久しぶりの金峰山
山梨県
長野県
yoji3
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 366m
- 下り
- 137m
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| 天候 | 霧…霧 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口に有り。 危険カ所は特になし。 帰りの温泉は、はやぶさ温泉。500円・2時間 源泉掛け流し ぬるいので長く入れて、とても気持ち良かったです。 |
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感想
喧嘩っ早いが人情味に厚い、男っぽいがおしゃべり、誰とでもすぐに仲良くなるが人によっては煙たがられる。そんな51才の同僚に山に連れてってと言われました。
ほとんど初心者だそうです。
アクセス・距離・景観・高度感等いろいろ考え金峰山に決めました。
事前に天気を調べ、午前中は大丈夫との確信を持って出発。
同僚に、車中では出来るだけ寝る様に忠告しましたが、結局到着まで終始喋っていました。
3時に到着。
霧。
日の出と共に晴れると信じ、ヘデンを付けて出発。
5分ほどしてずっとしゃべり続けてた同僚から、荒い息遣いだけが聞こえてきました。
樹林帯を抜けて、朝日岳に着く頃はすでに虫の息。
それでも、音をあげません。
次第に白みはじめ、鉄山山頂への分岐あたりではすっかり明るくなりましたが深い霧と強い風。彼には過酷な初めての登山となってしまいました。
晴れると信じ山頂へ。
森林限界を抜け稜線に出て、ほんの1分位霧が晴れ瑞牆山や南アルプスが見えました。
3時間半かけてようやく到着。
同僚の第一声は、
登ったら降りなきゃいけないんですよね。
霧と強風の中、寒さに耐えながら朝飯を食べ、コーヒーを淹れ、天気の快復を待つも晴れる気配はない。
寒さに耐えきれず下山開始。
彼もおにぎりを食べ、少しは元気を回復したようでテンポ良くスタート。
頂上付近の岩場を過ぎたあたりで、ストックを渡す。
これは魔法の杖だ。などとのたまいつつ、さらにペースがあがる。
これは、案外早く下山できるかなと思ったのもつかの間。すぐにペースが落ちはじめる。
国会の牛歩戦術という言葉を、久しぶりに思い出しました。
それでも彼は、一度も弱音を吐かず、登りも下りも平らな所でも常に一定のペースを守り、恐ろしい数の休憩を繰り返しつつ歩き続けました。
行きと同じ3時間半をかけ、なんとか駐車場にたどり着きました。
彼は、とってもいい笑顔でVサインをしてました。
ちなみに彼は、歩いている時以外はずっとしゃべり続け、電話もしていました。
温泉では、私が帰りの運転に備え仮眠をとっている間、同僚は大広間の休憩所で生ビールを2杯飲み、周りの地元のご常連さんとすっかり仲良くなっていました。
おかげで？帰りの車の中は、とっても静かでした。
別れ際、また行きましょう。と言ってました。
とくに返事はしときませんでした。
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