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ヤマレコ

記録ID: 330742 全員に公開 沢登り東北

会越・滝沢川(雪渓に阻まれエスケープ4時間藪と格闘)

日程 2013年08月06日(火) 〜 2013年08月07日(水)
メンバー , その他メンバー2人
天候6日 曇り夕方から雨
7日 曇りのち晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク
5日蒲生岳登山口Pで仮眠
6日滝沢林道終点まで入り駐車(5〜6台くらい止められる)
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

6日
滝沢林道P7:15〜(幽の沢への登山道)〜滝沢川出会い7:55〜(遡行)〜モチトイ沢出会い8:40〜H560付近枝沢13:20〜(エスケープ)〜H920付近尾根17:25〜H860付近幽の沢右沢出会い17:50〜幕場18:00着
7日
幕場7:45〜(幽の沢下降)〜H600付近で高巻く10:40〜尾根11:20〜幽の沢登山道12:10/12:30〜(登山道)〜滝沢林道P13:25着
コース状況/
危険箇所等
※滝沢川は両岸がほとんどスラブで水量が多いと難しそうだ。
※8月の初めなのにまだ大きな雪渓が残っていた
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図 [pdf]

写真

滝沢林道終点、ここから幽の沢に掛かる男滝・女滝に行く登山道を歩く
2013年08月06日 07:16撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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滝沢林道終点、ここから幽の沢に掛かる男滝・女滝に行く登山道を歩く
2
幽の沢に掛かる橋
2013年08月06日 07:37撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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幽の沢に掛かる橋
2
大きな岩屋のところが分岐、滝沢川は右の踏み跡をたどる
2013年08月06日 07:41撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大きな岩屋のところが分岐、滝沢川は右の踏み跡をたどる
2
たどっていくと滝沢川の河原に出る
2013年08月06日 07:54撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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たどっていくと滝沢川の河原に出る
1
いよいよ遡行
2013年08月06日 08:22撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いよいよ遡行
2
モチトイ沢の出会い
2013年08月06日 08:41撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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モチトイ沢の出会い
1
初めは穏やかな河原歩き、モチトイ沢の出会いを過ぎると
2013年08月06日 08:43撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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初めは穏やかな河原歩き、モチトイ沢の出会いを過ぎると
1
両岸がスラブになって、淵も出てくる
2013年08月06日 08:48撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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両岸がスラブになって、淵も出てくる
2
小松さんか竿を出すとすぐに2匹ゲット
2013年08月06日 08:58撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小松さんか竿を出すとすぐに2匹ゲット
だんだんと両側に岩盤が、まだ水量が少ないので歩けるが
2013年08月06日 09:15撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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だんだんと両側に岩盤が、まだ水量が少ないので歩けるが
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多いとこんな所も泳がなくてはだめかも
2013年08月06日 09:31撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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多いとこんな所も泳がなくてはだめかも
1
小松さん、3匹目をゲットして竿をしまう
2013年08月06日 09:41撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小松さん、3匹目をゲットして竿をしまう
4
この淵で釣りました
2013年08月06日 09:42撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この淵で釣りました
1
前方に大きな岩が見えてきた
2013年08月09日 15:37撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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前方に大きな岩が見えてきた
2
だんだんと沢幅も狭くなってきた
2013年08月06日 10:47撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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だんだんと沢幅も狭くなってきた
1
途中でウルイ発見、今夜のおかずに採っていく
2013年08月06日 11:21撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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途中でウルイ発見、今夜のおかずに採っていく
1
雪のブロックが出てきた
2013年08月06日 11:24撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪のブロックが出てきた
1
行く手になんとも深い淵が
2013年08月06日 11:29撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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行く手になんとも深い淵が
1
小松さんが泳いで渡り、後続をザックピストンする。久しぶりのザクピストンで、少しびびる。ここでカメラが水没したため、これ以降の写真は少しぼやける
2013年08月06日 11:36撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小松さんが泳いで渡り、後続をザックピストンする。久しぶりのザクピストンで、少しびびる。ここでカメラが水没したため、これ以降の写真は少しぼやける
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なにやらもやが谷を流れてきた、きっと雪渓があると思ったら出てきました
2013年08月06日 12:39撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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なにやらもやが谷を流れてきた、きっと雪渓があると思ったら出てきました
1
もやっていて先が見えず怖い、取りあえず小松さんが先行していく
