変則馬蹄形縦走(白毛門・朝日岳〜清水峠〜水平道〜土合)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
2日め:6:45笠ヶ岳-8:10朝日岳-11:10清水峠-13:30白樺避難小屋-16:30土合
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・白毛門は急登が続きます。 ・白毛門・笠ヶ岳・朝日岳は景色最高の稜線です。 ・朝日岳頂上付近は、池塘がひろがっていて良い雰囲気です。 ・朝日岳〜清水峠は、初め痩せ尾根の下りで注意が必要です。 ・清水峠からの水平道は、長いので疲れます。飽きます。 |
写真
感想
谷川連峰は蓬峠〜平標山・三国峠まで昔やったが、
谷川岳の馬蹄形登山が流行っているらしい。
手前の白毛門・朝日岳は未踏なので行ってみることにした。
同行はTAMAさん。清水峠の避難小屋に泊まり時計の逆回りで計画。
土合の駐車場に車を置いていざ出発。とり付きから急登。
あまりの急登にTAMAさんの機嫌が悪い。重い。無駄なものを持ち過ぎた。
もっと早く歩け。そんなの無理だ。等々罵り合うほどの口げんかをして、
そばを行く登山者になだめられる始末。
ケンカしても登るのを止めるとは言わず、気分を取り直して続登。
樹林帯からようやく抜けて見晴がきくころには互いにすっかり仲直り。
っていうか、あまりの景色のよさにケンカしたことも忘れた。
紅葉がきれいで青空に鮮やか。向かいには谷川連峰の岸壁が迫りくる。
白毛門の岩がだんだん大きく白く見えてまた紅葉に映える。
笠ヶ岳について360度の眺望を満喫する。まだ2時前で充分に時間はあったが、
TAMAさん頂上下の避難小屋で今日はおしまいにしようと言い出す。
しぶしぶ同意したものの、水が無い。小屋から朝日岳との鞍部から
南側に笹をかき分けて水の流れを探す。100mも下ったろうか、チョロチョロの水流を発見。
したたる水を30分もかけて2ℓようやく汲んだ。小屋に戻るのに1時間かかった。
この楕円の3畳くぐらいの避難小屋に、2人は心細いなあと思っていると、
4時頃に男性2人組、さらに6時頃にご夫婦が到着し、なんと6人が泊ることに!
キツキツの小屋内は6人にもかかわらず、頂上だけあって寒い。
各々取り出す調理器具やシュラフは最新式でコンパクト且つ機能的でうらやましい限り。
それに対して自分たちは、夏キャンプの封筒寝袋だったので寒くて寒くてたまらない。
おまけに夜中には自分たちの吐く息が、鉄で冷えた水滴であたりはずぶ濡れ。
翌朝は一番最後に出発した。とほほ。
かなり冷え込んだが、今朝も快晴である。谷川岳が朝日に照らされて幾分赤い。
朝日岳は池塘がたくさんあり、草原は草黄葉で広く見渡せるとても良いところだった。
きれいな水も流れており、冷たくてとても旨い。
清水峠まで愉快に下り、泊るはずだった避難小屋を拝見。
清水峠避難小屋も宿泊者は沢山いていっぱいだったようだ。
時間的に蓬峠〜谷川岳は無理と判断し、水平道路を通って下山することに変更。
これが長い。途中でマウンテンバイクを担いだ人に2人会った。
いくら水平と言っても、自転車で乗れるところは少なく、殆ど担いでいるだけなのに、
"新潟側が結構乗れるんですよ"と言っていたけど。好きな人は好きなんだろうなあ。
いくつもの谷川山脈から流れ出る沢を越えて、岬のような尾根を回り込み、延々下る。
飽きた。足も疲れてきた。湯檜曽川に下りてもまだうんざりするほど歩き、ようやく駐車場に戻る。
夕暮れのなか、駐車場で残りの食材でおじやを作って2人で分けて喰う。
粗末な料理なのに何と美味なことか。ケンカしながらも最後は仲良く終えた。
池塘があって草原があって景色が良くて、これは良い山を見つけた。
秋だけでなく、ぜひ春とか夏も再訪したい白毛門・朝日岳だった。
その時は、水平道路ではなしにぜひ谷川岳までもぜひ回ろう。
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