天使と悪魔が同居する 石転び沢、北股岳

2021年06月26日(土) [日帰り]

• GPS: 12:03
• 距離: 18.6km
• 登り: 1,945m
• 下り: 1,944m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:30
• 休憩: 0:29
• 合計: 11:59

4:08 飯豊山荘上駐車場
4:26 4:26 温身平
6:59 6:59 石転びの出合
9:38 10:01 梅花皮小屋
10:28 10:33 北股岳
11:40 11:40 門内岳
12:01 12:01 扇ノ地神
12:24 12:24 地神山
12:54 12:55 地神北峰
13:46 13:46 丸森峰
16:04 16:04 飯豊山荘上駐車場
16:07 ゴール地点

天候

雨、晴れ、ガス、雨

コース状況／危険箇所等

石転び沢出合までの夏道はそれなりに難路ですが情報少ないみたいなので写真多めに載せます。石転び沢は写真だと斜度が分かり辛いので横の写真をセットで載せてます。
石転び沢はご存じの通り非常に危険なコースですので、一般的な雪渓歩き (落石への注意事項) はしっかり頭に入れてから望んでください。

残雪状況
主稜線(梅花皮小屋〜地神北峰)は残雪無し。丸森尾根 丸森峰より上に断続的に残雪あり。それより下は無し。

その他周辺情報

電波状況： docomo:45% / au:44% / softbank:21%
https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=rX00WAo4Vm

写真

6/26 4:08

日帰りなので早めのスタート。

6/26 4:28

林道歩き20分で温身平。

6/26 4:38

さらに林道歩き10分で砂防ダム。ここからが実質のスタートです。

6/26 4:51

石転び沢出合まで3kmちょっとの夏道。

6/26 4:54

最初は「普通の登山道じゃん」と思ってた。が、、

6/26 5:06

次第に険しくなってくる。

6/26 5:07

皆さん写真載せてくれてる鎖ポイント。一応ハーネス装備で行ったけどここは足場がしっかりしてたので使わず。

6/26 5:25

アップダウン(主にアップ？)が結構あるので、体力が徐々に奪われます。

6/26 5:30

石転び沢入渓まで体力温存したいけど、そうもいかず。

6/26 5:32

たまに主稜線方向見えますが、全部「上」に見える。

6/26 5:38

こんな道をシートラで毎週通うBCな方々には本当に頭が下がります。あえて言います。ビョーキですね。

6/26 5:44

崩落ポイント。先行者がそのまま突入してた。かなり危険な状態です。

6/26 5:46

ここは高巻き道がありますのでそちらを通ってください。(写真オレンジ)

6/26 5:47

この右手方向です。

6/26 5:50

登って、、

6/26 5:55

下りて、梶川徒渉。

6/26 6:04

崩落ポイントを反対側から。落ちたらドボンです。

6/26 6:04

一旦雪渓に乗りますが、すぐに夏道に戻ります。

6/26 6:06

6/26 6:09

6/26 6:18

6/26 6:23

上から見た図。まだ全然乗れません。

6/26 6:26

ツルツル注意。

6/26 6:38

ついに夏道が終わり、石転び沢入渓です。ここまでかなり体力消耗した。

6/26 6:55

しっかり休憩し、アイゼンピッケルヘルメット装備して万全の状態でスタート。

6/26 6:57

スプーンカットはこんな感じ。斜度が上がるとこのスプーンカットに助けられる。

6/26 7:05

しばらくは緩斜面。

6/26 7:08

正面の写真だと斜度が分かり辛いので、横向きの写真もセットで載せてます。極力カメラは水平にして撮影してます。

6/26 7:14

6/26 7:14

まだ安心できるレベル。

6/26 7:56

6/26 7:56

少し斜度上がってきたね。

6/26 8:00

ほん石転び沢。この写真を撮った直後にバン！と凄い破裂音がして、1m大の落石が「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」くらいの勢いで猛スピードで駆け下りていった。メチャメチャ怖かった。

6/26 8:07

6/26 8:07

この辺でまた右側からソニックが駆け下りる。後続者マジで間一髪だった。「ラク！」と叫ぶ暇もなかった。

6/26 8:08

落石に当たるかどうかは運次第、だと思う。もちろん確率を下げることはできるがゼロにはならない。知力、体力、時の運。

6/26 8:10

石が多いところは当然避けて通るが、ある意味そこは終焉地点。そこに至るまでどこを通ってるかが問題。

6/26 8:14

晴れてきた。さっきまでグレーだった雪渓が一気に色を帯びる。

6/26 8:14

6/26 8:31

6/26 8:31

だいぶ斜度が上がってきた。身動きにかなり制限が掛かって来る。

6/26 8:45

草付きの上を先行者が直登している。もっと左に進まないとダメですよ、とこの時点では思っていたが、、、

6/26 8:51

6/26 8:51

6/26 8:55

ローアングルで撮ってるわけではないです。

6/26 8:55

ここまで斜度が上がると、体の自由が全く効かない。

6/26 9:05

ようやく草付き。少し休めるかと思ったけど草付き自体がかなりの斜度で座ることもできず、さらに石も落としてしまうのでほとんど無休憩で再スタート。

6/26 9:12

この辺から斜め左に進まなければいけないことは頭では分かってるけど、斜めに進もうとするとバランス崩れるので、結局直登(クレイジークライマーの動き)しかできない。先行者の気持ちが良く分かった。

6/26 9:12

斜度も最高潮。私にもう自由は一切ありません。

6/26 9:18

タスケテー。

6/26 9:18

6/26 9:25

見えた。間違いなく屋根。全身から変なホルモンが大量に分泌され始める。

6/26 9:25

6/26 9:32

はぁ〜〜、助かった。

6/26 9:32

6/26 9:33

生きててよかった。

6/26 9:33

ハァ。

6/26 9:51

休憩後、斜度感を何とか写真に収めようとするけど、なかなか難しい。

6/26 9:52

こんな感じかなぁ。

6/26 10:03

さて、休憩も一段落して、改めて北股岳へのスタートです。

6/26 10:07

右側、意外と高度感あり。飯豊はなかなか心を休ませてくれない。

6/26 10:16

6/26 10:18

1、2週間前までは登山道上に雪があったようだけど、今日は全くなくて本当に良かった。

6/26 10:19

だって、右側こんな感じで落ちてるから、、。

6/26 10:29

着きました。北股岳山頂。今年初の2000m峰。意外とにぎわってたけど皆さん見るからに「健脚！」って感じの方ばかり。

6/26 10:38

本日最高の景色。もったいないのでx1.5くらいのペースでゆっくり歩いてすべてを満喫しました。

6/26 10:39

何度も振り返ってしまう。だって格好良すぎなんですもん、北股岳さま。

6/26 10:54

ギルダ原までは主に灌木帯。300mほど下っていきます。

6/26 11:15

ギルダ池が見えるとギルダ原の始まり。

6/26 11:16

ここは地上の楽園ですか。

6/26 11:36

6/26 11:40

6/26 11:41

門内岳着。あとはぐるっと回って下山するのみ！

6/26 13:40

丸森尾根上部は斜度のある残雪あり。アイゼン使いました。付け外し4回！　(写真は下から地神北峰山頂方向)

6/26 13:48

丸森！

6/26 16:04

下山！

6/26 16:05

終了！

7/14 20:29

「酒は小国の桜川」。近くの藤田商店で購入できました。(^^

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX7 SONY

Nikon 1 V3 ニコン

感想

へろぞー

まさに「天使と悪魔が同居する」場所、石転び沢。
天使1、悪魔9、かな。