2013年08月06日 12:46撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もやっていて先が見えず怖い、取りあえず小松さんが先行していく
2
2つ雪渓をくぐると、前方に雪のブロックが谷を埋めていた、上にはいまにも落ちそうなスノーブリッジが・・生きた心地がしない
2013年08月06日 13:00撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2つ雪渓をくぐると、前方に雪のブロックが谷を埋めていた、上にはいまにも落ちそうなスノーブリッジが・・生きた心地がしない
2
結局、ブロックを越えられず、少し戻り支流を上り高巻くことにしたが・・・
2013年08月09日 14:37撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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結局、ブロックを越えられず、少し戻り支流を上り高巻くことにしたが・・・
1
雷も鳴ってきたのでここで遡行を断念、尾根をのっこして幽の沢にエスケープすることに
2013年08月09日 15:41撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雷も鳴ってきたのでここで遡行を断念、尾根をのっこして幽の沢にエスケープすることに
1
藪漕ぎ4時間でやっとの事で尾根に着いた
2013年08月06日 16:44撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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藪漕ぎ4時間でやっとの事で尾根に着いた
1
尾根を下り幽の沢に下りた、ブナの森の中にちょうど良い幕場が有り、今日はここまでで終了
2013年08月06日 17:53撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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タープを張り終えたら雨が降ってきたので焚き火は無し、おつまみは小松さん特製のイワナのムニエルとご飯はカレーです
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7日
タープの中は快適、朝食は納豆ご飯とお新香・味噌汁と昨日の残り
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7日
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3
7時40分に幕場を出発
2013年08月07日 07:44撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7時40分に幕場を出発
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幽の沢を下降していきます
2013年08月07日 07:47撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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幽の沢を下降していきます
2
大きな岩屋があった
2013年08月07日 07:56撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大きな岩屋があった
2
10m滝、右岸を巻いて下りた
2013年08月09日 18:19撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10m滝、右岸を巻いて下りた
2
ときどきナメ
2013年08月09日 17:09撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ときどきナメ
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クライムダウン出来る小滝が多い
2013年08月09日 14:47撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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クライムダウン出来る小滝が多い
この先に男滝があるので、尾根を越えて下りることに
2013年08月09日 14:47撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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この先に男滝があるので、尾根を越えて下りることに
1
最初は傾斜が急で、今日もファイト1発
2013年08月07日 10:42撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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尾根からまたまた木を掴みながら下りる
2013年08月07日 11:23撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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尾根からまたまた木を掴みながら下りる
途中のスラブは懸垂で下りて
2013年08月07日 11:51撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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途中のスラブは懸垂で下りて
2
やっと幽の沢に下りられた
2013年08月07日 12:13撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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やっと幽の沢に下りられた
2
幽の沢、周りはこんな岸壁に囲まれていた
2013年08月07日 12:17撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1
女滝と男滝を見に行く、正面の直爆が女滝
2013年08月07日 12:21撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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女滝と男滝を見に行く、正面の直爆が女滝
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男滝は一段上の奥に
2013年08月07日 12:23撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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男滝は一段上の奥に
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さてと、帰りますか
2013年08月07日 12:30撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さてと、帰りますか
2
昨日通った岩屋に着きました
2013年08月07日 13:07撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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昨日通った岩屋に着きました
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駐車場に到着〜
2013年08月07日 13:26撮影 by u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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感想/記録
by mogu

