい強さで吹いている。
わずか2時間ほど前のあの決断は間違っていなかった。
帰りは歩いたことのない日影林道を下りることにした。
ミズキの花は終わっていて、あたりにはノイバラの白い花がたくさん咲いていた。
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