馬頭刈山-大岳山


- GPS
- 06:50
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
軍道バス停から学校裏の細道を登って車が通れる生活道路に出た後、地図のイメージで漫然と左に辿ると行き止まりになるので、道標に注意。鋸山から山頂に祠のある無名ピークにかけてが岩場と梯子の多い難所で、雨雪の時は怖い。 終着の登山口から「もえぎの湯」へは約10分、駅と反対方向へ歩き、小さな看板のある小路を左折してつり橋を渡る。室内、露天ともぬるめだった。 |
写真
感想
雪はなく、霜柱の踏み心地が何だか懐かしい山行となった。あいにく少々霞がかかったような晴天で、富士山などの遠くの峰々は姿を拝めなかったが、馬頭刈山からの大岳山をはじめ、周囲の奥多摩の山並みはたっぷり楽しむことができた。それにしても、コース終盤、登計園地へ降りる一直線の急階段は何度見ても凄い(実は2度しか見ていません)。数えてみると、ひと続きの直線部分だけで188段。下りでは思わず手すりを握り締めてしまった・・・。
大岳山荘から大岳山頂付近はにぎわっていたが、馬頭刈尾根や鋸尾根は真冬とあってさすがに人は少なめ。ただ、つづら岩では岩登りのクライマーが二組取り付いていて、しばらく見学させてもらった。
昨年までうろついていた出羽の山々と比べ、ハイカーの多さとともに尾根筋ではほぼ携帯電話(au)の電波が届くことに、ここが“首都圏の山”であることを実感した。
【独り言】
寸詰まりのバスを軍道で降りたのは3人。2人は今度仲間と来るための下見という夫婦連れ?だった。5年前の逆コースの記憶を元に、お先に学校裏の坂を辿ると早速、迷った。車の走る道に出て左、左と辿ったのが間違いだったらしい。どん詰まりの家の男性が、親切にも私道伝いにルートへ戻る道を案内してくれ、ほぼロスなしで山道に入る。が、ふくらはぎの蹴りが思うようにいかない。思ったより筋力が落ちている。それでも構わずペースを上げて、かすかに記憶のある急坂を攻める。龍珠院方面からの合流の先、階段を上ると鳥居があった。前回、確か下草と木々の下部が焼けた不思議な広場だった場所のような気がする。
何人か先行者がいたが、すべて抜き去り光明山。金属の鳥居のある小広い高明神社跡の裏が山頂だが、休まず先を急ぐ。15分で馬頭刈山着。風がなくて暖かいぐらいで、霜柱が溶けかかり足場が悪い。大岳山が良く見える。5分休んで心地よい縦走路を辿る。鶴脚山を登り返しているあたりで親父から退院報告のメール、続いてママからもメールが入った。首都圏の山はこれだから落ち着かない。
1時間でつづら岩着。ちょうどクライマーがいたので声をかけて写真を撮らせてもらう。さて、この先はアップダウンこそ少ないがずっと登り基調で、なまった脚がそろそろ鈍くなってきた。霞で富士など見えない富士見台でやれやれと一服。空腹まで加わって困ったが、なんとか大岳山荘まで歩き、あとは気力で山頂にたどり着いた。岩に腰掛けて昼食。やっと人心地ついた。時折り日が陰ると寒いので綿入りを着込んだ。傍らで韓国人を交えたパーティーが山の話で盛り上がっている。先日この山頂に置き忘れたサングラスは、もちろん影も形もなかった。
再び日差しが戻った道を鋸山へと辿る。この区間は全般に鼻歌の出そうな楽な縦走路。疲れた脚も最後の標高差70mほどの鋸山登り返し以外では悲鳴を上げることもなかった。ただ、鋸山というくらいで、問題はその先の区間。1047m三角点ピークから岩場に階段、梯子が出始め、下り基調なのに体力を絞られた。やっとの思いで祠のピークに到着。こんなにきつかったっけと首をひねりつつ、小休止した。やや荒廃気味の木段を下っていくと電波塔のようなものが現れ、ジグザグに降りるとついに登計峠の林道に達した。既に3時を大きく回っている。愛宕神社へ登り返す階段をよっこらせと通り、最後の下りに入ると例の長い直線階段へ。数えてみると実に188段(直線部分のみ)もあった。15:30登山口着。駅と反対方向に歩き、「もえぎの湯」の看板がある小路を左折してつり橋を渡った。
風呂は750円!と高かったが、電車の時間の関係でゆっくり入ることができた。アルカリ性の泉質で、いつもなら物足りないぬるさだが、長湯するには好都合。駅前で缶ビールを買い、がらがらの快速で斜め座りして暮れ行く車窓を楽しんだ。
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