いろいろな事情が重なり予定していたヘイズル沢が中止になったので平日に募集していた会越国境/滝沢川に参加しようと思ったが、記録があまりない沢で果たして私でも大丈夫な沢なのか不安になりリーダーの小松さんに聞いてみたところ

「滝沢川はボクが予想するに、全体としては中級位の沢じゃないかと思ってます。しかしながら、この滝はこう登るとか、ここをこう巻け等のガイド的資料があまり無いので、 現場対応力というか、総合力というか、そういうのが試される面白そうな沢だと思ってます。 少し泳ぐとこもあるようです。たぶんポイントは幕場手前の滝の高巻きでしょう。そんなことを踏まえ、是非一緒に、沢から貉ヶ森山へ登りましょう」

との返事をもらったので思い切って参加することした。(泳ぐ沢というのが少々気になるか・・・)それと地形図でこの滝沢川の水線を入れているとき、水線の周りがほとんどゴルジュマークなのに等高線はH600位まで開いている、下流部は平坦だろうなと想像するけどゴルジュマークはどんな景観なんだろうか少し楽しみ。

今年の東北地方はなかなか梅雨が明けず遡行出来ないことが結構あり、今回も天気予報ではあまり良くなく、取りあえず現地に行き沢の様子を見てみようと言うことで5日21時に東京を出発、関越の小出インターで下りて蒲生岳登山口の駐車場で仮眠する。朝起きたら雨は降っていないので予定通り入渓場所の滝沢林道駐車場に向かう。林道終点について沢を見てみると濁ってもいないし水量も少ないようなので取りあえず予定通りに行くことになり支度をして出発。林道からは「滝沢川・男滝・女滝探勝路」という登山道を歩いて、幽の沢に掛かる橋を渡ったところが大きな岩屋、ここで探勝路は左に伸びている(翌日この登山道から戻るとはこのとき知るよしも無かったが・・)右の踏み跡をたどっていくとそのまま滝沢川の河原に下りられた。河原に下りたとたんアブの襲撃に遭いましたがハッカ油で撃退いよいよ遡行開始。

地形図通りモチトイ沢出会いまでは穏やかな河原が続き、モチトイ沢を過ぎるとだんだんと周りが狭まって岩盤が出てきた。水量が少ないのでなんとか歩いて行けたが、あと10僂眇緡未多かったら少し厳しいかもと思う。周りを見回すとスラブ壁、岩は水色の岩が有りあまり滑らないのがありがたい。時には腰までつかりながらも歩いて行くとH500m付近で雪のブロックが出てきた、ウルイが生えていたので夕食用に少し採る。

先に進んでいくと2mほどの深い淵を持った滝が現れ周りを見回しても高巻くのは無理なので小松さんが泳いで渡り私とNさんはザックピストンで渡った。久しぶりなので緊張しましたがなんとか渡り岩のバンドの所に乗れたが、ここから先に行くのが私には難しく取りあえず私とNさんはロープを出してもらい空身でへつる。ほっと一息ついたらなにやら前方から白い霧が漂ってきました、これは先に絶対雪渓がある証拠だよねと話す。谷もだんだんと狭まってきたH520でついに大きなスノーブリッジが出てきた、もやで先が見えないし暗い、小松さんが様子を見に行きOKサインが出たので次に私が行くがこんなに大きなスノーブリッジを通るのは初めてなのでドキドキしながらもなんとか通過、続いてNさんもやってきた。左に小さな枝沢のところだけ雪が切れていてすぐに同じくらいのスノーブリッジが続いていた。次も小松さんが先行してOKサインが出たので私たちも後に続いて行った所、出口の滝の所に雪のブロックがあり越えられない。上を見ると今にも落ちてきそうなスノーブリッジが見えて生きた心地がしなかった。

