大雪山
北海道
nabekuni
その他2人 - GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 705m
- 下り
- 694m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
写真
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装備
| 個人装備 |
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Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
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飲料
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|
|---|
感想
9月25日 曇り
浜野邸0830-レンタカー-0925旭岳ロープウェイ・山麓駅0945-0955旭岳ロープウェイ・姿見駅
姿見駅1000(15)1015姿見の池1015(40)1055 1900m? 1100(45)1145 9合目1200(15)1215旭岳1220(10)1230 9合目1240(55)1335姿見の池1340(20)1400姿見駅(計3:20)
旭岳ロープウェイ・姿見駅1425-1435旭岳ロープウェイ・山麓駅1445-レンタカー-1615浜野邸
「昼前から晴れ」との天気予報なので、ゆっくりと起き、0830に浜野邸を出発した。1時間弱で旭岳ロープウェイ山麓駅のある旭岳温泉に到着。ロープウェイ駅前の駐車場は有料だが、50m 手前には無料駐車場があるので、こちらに駐車。駐車場はあまり混んでいない。
旭岳ロープウェイは2000年に更新されたスイス製の大きな101人乗のゴンドラで、標高1,100mの山麓駅から1,600mの姿見駅までの標高差500mを10分で結ぶ。0945の便で姿見駅へ。ゴンドラからは素晴らしい展望のはずだが、ガスでなにも見えない。姿見駅周辺の気温は5℃。
1000濃いガスの中、姿見駅を出発。ここから姿見の池までの約700mは、観光用の遊歩道になっていて歩きやすい。天気が悪いせいか、観光客もハイカーもあまりいない。
姿見の池には展望台があり、ここから池と旭岳が見えるはずだが、今日はガスで池すらもまったく見えない。旭岳石室という立派な避難小屋があるが、緊急時以外は使用禁止だそうだ。
姿見の池から先は傾斜のきつい砂礫の登山道になった。左側(北側)から濃いガスが吹き付ける ので、体の左半分だけが濡れてくる。眼鏡も左目だけが雲ってしまう。左側には地獄谷があるが 、ガスで見えず、噴煙の吹き出る音と硫黄の臭いが風に乗って伝わってくる。
高度を上げるにしたがって尾根が細くなり、傾斜も急になってくる。山頂からは結構大勢のハイカーが下ってくる。こんな天気でも登る人達がいるのだ。
2,000m付近で野崎さんがリタイア。膝の痛みが酷いようで、姿見駅に下って待つ事になった。9合目の岩陰でカッパを着けたが、既に左半身はビショビショだった。
9合目から少し登ると山頂部の稜線に出た。ガスでさっぱり様子が分からない。こんなガスの濃いときは迷ってしまいそうだが、ロープで囲ってあるので大丈夫だ。
金庫岩という大きな岩の横を通ってまもなく2,290mの旭岳山頂に到着。今回2座目、通算66座目の百名山登頂だ。馬場��さんは4回目の登頂とのこと。旭岳は大雪山の盟主にして北海道最高峰 。山頂からは360°の大パノラマが見られるが、今日はガスのため何も見えなくて残念だ。温度 計は5℃を指しているが、風が強いので体感温度は0℃以下だろう。手がかじかんでいる。今回使用した手袋は防水生地ではないので濡れて冷たくなってしまった。これは雨の時は使えない。防水タイプを買わねば・・・・
時折陽差しが出て来たので暫く待ってみたが、どうも晴れそうにないので下山することにした。
下りは9合目の岩陰で行動食を食べ、あとはひたすら下る。ガスは次第に薄くなり、姿見の池の近くまで降りると時折ガスが切れて、地獄谷や姿見の池が見渡せるようになった。
姿見の池から先の遊歩道には大勢の観光客がいた。朝とは別の夫婦(めおと)池を通るコースで姿見駅に向かう。夫婦池付近は黄色と赤の草紅葉がとても鮮やかで綺麗だった。晴れていればここから地獄谷越しに旭岳がどーんと見えるはずなのだが・・・・ 残念。
姿見駅で野崎さんと合流し、混雑してきたのでピストン運転を開始した1425のロープウェイで下山した。ゴンドラの係の人に聞くと大雪山の紅葉は9月上旬が見頃で、今の時期は山麓駅周辺が見頃だそうだが、今年は台風で葉が落ちてしまい、いまひとつとのことだ。
帰りは美瑛の街のラーメン屋「山頭火」で「辛みそラーメン」を食べた。1530頃の遅い昼食だ が、辛くてとても旨かった。
1615に浜野邸に到着。一休み後、浜野さんのオデッセイに乗って十勝岳の中腹にある「吹上温 泉」へ。
