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Yamareco

記録ID: 332773
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ハイキング
白山

白山 別当〜中宮道〜中宮温泉

2013年08月12日(月) 〜 2013年08月13日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.4km
登り
1,920m
下り
2,562m

コースタイム

1日目
7:48別当ー8:55甚ノ助避難小屋ー9:52〜10:06室堂ー
10:36〜10:46御前峰ー11:47お花松原ー12:22北弥陀ヶ原ー
13:12地獄覗きー13:53間名古の頭ー14:53ゴマ平避難小屋
(暑さの為北弥陀ヶ原〜ゴマ平の間の木陰で2回それぞれ約5分ほどの小休憩)

2日目
6:59ゴマ平避難小屋ー8:29シナノ木平避難小屋ー10:12中宮温泉登山口
天候 12日晴れ 13日晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
道の駅瀬女まで自家用車。そこから金沢駅発の登山バス(1220円)で別当へ。
帰りは中宮道登山口から中宮温泉バス停まで歩きそこからコミニュテイバス(100円)で瀬女へ。
金沢駅発別当行登山バス
http://www.hokutetsu.co.jp/bus/hakusan/index.html
白山コミュニティバス
※土、日、祝日は運休です。
http://www.city.hakusan.lg.jp/bus/oguchi2.html?1003
コース状況/
危険箇所等
ゴマ平避難小屋にはねずみが出没しますので寝る時は食材をザックに入れるなどしてしっかり管理したほうがいいと思います。常備してあるサンダルが置いてある付近の換気口?みたいなところの穴から出入りしてるようなのでその穴は物を置いてふさいだ方がいいと思います。