小松さんがロープを引いて左壁から登り先の様子を見に行ったところ、ブロックを越えた先にも滝と釜が有り釜はつるつるで到底越えられないとのことで、ここから1つスノーブリッジを戻り左にあった枝沢から高巻くことにした。スノーブリッジの上にでてやっとほっとする本当に怖かったのです。休憩がてらここで協議、地形図をみてもまだ行程の半分くらいでこのまま高巻いて沢に戻ってもこれから先が核心。もうすでに14時近い、時間的にも先に進むのは厳しいので結論としてこのまま尾根まで登り反対側の幽の沢にエスケープすることになった。

滝沢川は両岸がスラブでエスケープした枝沢を登っていくとスラブの壁に突き当たる、まだ周りには木があるのでなんとか登って行けたが小松さん曰く「行く手が登れないスラブ壁になったらどうしようと内心ドキドキだったと」と後で言っていたが、的確なルート取りで私はただひたすら着いていくだけでした。それでも幽の沢に下りる尾根までの道のりはヤブ漕ぎが大変で途中でへばりそうになるも、こんなところでへばっていてはだめだと言い聞かせて登っていく。途中には大きなブナのの森があり「いまここに居るのは私たちだけ、なんだか動物になったようだな」なんて思ったりした。ブナに励まされてなんとか尾根に辿り着き、反対の急斜面を下りてやっとの事で幽の沢に降り立った時には6時近くになっていた、枝沢に入り4時間ヤブと格闘したことになる。

ゆっくりもしていられない、今夜泊まるところを探しながら幽の沢を下っていくと右岸のブナ林にちょうど良い幕場を発見、やっと重いザックを下ろすことが出来た。タープをはり終えた頃に雨が降ってきたので今回焚き火は無し、着替えてやっと人心地が付いた。あとはいつものごとくご飯の用意をしておつまみを作り乾杯、藪漕過酷でしたがなんとかここまで辿り着くことができて本当に良かった。

7日
疲れも有りぐっすりと眠れ目が覚めた、朝食は小松さんが用意してくれた納豆ご飯と浅漬けと昨日炒めておいた野菜と味噌汁でした。快適な幕場を後に幽の沢を下降します。まさか幽の沢をエスケープで下降するとは思っていなかったので水線も入れてない、最後に男滝がある事ぐらいしか判らないので慎重に下っていく。幸い下りられない滝は1カ所だけで、その滝も右岸を巻いて下りられた。一番の問題は男滝を巻いて下りる方法、ここでも小松さんの的確なルート取りで無事に幽の沢の登山道に下りられました。私は後にくっついて歩いただけですが、情報の無い沢で地形図を見ながらどうルートとるのがベターなのか検討しているのを見てとても勉強になった。

女滝と男滝を見物してから登山道を戻りますが、この登山道一般の人が来るような登山道では無くかなり危ない所も有りルートも不明瞭な所もありました。でも道があるってありがたい、1時間ほど歩いて車の所に戻る。滝沢川は下流部はとても綺麗でしたが水量が多いと難しいし、上流部はゴルジュになり私にはもっと難しかったかもと終わってみて思った。今回エスケープで藪漕ぎ4時間は今までで遡行した中で一番大変でしたが、とても勉強になった思い出に残る沢になりました。
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この記録へのコメント

登録日: 2013/2/12
投稿数: 139
2013/8/11 20:51
 記録だけで迫力十分
moguさんこんばんは

いやぁ、読んでるだけでもドキドキしました


あの雪渓の中からの写真、おっそろしぃぃぃ

あと藪漕ぎ4時間て・・・正気の沙汰ではないですね


でも泳ぎとかザックピストン、そしていつもの豪華な晩ごはんは少しうらやましかったです


とにかく無事でよかったです ホントにお疲れさまでした
登録日: 2008/11/17
投稿数: 167
2013/8/13 16:36
 スノーブリッジにはびびった
slowwalkerさん、こんにちは

やっぱり豪雪地帯の沢は厳しいです。
それでもいろいろな経験ができたので、終わってみれば楽しかったなと思っています

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