吹上温泉は無料の露天風呂で、テントの脱衣所があるだけのオープンな温泉だが、ドラマ「北 の国から」で宮沢りえが入浴したことでも有名だった。10人ほどが入浴しており、若い女性も数 人いたが、水着を着けていた。屋久島の露天風呂は水着・下着の着用禁止だったのだが・・・・
露天風呂は見ただけで、入浴は近くにある「吹上温泉保養センター・白銀荘」へ。色々な泉質の露天風呂があり、なかなか良い温泉だった。となりにはキャンプ場もあった。こんなところで キャンプするのも良いと思う。
温泉から戻る途中、キタキツネが路上に出て来ているのを2〜3匹見かけた。鹿なども良く出てくるそうだ。
今夜の食事はイカの煮物、ポテトサラダ、野菜サラダ、イカとホタテの刺身、ホッケ、マーボ 豆腐という豪華版で、浜野さんの料理の腕にはビックリだ。こちらに来る前に行きつけの「なべ や」で教わってきたらしいが・・・・
食後は照明を消して、灯油ランプの灯りでコーヒータイム。ログハウスなので余計に雰囲気が あるが、なかなか贅沢な気分だ。
浜野さんは明日は0500から仕事に出るので、今夜は早めにお開きにして、2300過ぎに就寝。
今日の旭岳は標高差700mの往復だけだったが、昨日の後方羊蹄山の後遺症も加わっているのか 、階段の下りが痛く、正座も出来ない状態になってしまった。
9月26日 曇りのち晴れ
浜野邸0920-レンタカー-千代田ファーム・拓真館・四季彩の丘-レンタカー-旭川-
レンタカー-1400旭川空港1545-AIR DO-1720羽田空港1735-アクアライン-1805君津
0700起床。浜野さんは0500に仕事に出掛けてもういなかった。浜野さんが作っておいてくれた みそ汁とご飯に、ホッケを焼いて朝食。
朝方は曇りだったが、0930頃には陽差しが出て1000過ぎには快晴になった。昨日このような天気だったら・・・・
今日は最終日、君津に帰る日だが、1545旭川空港発の飛行機なので時間はかなりある。
まずは、野崎さんが趣味の乗馬をしたいとのことで、「千代田ファーム」へ。千代田ファームは大きな牧場だが、だれもいない。牧場内の「美瑛乗馬クラブ」の事務所に行ってみたが、誰もいない。 電話をすると遙か彼方の丘の方から2人の係員が馬に乗ってやって来た。野崎さんは乗馬経験約百鞍のベテランで、60分の経験者コースで乗馬することに。
私と馬場��さんは拓真館という写真館に行くことにしたが、途中「千代田の丘」に立ち寄った。千代田の丘には展望台があり、富良野の丘を前景に、大雪山、トムラウシ、オプタテシケが見渡 せる。
拓真館は美瑛を有名にした写真家、故前田真三氏の写真館で、入場は無料だった。前田真三という人のことはまったく知らなかったが、観光バスで観光客が大勢くるほどの人気だった。
作品は美瑛をはじめ全国の自然を対象にした風景写真で、とても素晴らしい作品だった。特に「麦秋鮮烈」という代表作は赤麦畑が鮮烈なオレンジ色に輝いていて、感動的ですらあった。
前田真三は1998年に76才に亡くなっていた。
写真はみな販売しているが、A4サイズで72,000円もするのでとても手が出ない。
拓真館の後、「四季彩の丘」という観光農園のようなところに行った。ここも展望抜群の丘で千代田の丘では山の稜線に雲が掛かっていたが、ここではすっきり晴れて見えた。十勝岳からは 噴煙が真っ直ぐに立ち上っており、山も快晴無風のようだ。口惜しいが、仕方ない。四季彩の丘 からは真っ赤なサルビアと黄色のキカラシと青い空がとても綺麗だ。
千代田ファームに戻ると、丁度野崎さんが戻って来たところだった。
美瑛町を後にして、旭川市郊外の「旭川ラーメン村」へ。ラーメン村には8軒のラーメン店が集まっている長屋で、昼時でもあり賑わっていて行列が出来ている。どこにしようかと迷ったが 「伝説の塩ラーメン」「旭川ラーメン大賞・塩部門1位」の表示に惹かれて「さいじょう」という店に入った。口の達者な客引きのおじさんの勧める「烏骨鶏塩ラーメン」を食べた。確かに旨 かったが、「伝説」「旭川一」というほどではなかった。
食後は、ラーメン村のとなりにある、市場というより、スーパーのような「ウエスタン」にお土産の「毛ガニ」を買いに。私は毛ガニ3バイとボタンエビを買った。今夜はご馳走だ。
買い物の後、旭川空港近くのマツダレンタカーにデミオを返却。マツダからは空港まで送迎車で送ってくれた。
旭川空港は天井の高いガラス張りで開放感がある建物だ。お土産を買い、地ビールを飲みながら飛行機の時間を待った。1545発のAIR DOのADO-34便は初日に乗ったB-767-200 で同じ機体だっ た。
飛行機は羽田に5分位早く到着し、荷物も早めに出て来たので予定より1時間早い1735のアクアラインバスにギリギリで乗ることが出来た。
今回の山行は移動日が晴天で、肝心の登山日の天気が悪くて残念ではあったが、百名山2座に登頂できたし、樽前山では素晴らしい展望を得られ、浜野さんとも会うことが出来て満足出来る山行だった。北海道にはまだ百名山が7つあるので、何度も来る必要がある。旭岳には天気の良い時にまた登ろう。
膝は痛いが、何とか普通に歩けるし階段も下りられるので、今までに比べると膝と脚のダメージは少ないようだ。どうやらワコールのタイツは効果があるらしい。
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