中宮道登山口から少し降りたところに中宮温泉があり無料の足湯や温泉だけ入らせていただける旅館があります。(ちなみに自分はにしむら旅館さんで入浴し500円でした。)
今日は予報どおり天気が良さそうだ♪
今日は予報どおり天気が良さそうだ♪
こんなに山頂が綺麗に見えるのは久しぶり。
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こんなに山頂が綺麗に見えるのは久しぶり。
別山方面もスカっと晴れて綺麗。
別山方面もスカっと晴れて綺麗。
というわけで久しぶりに山頂に。御前峰は6月に登って以来だなぁ。
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というわけで久しぶりに山頂に。御前峰は6月に登って以来だなぁ。
御嶽&乗鞍
涼しげな紺屋ヶ池の雪渓。今日は暑いせいかここでランチしてる人が沢山いました。
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涼しげな紺屋ヶ池の雪渓。今日は暑いせいかここでランチしてる人が沢山いました。
こちらは翠ヶ池
激坂を下りヒルバオ雪渓へ。コザクラ&キンバイの群落を期待していたが・・・
激坂を下りヒルバオ雪渓へ。コザクラ&キンバイの群落を期待していたが・・・
出迎えてくれたのはアオノツガザクラとチングルマでした。
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出迎えてくれたのはアオノツガザクラとチングルマでした。
お花松原への登山道沿いにはハクサンコザクラ。
少々夏バテ気味。暑さに弱いのかなぁ。
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お花松原への登山道沿いにはハクサンコザクラ。
少々夏バテ気味。暑さに弱いのかなぁ。
お花松原に到着。
お花松原に到着。
クロユリはまだ蕾も多い。今年は少し遅い感じですね。
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クロユリはまだ蕾も多い。今年は少し遅い感じですね。
むしろ脇役?のミヤマキンバイの群落が見事でした。
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むしろ脇役?のミヤマキンバイの群落が見事でした。
まずは一つ目の2349ピークへ。
まずは一つ目の2349ピークへ。
剣ヶ峰&大汝峰や
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剣ヶ峰&大汝峰や
火の御子峰
岐阜方面の山並が綺麗に見えます。
岐阜方面の山並が綺麗に見えます。
いざ!北弥陀ヶ原へ。右奥は三方崩山、左奥にはこれから歩く稜線が見えます。
いざ!北弥陀ヶ原へ。右奥は三方崩山、左奥にはこれから歩く稜線が見えます。
登山道沿いにはミヤマアキノキリンソウと
登山道沿いにはミヤマアキノキリンソウと
ヤマハハコがいっぱい。
ヤマハハコがいっぱい。
池糖の周りには
ハクサンコザクラが群生してました。今回はここが一番多かったです。
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ハクサンコザクラが群生してました。今回はここが一番多かったです。
北弥陀ヶ原到着。
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北弥陀ヶ原到着。
イワイチョウとコザクラが群生してましたがこちらも暑さのせい?か残念ながら期待したほどでは無かったです。
イワイチョウとコザクラが群生してましたがこちらも暑さのせい?か残念ながら期待したほどでは無かったです。
むしろ北弥陀ヶ原から下った一帯の
むしろ北弥陀ヶ原から下った一帯の
ニッコウキスゲの大群落が凄かったです。
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ニッコウキスゲの大群落が凄かったです。
惜しむらくは終わってしまったコバイケイソウとのコラボが見たかった。
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惜しむらくは終わってしまったコバイケイソウとのコラボが見たかった。
振り返って北弥陀ヶ原遠景。まさに自然がつくった庭園ですね。
振り返って北弥陀ヶ原遠景。まさに自然がつくった庭園ですね。
二つ目の2168ピーク。
二つ目の2168ピーク。
途中の地獄覗きからは実はあまり展望はよくありません。むしろその前後の方が開けていてよく見えます。
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途中の地獄覗きからは実はあまり展望はよくありません。むしろその前後の方が開けていてよく見えます。
開けたところから火の御子峰の稜線。
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開けたところから火の御子峰の稜線。
3つ目のピーク間古名の頭。
3つ目のピーク間古名の頭。
ここに間古名の頭の標識がありましたが、実は登山道はピークは通らず石川県側を巻く感じになっています。
ここに間古名の頭の標識がありましたが、実は登山道はピークは通らず石川県側を巻く感じになっています。
ここで猛烈な暑さに耐えかねて濡らしたタオルで二等兵スタイルにwこれが中々有効だった。
ここで猛烈な暑さに耐えかねて濡らしたタオルで二等兵スタイルにwこれが中々有効だった。
間古名の頭を通過して安心しきっていた所、忘れていた4つ目の2077ピークが出現w
間古名の頭を通過して安心しきっていた所、忘れていた4つ目の2077ピークが出現w
見事なダケカンバ。
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見事なダケカンバ。
紅葉の時期も綺麗だろうなぁ。
紅葉の時期も綺麗だろうなぁ。
ゴマ平小屋到着。登山道整備されておられる方の拠点になってるらしくマットやスリッパなど備品がいっぱいありました。
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ゴマ平小屋到着。登山道整備されておられる方の拠点になってるらしくマットやスリッパなど備品がいっぱいありました。
直ぐに水場に直行。ありがたいですね。
直ぐに水場に直行。ありがたいですね。
小屋から少し上がったところから見える夕日が綺麗でした。
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小屋から少し上がったところから見える夕日が綺麗でした。
小屋周辺は野鳥が多いらしく鳴き声が頻繁に聞こえます。
小屋周辺は野鳥が多いらしく鳴き声が頻繁に聞こえます。
ゴマ平からシナノキ平小屋までは鬱蒼とした感じになり手付かずの自然の中の静かな山歩きになります。
ゴマ平からシナノキ平小屋までは鬱蒼とした感じになり手付かずの自然の中の静かな山歩きになります。
途中開けたところから荒々しい白山の裏側の全容が。
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途中開けたところから荒々しい白山の裏側の全容が。
シナノキの大木。ここから10分ほど登ると
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シナノキの大木。ここから10分ほど登ると
笈ヶ岳の展望ボイントがあります。
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笈ヶ岳の展望ボイントがあります。
そこから少し下った森の中から赤い屋根が見えてきました。
そこから少し下った森の中から赤い屋根が見えてきました。
シナノキ平避難小屋。ゴマ平と比べてこちらはかなり古いです。ドアの下にはなぜか?小動物が通れるくらいの隙間が・・・・あっちに泊まって良かったw
シナノキ平避難小屋。ゴマ平と比べてこちらはかなり古いです。ドアの下にはなぜか?小動物が通れるくらいの隙間が・・・・あっちに泊まって良かったw
ここからは涼しげなブナ林の中をだらだらと下っていく感じになります。猿の鳴き声があちこちで聞こえます。
ここからは涼しげなブナ林の中をだらだらと下っていく感じになります。猿の鳴き声があちこちで聞こえます。
見事なブナの大木。
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見事なブナの大木。
最後に急な階段を降りて登山口に到着。
最後に急な階段を降りて登山口に到着。
するとひとりのおじさんというよりおじいさんが登山口付近に。どちらまでとお聞きしたところ・・・・今回の山歩きで一番の衝撃でした。詳細は感想の方で。
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するとひとりのおじさんというよりおじいさんが登山口付近に。どちらまでとお聞きしたところ・・・・今回の山歩きで一番の衝撃でした。詳細は感想の方で。
「お気をつけて」と声をかけると元気に手を振ってゆっくりですが確かな足取りで登って行かれました。
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「お気をつけて」と声をかけると元気に手を振ってゆっくりですが確かな足取りで登って行かれました。

感想

お花松原、北弥陀ヶ原のお花畑に期待して中宮道へ。日帰りで北弥陀ヶ原あるいはお花松原までのピストンにしようかとも思ったのですが前回の加賀禅定道でザックの重さで失敗したので今回はその反省もふまえて軽量化し再び避難小屋泊の縦走ルートに。前回、食材は結局半分しか使わなかったので今回は約半分にして腹が減ったら我慢することにするw水分に関してはゴマ平小屋に水場があるので水分は2L+缶ビールで前回より3L以上は少ない。防寒着のダウン等も削り結局前回より少なくとも5kg以上は軽くなったはずなので今回は大分楽だろうと思っていたのですが・・・

