由布岳〜正面口から西峰・東峰・日向岳


- GPS
- 05:51
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
09:15 由布高原園地
09:38 合野越
10:46 マタエ
11:08 西峰 11:27
11:44 マタエ
11:56 東峰 12:18
13:22 日向越
13:34 日向岳
14:16 由布高原園地
14:28 由布登山口
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(鉄)古賀→小倉→別府 特急にちりん(小倉→別府) 3,150+1,200 (バ)別府駅西口→由布登山口 700 (バ)由布登山口→別府駅西口 700 (鉄)別府→香椎→福工大前 特急ソニック(別府→香椎) 3,350+2,880 計:11,980 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○正面口〜マタエ ・危険箇所なし ○マタエ〜西峰 ・数ヶ所鎖あり。けっこう怖い岩場がある。 ・西峰の山頂は小広くて休憩には最適。 ○マタエ〜東峰 ・岩がゴツゴツしていて段差は大きめだが、危険箇所なし。 ・東峰の山頂は西峰とは対照的に岩だらけで狭い。 ○東峰〜東登山道 ・けっこう険しい。岩が多く、ロープや鎖が付いているところが多くある。 ○日向岳〜自然観察路 ・危険箇所なし。 ・日向岳の山頂には日向岳展望所と書かれているが、展望はない。 ・自然観察路は、地図で見ると平坦に見えるが、谷をいくつか渡るのでアップダウンがあって意外にキツい。 |
写真
感想
盆休みの帰省中、日帰りで由布岳へ。
始発電車でまずは小倉へ、特急にちりんに乗り替えて別府で降りる。
西口3番乗り場から湯布院行きの路線バスに乗り、40分ほどの由布登山口バス停で下車。
バス停そばに駐車場があり、朝9時頃でほぼ満車だった。トイレもある。
道路を横断してすぐに[b]由布岳登山口[/b]。登山ポストと大きな案内板がある。
そして、いきなりここからの眺めが素晴らしい。
阿蘇・くじゅうエリアの特徴でもある広大な草原と、正面にどーんと由布岳。
麓は草原、中腹に樹林帯があって、山頂部は岩だらけ。
左手には草原の山、いもりヶ城。右手には樹林に覆われた日向岳とその奥に鶴見岳。
まずは草原の道を、景色を眺めつつ緩やかに登る。
[b]由布高原園地[/b]に着くと、登山口と同じ大きな案内板があり、自然観察路への分岐がある。
ここからは樹林の道。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、いろんなセミが鳴いている。
しばらく樹林の道を緩やかに登って行くと、小広い[b]合野越[/b]に出る。ここで小休止。
合野越からも樹林が続く。
道はジグザグに登っていくが、傾斜は緩く歩きやすいため、いつの間にか高度を稼いでいる感じ。
標高1200m近くになると木がまばらになり、眺めが良くなる。
さらに標高1300mを過ぎると段々と道に岩が多くなり、段差が大きくなっていく。
道がまっすぐな登りに変わってガレた場所を少し登ると[b]マタエ[/b]に到着。
マタエは西峰と東峰の間の鞍部で、眺めが良く冷たい風も吹いていて心地いい。
少し休んだら西峰へ。マタエから西峰へはいきなり鎖から始まる。
いくつかの岩場鎖場があり、想像以上に危険な道。1歩1歩慎重に。
道が平坦になると[b]西峰[/b]の山頂に到着。
西峰の山頂は平坦で小広く、眺めは360度。
展望を楽しんで一休みしたら、再び危険な岩場を通ってマタエに戻り、今度は東峰に向かって登る。
東峰への登りは段差は大きめだが危険な所はない。
西峰の危険な岩場を脇目に眺めつつ、あっという間に[b]東峰[/b]の山頂。
東峰の山頂は、西峰とは対照的に岩だらけで狭い。
そして、人が多い。表口から東峰を往復するだけでも、危険箇所もなく絶景も見られるし、十分楽しめそう。
東峰からはお鉢を少し進んで東登山道を下る。
お鉢の道は岩の合間を縫うように進むため、狭くて段差が大きい箇所がたくさんある。
東口の登山道は、表口と同じような歩きやすい道かと思っていたが、とんでもない。
鎖やロープが多くあり、身長の倍以上ありそうな段差を鎖を頼りに下る箇所がいくつもあった。
樹林に入って歩きやすいが単調な道がしばらく続くと、[b]日向越[/b]の分岐に出る。
計画では東口に下りる予定だったが、このまま下るとバスの待ち時間が40分くらいになりそうなので、遠回りして自然観察路を通って正面口に下りることにした。
ついでに日向岳にも寄ってみる。
平坦な道を行き、軽く下って急坂を短く登り返すと、[b]日向岳[/b]の山頂。
標柱には「日向岳展望所」と書かれているが、展望はない。
日向岳の周辺は訪れる人が少ないせいか、踏み跡は薄めだが、テープはたくさん付けてある。
日向岳から自然観察路に戻って正面口を目指す。
バスの時間を気にして少し急ぎ足。
自然観察路は地図で見ると平坦だが、実際にはいくつかの谷筋を回り込んで超えるため、登り返しが多くて以外とキツい。
岩と苔が多いが、危険なところはない。
道が下りがちになって、岩がだんだん少なくなると、[b]由布高原園地[/b]に出て正面登山道と合流する。
ここまでくれば、あとは草原の道を下るだけ。
周囲の景色を眺めつつ、由布岳を振り返りつつ、草原の道をのんびりと下る。
[b]由布岳登山口[/b]に着いたのは、バスの時間の15分前。
予定変更はうまくいったようだ。
バスに乗って別府駅へ。
別府駅から10分ほど歩いて北浜の花菱ホテルで温泉。
このあたりのホテルは日帰りで海を見ながら温泉に入れて、しかも安い。
汗を流してサッパリしたら駅まで戻って帰りの電車待ち。
特急電車はまたしてもグリーンしか空いてなかった。
それにしても、JR九州の特急電車のグリーン席はなんだか豪華だ・・・
由布岳。
豊後富士の名にふさわしく、麓から眺める姿も、山頂からの展望も、どちらもすばらしい。
そして周辺には温泉も豊富。湯布院とか別府で一泊するともっと良さそう。
5月に登った高千穂峰といい、数年前に登った阿蘇といい、九州の火山は本当に印象的。
○コース参考
・山と渓谷社 新・分県登山ガイド43 大分県の山 「15 由布岳(1)正面登山口コース」「16 由布岳(2)東登山口コース」
・昭文社 山と高原地図 「56 阿蘇・九重」(2011年版)
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/ifCUuXeJWLy5gSKL8
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する