沢登り素人が2級の沢を登ったら散々だった(笑) 西丹沢玄倉川小川谷廊下
- GPS
- 10:28
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,554m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
MYアイテム |
---|
感想
Rock08師匠に誘われて小川谷廊下へ。
今まで遡行した水根沢やナルミズ沢よりグレードが上がるって事で、
僕なんかが行くと厳しいんじゃないかと思っていたのですが、
登れない所は引っ張り上げてもらおうと半ば開き直った感じで参加(笑)
玄倉の駐車場からアプローチ、
1時間と少し林道を歩いた所で穴ノ平橋手前から入渓します。
堰堤を何ヵ所か越えてヤブ沢を降ると小川谷廊下へ向かう出合です。
最初の滝3mは問題なく通過、水量は特に多くはないみたい、
その先に進むとCS2条4m、先行パーティーが取り付いています。
先行パーティーはベテラン男性が女性2人を連れてきた感じの3人パーティー、
この先も同じようなペースだったので抜きつ抜かれつになりました。
さてCS2条4mですが、Rock08師匠があっさりと突破してお助け紐で引き揚げてもらいます、
僕はA0とかクライマーっぽい拘りは全く無いので(笑)
無事に登れれば何でもいい派ですかね。
その先も幾つかの滝を越えていきます、
Rock08師匠が突破、僕が続いてwata-waさんとtsuyu1002さんって並びが定着してます。
四者四様の登り方ですが、明らかに僕だけ必死に食らいついている感(笑)
怖そうなところは師匠にロープを出してもらって、
僕はアッセンダーで登ります。
そんなことばっかりやっていたのでアッセンダーには随分と慣れてきました。
タイブロック最高です、忘れようったって忘れられないくらい簡単(笑)
水根沢やナルミズ沢に比べるとヌメリが多い感じがします、
ホールドもスタンスも滑りまくりです。
割といいペースでつるつるの大岩まで到達、
さらに進むとでっかい滝!石棚20mが見えてきました。
ここは左の岩塔を登って巻きます、
Rock08師匠が突破、ロープ出して僕はアッセンダーで突破、
wata-waさんとtsuyu1002さんはスイスイ登ってきます、流石です。
ラスボスは壊れた堰堤手前の5m滝、
右から登っていきます、Rock08師匠は3年前にA0で突破したので、
今回はフリーにこだわって見事に突破!
自分も続きます、師匠がアブミを設置してくれましたが
そもそもそこまで届かない(笑)
見かねたwata-waさんが後ろから押してくれてなんとか浮上、
アブミとアッセンダーを駆使して何とか登ることができました。
この後は少し河原を歩いて脱渓地点を探します、
右岸の傾斜が緩くなってきたあたりで鹿柵が見えたのでそちらへ向かい、
靴を履き替えたり着替えたりして身支度を整えます。
この先の下山はヤマビル多数生息地帯なので、
ヒル下がりのジョニーを靴や靴下にシュッシュして対策して歩きます。
Rock08師匠はノースリーブでほぼスギちゃん(笑)
ヤマビルから身を守ろうとかそんな意識は欠片もないようです。
ちょっと進んだところでロープが張られていて、
崩落しているのでこれ以上進まないようにと見えました。
崩落地を避けて高度を上げますが、
高巻きのルートがなかなか見つからない。
薄いふみ跡を辿ってトラバースしますが、
なかなか正しいルートに復帰できません。
そうこうしているうちに崩落した支沢で行く手が遮られたので、
正しいルートに復帰すべく懸垂で下降しようと提案、
立ち木に支点をとって懸垂で降ります、降りた先はガレガレのデッチ沢、
ガレを辿って高度を下げ、作業道があったくらいのところまで来たら
テープとケルンが目印になって作業道に復帰できました。
この高巻きでちょっと時間をロスしましたがその後は順調に下山、
スギちゃん状態のRock08師匠は全くヤマビルに襲われず、
ちゃんと対策しているwata-waさんにばかりヤマビルが寄ってくるので
wata-waさんキレ気味でした。
吸われる前に気付いて事なきを得ましたが、
やはり西丹沢はヤマビルが多いなと実感。
作業道から林道に出て一安心、
穴ノ平橋手前のトイレが新しくはないけど意外に奇麗でした。
こんな僻地のお手洗いまできちんとメンテナンスされていたので、
感謝しながら使わせていただきました。
帰りはJR山北駅前のさくらの湯さんで汗を流し、
渋滞も解消されて空きはじめた東名高速で順調に帰宅できました。
ここから備忘録
上半身は
ファイントラックL1半袖
ファイントラックラピッドラッシュジップネック
防寒にレインウェア持ってきたけど出番なし
安田工業所のライフジャケット
下半身
モンベルジオラインのアンダーウェア
モンベルライトネオプレンのタイツ
モンベルライトネオプレンのソックス
足拵え
シューズはキャラバンKR_3XF
同じくキャラバンの沢用スパッツ
テルモスにホットコーヒー500ml、遡行中はホットが良い
ナルゲンにアクエリアス500ml、アプローチと下山では暑いのでスポーツドリンク
どちらもほとんど全部飲んだ。
甲斐駒ヶ岳から中1日の強行軍だったけどwata-waさんもtsuyu1002さんも元気、
どこにそんなスタミナが隠されているのか不思議。
丹沢ではダントツの美渓と誉れ高い小川谷廊下、
南側が開けた個所なんかは確かに美しい!
しかし2級の沢だと自分には分不相応、ちょっと荷が重いなぁ。
まずは皆さんお疲れ様でした。
暑い夏は標高を上げる人が多いですが、
こんな楽しみ方もありだと思いませんか?
皆さん2級と聞いて緊張されていましたが、実際登って見れば、こんな感じです(笑)
今度は沢泊したいですね。
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