雨の北岳、修行の足りなさを痛感


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,560m
- 下り
- 1,564m
コースタイム
GPSが作動してなくて、ログとれず、ルート図は手書き(人さまからのパクリを加工)
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ここから広河原へバスの便がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
*全体に整備がよくされているが、急な道が続く。 *沢を細い桟道で何度か渡り返す。 *濡れた岩ごろごろあったり、まあ、険しいといえば険しい。滑落で谷底へというような危険箇所はないが、滑って転んで大怪我はある。実際、けが人続出していた。 *尾根に出たら風ビュービューで、寒いのなんのって。低体温になってしまう。 |
写真
感想
*GPSログは取れてなかったし、写真もないし、アップするのよそうかと思ってた。でも修行の足りなさを痛感した山行で、これからのことをいろいろ考える契機になったのでアップ。
*前日仙丈ケ岳に登り、下山の時間がまだ早く、午後ヒマ。急な思いつきで懸案の白根三山日帰りにチャレンジしようと思った。家から遠い奈良田に車を回し、朝一番のバスで広河原に戻ろう。暗くなる前になんとか奈良田に下山できるだろう・・・←急な思いつきで、なんてダメでしょう。
*朝起きたら曇り。広河原に着いたら雨。天気が崩れるという予報を知らなかった。←自分で天気予報くらいチェックすることが当然なのに。そして、空を見て少しは予想できるようになれると良いのだが。
*稜線は寒くてとてもムリだろう。北岳往復で、と6:25雨具は上だけつけて出発。
*雨は本降りに。でも、樹林帯を登るこの時点ではまだ暑く、汗ダーダー かきまくり。
*大雪渓が見えるあたりから、汗が冷えて寒くなってきた。二俣からの急な登りでまた汗かきまくっては冷えての繰り返し。ここで、稜線は寒いだろうから山頂は断念し肩の小屋で折り返そうと決めた。
*8:30ごろ、標高2700m地点。10人ぐらいが道をふさいでるなと思ったら「どこまで行きますか?」と聞かれた。「肩の小屋で折り返すつもりです」と答えたら、「骨折して動けない人がいます。肩の小屋に知らせて救助を頼んでほしい」と言われた。その人は意識ははっきりしてるし、ぶっ倒れてもいないけど、何かに寄りかかって立ち、「動けないんです、よろしく」と。そこには2〜3グループ集ってたので、同じグループは誰かなと思ったら単独行。人の多い日じゃなかったら、命に関わることになってた。その人はちゃんと大荷物(山で普通の荷物)で、着るものも充分みたいだからまだ助かるけど・・・もし私の装備だったら・・・
*まもなく御池小屋分岐。稜線に出たら寒風ふきすさび、寒い寒い。
*小屋に着いたら人ごみで中に入れない。が救助要請だからと割り込んでずんずん入り、小屋の人に伝えた。立ち止まったとたん、ガタガタ震えが来てまともに口もきけない。
*熱いココアを出していただき、ありったけの衣類を着込んだが、なかなか寒気が治まらない。低体温の怖さをあらためて感じた。
*稜線は岩場、ガレ場で登りは必死で急いだが、下りはビビリ足。そこを小屋の人たち3人が次々と救援用具を大ザックに入れて走り降りて行った。
*現場までやっと下ると、テーピングなどで固定し、救助真っ最中。といっても街中で救急車が来るのと違い、人力でおろすしかない。荷物もどうするんだろう。
*二俣近くまで降りたら、そこにもけが人がいて救助の人が来ていた。
*装備、衣類の調整の判断(はじめから着込むと汗で濡れて、それが冷えるし、あとで着るには、雨風しのげる場所があるか、手がかじかんで動作がうまくできないことも。低体温の予防はどうすればいいのだろう)
*岩の上の歩き方(慎重に下るのとビビリ足は全然違う。ビビリ足だとかえってバランス崩したり滑ったりしやすい)
*ほかにもいろいろ考えることの多い山行となった。
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