西吾妻山 グランデコ山頂駅からピストン 険悪なパーティー
- GPS
- 04:56
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 875m
- 下り
- 866m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:56
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | 晴れーくもりー雨ー晴れ |
写真
感想
終わりよければすべてよし、っていうけど、
始め悪けりゃすべてわるい、って話。
朝4時に自宅を出発の予定が、寝坊して5時出発になった。
寝坊の前科3犯。
ったく、いい加減にしてほしい、わたし。
1時間遅れた事のデメリットは大きい
日の出前の朝焼けを見られなかった。
道路が混み始めていた。
登山口スタート10時10分とかありえない。
登りの樹林帯の気温と湿度が上がった。
山頂付近で雨が降ってきた。
復路の樹林帯が雨で濡れて滑りやすかった。
というのもあるけど、それ以上に申し訳ないという気持ちがココロのバランスを崩す。
寝坊してCCちゃんに迷惑かけたブンザイで、楽しいーとか思っていいのか、わーいとか言っていいのか。
CCちゃんからは調子が上がらないし、手首(ヒビ入って全治6週間の怪我中)のこともあるから速くは進めないと申告がある。
調子が上がらない原因はわたしだよね。
ショボーン。
互いに無言で進む。
PPちゃん、なんで黙ってるの?何か話してよ、
と言われ、調子に乗って「今日は真夏の大冒険だね」言ってみる。
自分としたら2020オリンピックにかけて言ったつもりだが、「全然刺さんないわ」と一蹴され、またまたショボーン。
小雨降る西吾妻小屋の復路では黄色のカッパのおじさまに出会い、先に行っていただく。
安全第一でゆっくりゆっくり進みながら、何か話しかけみても、「あぁ」と気のない返事が返ってくるだけでショボーン。
雨が止み、視界が開けてくると、黄色のカッパのおじさまが遥か先に見えた。
ずいぶん離されちゃったな。
CCちゃんからはゆっくりいく、ゆっくりしかいけないと、再三言われてるから焦らせるわけにはいかない。
が、予定時間をかなり過ぎている。
CCちゃんの山行計画は休憩いれてコースタイムの0.7で設定している。
それでもいつもは予定時間より早く下山できるのだが、今日は0.8でも40分以上遅い。
で、うっかりそれを口に出してしまう。
すると、CCちゃん、ギアを変えた。
ゆっくりしか行けないからと言っていたのに、なんだこの力強い足取りは。
必死に追いかけるが追いつかない。
追いついたのは黄色のカッパのおじさまだった。
CCちゃんは「やっぱり怒りのパワーは一番だわ」
遅いと言われて頭にきたらしい。
下山は悪名高い樹林帯。
大きな石がゴロゴロと歩きにくい。
しかも雨で滑る。
CCちゃんが先行するが、さすがに手をつく箇所が多くためようやく追いつき、無事にグランデコ登山口に到着した。
CCちゃん「あれ?ザックカバーがない」
お揃いで買ったパーゴワークスのラッシュ20Lのザック。
カバーは黄色。
わたし「え?ザックにしまったと思ってたよ」
CCちゃん「前にPPちゃんが雨が止んでもカバーが乾くまではしまわない方がいいよって言ったから」
え?これもわたしのせい?
今度がわたしが黙った。
散々な1日だった。
リフトを降りたところで声をかけられた。
「あの、もしかしてお連れの方、ザックカバー落としませんでした?」
なんと、黄色のカッパのおじさまが持っていたのはCCちゃんのザックカバーだった。
うわーっ!マジか。
最後にこんないい事があったのか。
追いかけたんだけど、なかなか追いつかなくて遅くなっちゃってとおじさま。
なんていい人なんだ。
今日イチの喜びだよ。
おじさまにお礼を言ってザックカバーを受け取る。
お礼の缶コーヒーを買ったが見失った。
ごめんなさい。
おじさま、本当にありがとうございました。
**
下山6日後の今日
CCちゃん「山は楽しかったねー」
わたし「え?楽しかったの?」
CCちゃん「楽しかったよ。2人とも、めっちゃ険悪でさ、ホントもう笑い話だよね」
やっぱり、終わりよければすべてよし。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する