別当には前回同様8時前に着き同じような時間に出発。ザックは軽いし平日ということでお盆休みの方もおられるみたいだが団体さんがほとんどいないので前回のように渋滞する事も無い。天気良すぎで甚の助までは前回と違いかなり暑かったですが室堂から山頂に向かう時には高度が上がったせいかちょうど涼くていい感じになってきたので今日は快晴で展望も期待出来ると身も心も軽くお花松原へ。

【ヒルバオ雪渓下部&お花松原】
去年同じ時期に来たときはヒルバオ雪渓下部はコザクラ&キンバイが群生していてメルヘンな感じでしたが今回はちょっと残念な感じ。かわりにといってはなんですが地味めのアオノツガザクラが群生してました。
そういえばお花松原への激坂の下りの登山道沿いの花も少なかったように思います。お花松原のクロユリはまだつぼみも多く最盛期にはもう少しという感じでしょうか?コザクラも咲いてましたが元気が無い感じ。ただミヤマキンバイの群落は見事でした。

【北弥陀ヶ原】
ハクサンコザクラとイワイチョウが群生してましたが期待していたよりは残念な感じ。ここ最近の暑さのせいでしょうか萎れている花も多く元気が無い感じでした。
むしろ北弥陀ヶ原から少し下った先にある一帯のニッコウキスゲの大群落のほうが見事でした。規模で言えば別山平に匹敵する位はあるのかもしれません。
惜しむらくはコバケイソウが終わって枯れて無ければもっと凄かったのでは?と思います。

ここからはゴマ平小屋まではアップダウンの稜線歩きとなり木陰になるようなところがほとんどありません。それぞれのピークへの登りはいい感じに登山道がきってあり見た目ほどきつくなく歩きやすいのですが、あまりにも暑くてこまめに水分補給しても追いつかない感じ。頭がぼ〜っとした感じになってきたのでたま〜に現れるヤブの木陰で小休憩しながらなんとか水分ギリギリで小屋に到着することが出来ました。水場に直行して頭を冷やした時は生き返ったわ〜って感じでした。

今日も前回同様、途中で追いついた単独の男性との二人だけの小屋泊となりました。この方も前回の方と同様、山歴は高校時代からとかなり長く経験豊富な方で山談義や白山周辺の情報交換しながら退屈することなく有意義に過ごす事が出来ました。ただちょうど寝静まった頃にねずみの大運動会が始まりそれが気になってあまりぐっすりと眠る事が出来ませんでした。

ゴマ平からシナノキ平の小屋までは少々鬱蒼とした感じで、いつもなら小心者の自分にとっては熊でも出てきそうでいや−んな感じなんですが、昨日の暑さが懲りているだけにヤブの木陰は涼しくてむしろ快適でしたwシナノキ平からは涼しげなブナ林の中のだらだらした下りでサルの鳴き声が頻繁に聞こえます。近くにこないかなぁと期待していたのですが残念ながら見かけることは出来ませんでした。かなりの数が生息いているらしく登山道沿いは猿のウンチだらけなので踏まないように気をつけたほうがいいと思います。あと登山道沿いにはもうすでにいろんな種類のきのこがたくさん生えてました。

昨日のような暑さを感じることなく順調に登山口まで降りてくるとひとりのご老人がすぐ近くの水場でこちらの方を見て座っています。かたわらに大きなザックがあったので半信半疑でどちらまでですか?と聞いたところ「いとしろまで」しかも「8日間かけて往復」しかも「テント泊で」失礼とは思いながら御年を聞いたら「75歳」それはあまりにも無謀と思ったのでいとしろや中宮道の突っ込んだ話をしたところ地元の人間でも知らないようなマニアックな事も知っておりかなり詳しい感じ。なんでも昔の山仲間が皆死んでしまってそれを弔う意味でお盆のこの時期にこの計画を立てたとの事。とりあえず行けるとこまで行くつもりだそうです。若い時に無理すると長生き出来んのかなぁ〜とおっしゃってたので若い時はこの山仲間の方々とかなり山歩きされていたのだと思います。今でも正直自分はこの方が本当に本気で行くつもりなのかどうか半信半疑ですが、例え無理だったとしても75歳で中宮道からテント泊装備の重いザックを担いで登ろうという心意気だけでも大拍手です。もしお盆の時期にこの方を白山で見かけた方がおられましたら報告していただければ嬉しいです。頑張って無事帰ってきて欲しいです。


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コメント

良いお天気でしたね
2702さん、はじめまして。
12日のバスで一番前の席に座っていた者です。

白山、初めて登りました。
花いっぱいで、すばらしい山ですね。

新幹線が開通したら、また行きたいと思います。
2013/8/15 2:28
レス遅れて申し訳ないです。
瀬女から自分が乗った時に同席させていただいた方でしょうか?確か青っぽいウェアを着ていた方だと思うのですが・・・記憶違いなら申し訳ないです。あの時はありがとうございました。
自分は天気良すぎであまりに暑くてバテバテでした。
地元の人間としては快晴の花いっぱいの白山を満喫していただけてとても嬉しいです♪是非またお越しください。コメントしていただいてすごく嬉しかったです。
2013/8/18 11:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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