富士山 御殿場 大砂走りを登る


- GPS
- 10:08
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 2,298m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:52
天候 | 頂上 晴れ 他霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
深夜2時に家を出て、5時30分着でそっから高山病対策で1時間グダグダと。
初御殿場登頂開始 登山者も少なく、入山料払う時も僕だけだった。1時間ぐらい登ると霧が出て周りがわかりづらい状況になった。霧の中わかりづらいので、前のひとを何も考えずについて行ったが、それが全て間違いの始まりだった。
登りの道はダートになっており、半分ぐらい砂が沈むハードなものである。さすが、マイカー規制がかからないのも納得だ。こんな道を好き好んで登るハズがない。途中降りてくる登山者にこの道がどこまで続くか聞くと、7合目までつづくと。さすが、難関と言われている御殿場。ただし、その時点で7合目行くまでに残り500m獲得標高程度登らないと行けないが、ダートの深みが深くなっていく。そこで左側へコースを離れて進ことにした。コースが離れても急登から足は滑って登りづらい。しかも霧で周りは何も見えない。時折、下山する人の声が聞こえる程度で、音も砂を踏む音と熊鈴の音のみである。気づけば手の毛が白く樹氷になり、僅かな小雪も舞う最悪の気候に、念の為持ってきたジャケットを着て、手袋つけて対応する。なんとか根性で宝永山の麓のコースに入ることができた。そこで疲れきってる登山者にダート道を登ってることに驚かれたが、僕はこの時意味が全く分かっていなかった。そこから、プリンス登頂コースに入りなんとか7合目に入ったが体力の限界に近かったが、周りの登山者も体力の限界ぽかったのでそりゃああんなコース登ってたら、苦しいよと思いながら、最後のおにぎりを頬張りながら、(勝手に思い込んだ)同志たちと頑張ろうと頂上を目指すことにした。
いつも登山では人に挨拶を必ずするのを持っとうにしていたが、8合目過ぎた頃には、足が上がらない、肺がウズウズする、心拍がすぐ130以上になる疲労で挨拶できない状態に陥った。
それでも、頂上のうどんを楽しみに根性で登り、頂上制覇。残念ながら雲で風景はダメだったが、達成感によいしれながら、頂上では当初予定してた頂上一周は疲労で却下し、そのまま倒れこんだ。
そして楽しみのうどんを食べに神社の前の商店に行くと、閉店の2文字が(宿はやってるようですが)絶望とともに初めてコロナが憎いと思った。
体力も無く絶対に打ちのめされているが、帰りは降りだけ、早く8合目の山の家でカレーを食べようと切り替える。8合目でカレーを2杯食べてる時に、店員さんに間違って降りの道で登ったんじゃないのと言われたが、言ってる意味が分からないので聞き流した。だって山レコアプリで道違いますと言われなかったもん。
いつも足カバーをして、長い靴下はいているが、今日はどっちもしていない。その富士山を舐め腐った態度に山の神は罰を与えたのだ。結果、大砂走で砂が入り足が痛くなりながら降りる5キロの苦行が始まった。砂利が入る足痛い→スパッツを足カバーにすると足首の肌と靴と砂でえらくすれる→足首にトイレペーパーを巻き付ける対処で耐え忍ぶ。これは疲労に追い討ちをかけ、非常に辛い下山であった。また、下山中登山道は間違っていたのかと疑念を持つようになっていた。
宝永山前の曲がり角で迷ってる人がいたので下山道を教えたのだが(その時は行き道をなぜ悩むんだなと思っていた)、その人にゴール前に登山道について尋ねたら、私の登った道は下山の大砂道だったと教えてくれたのだ。
登山で焼けてヒリヒリする頭で疲労困憊の私はただただ笑うしか無かったのであった。
私が行く山は大した山は行かないから、キツイと思ったら大概間違いである。なのにいつも突き進んで自分を追い込むのである。今回は本当に反省した。今度は楽して富士山登ろう。
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