コバイケイソウ大開花の白山(平瀬道)

2013年08月05日(月) 〜 2013年08月06日(火)

• GPS: 29:40
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,705m
• 下り: 1,705m

コースタイム

<8/5>
6:55大白川温泉-9:25大倉山避難小屋-11:20展望歩道合流点-12:10室堂ビジターセンター-14:00御前峰-15:00千蛇ヶ池-15:50室堂ビジターセンター
<8/6>
7:20室堂ビジターセンター-8:10御前峰-9:25室堂ビジターセンター-9:45展望歩道分岐-10:45大倉山避難小屋-12:20大白川温泉

天候

曇り時々雨、夜は土砂降り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大白川温泉の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

平瀬温泉から県道白山公園線を30分走ったところが、平瀬道の登山口。この県道は大雨でしばしば通行止めになるので要注意。この度も大雨で下山日の6:20から昼過ぎまで通行止めとなり、条件が悪ければ、閉じ込められるところであった。
登山道自体は一箇所崩れているところがあったが、特に危険なし。

写真

8/5 6:53

平瀬道登山口

8/5 9:43

イブキトラノオ群落

8/5 10:02

ニッコウキスゲ

8/5 10:04

キヌガサソウ

8/5 10:34

シモツケソウ

8/5 11:54

クロユリ群落

8/5 11:55

アオノツガザクラ群落

8/5 13:14

コバイケイソウ群落

8/5 13:17

クルマユリ

8/5 13:22

イワギキョウ

8/5 15:08

ダイモンジソウ

8/5 15:12

ハクサンコザクラ

8/5 15:14

コイワカガミ群落

8/5 15:18

チングルマ

8/5 15:40

クロユリ群落

8/6 7:29

コバイケイソウ群落

8/6 8:06

チラッとだけ見えた別山

8/6 8:23

御前峰から一瞬見えた剣ヶ峰

8/6 9:02

御前峰から室堂を望む

8/6 9:13

コバイケイソウ群落と室堂ビジターセンター

8/6 9:48

ハクサンフウロ

8/6 9:52

ミヤマキンポウゲ

8/6 10:03

タカネナデシコ

8/6 12:58

大白川温泉露天風呂

撮影機器：

IXY 600F CANON

感想

mou

花に誘われ白山へ。
数日前の天気予報も上々で、
混雑する土日を避けて、素晴らしい山行を期待していたが、
これがとんでもないことに。

平瀬温泉から県道白山公園線に入り、
大白川温泉の登山口に到着すると強雨。
5時過ぎ登山開始を予定していたが、しばらく様子を見ることに。
7時ころまで粘って、少しは雨も弱まったと見て、出発。
8時ころにはかなり雨も上がってきて、下山客ともすれ違う。
山頂付近も昨夜から土砂降りで、雨が収まるのを待って下山してきたという。
県道の通行止めが心配と質問もされたが、
天気は回復傾向だったので、それは大丈夫だろう。

やがて雨も上がり、蒸し暑くなり、カッパを脱いで高度を上げていく。
展望歩道との合流点で、いよいよ花畑も本格的になり、
コバイケイソウの群落に誘われて、展望歩道を横道にそれる。
よくみると花色の目立たないクロユリも群れを成して咲いている。

室堂への道に戻り、20分も歩くと室堂ビジターセンターに。
ここも、コバイケイソウを始め、花の楽園である。

室堂でチェックインを済ませ、荷物を置いて、お池めぐり。
雨が止んでいるのを幸運というべきか、
しかし、霧が濃くて、御前峰はほぼホワイトアウト、
肝心の池もチラッとしか見えない。
しかし、花は正に見頃で、
アオノツガザクラ、チングルマ、コイワカガミ、ハクサンコザクラ、
オンタデ、ハクサンフウロ、イワギキョウなどが競って咲いている。

霧は濃いが、これは満足すべきなんだろうと言い聞かせつつ、山小屋に戻る。
100人は泊まれそうな自炊用の小屋は、
悪天候でキャンセル多発のため、信じられないことに、わずか3組のみ。
案の定、夜は土砂降りでこれがとんでもないことに。

翌朝は、土砂降りの雨音で目が覚め、当然ご来光はなし。
そして、最も恐れていた県道通行止めの館内放送が流れる。
9時ころには天候回復という予報もあるが、さてどうなることやら。

兎に角、下りてみるしかない、ということで、
雨がほぼ止んだ7時に出発するが、
室堂からは、昨日は全く見えなかった御前峰が見え、
また、ちらちらと青空さえ覗くものだから、
下山前にもう一度御前峰に登ってみることに。

結果は微妙で、御前峰に登ってみると、昨日よりはましで、
室堂や、池が微かに見えるが、それ以上の展望はなし。
天気は回復してくるのではないかと未練もあったが、諦めて下山。
この日は、結局、一進一退だったようだ。

下山途中、登山客とすれ違うが、今朝は県道が通行止めなので、
登ってくるのは、登山口で宿泊していた人たち。
夜中来8時くらいまで相当の雨が降ったようだ。
落石もあったらしく、今日は通行止めは解除にならないのではないか、
と言う人もいて、下山中も全く心が落ち着かない。
ここで一日閉じ込められる、そういうこともあるとは聞いていたが、
まさか自分が当事者になるなんて。

12時過ぎに下山して、真っ先にロッジのご主人に交通規制情報を確認すると、
まだ、解除になっていないし、しばらくかかるのではないか、
ここで待機するしかないと。

ここで大白川温泉露天風呂30分程度は予定していたが、
あと何をして待機をしろというのか、全く気分が落ち込む。

しかし、天は見放さなかった、露天風呂に入るべく支度をしていたら、
ロッジの主人が車でやってきて、解除になった、と教えてくれた。
このタイミングで下りてきたことが、まさに正解だったということで、
落ち込んでいた気分がすっかり晴れた。天気も晴れ。
そして、晴れやかな気持ちで露天風呂へ。完全な貸切状態。満喫。

さらに日本三名瀑といわれる白水の滝を楽しんで山行終了。