燕温泉から妙高山往復
- GPS
- 07:04
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,540m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 6:56
天候 | 晴れ、無風・微風、気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鎖場から山頂直下までは岩場が続く。登りはストックを使ったが邪魔だったので、下りは鎖場が終わるまで使用せず。 ・北地獄谷の分岐から麻平に向かうと、分岐からしばらくは細い登山道が続き歩きにくい。 |
写真
感想
燕温泉からの妙高山は2009年7月に一度訪問していたが、その時はガスで何も見えず。昨年8月は笹ヶ峰から一日で妙高山と火打山を歩いたが、やはりガスで何も見えなかった。今回三度目の正直で好天の妙高山を歩くことができた。
燕温泉の駐車場には3:50に到着。寝ないで夜通しクルマを運転してきたが、駐車場は既に7割くらい埋まっていた。途中でのんびり食事していたら空きがなく、路駐になっていたかもしれない。キャパが30台と多くはないため、やはり早めの到着が必須のようだ。食事と準備をして4:31に行動開始。温泉街で街灯もあったので、ヘッドライトは使わず。12年前に一度歩いた時は、反時計回りに周回コースで歩いた記憶があるが、今はそのコースは使えないようだ。帰りのコースを一部変えるとしても、ほぼ単純往復となるのは致し方ない。温泉街にある見取り図をよく見て進む。日の出前で、更に標高も1000メートルを超えているにもかかわらず蒸し暑い。あまりの暑さに歩き出しのペースは全く上がらない。歩き出してしばらくで日の出の時刻を迎えたが、あまり赤くはならなかった。登山道は車道のようなところからじきにコンクリートで固められた細い道に変わる。歩き易いが傾斜は所々急。コンクリートで整備されていた理由がよく分からなかったが、途中に赤倉温泉源湯の文字があり納得。温泉を守るための道なのだろう。登山者も有り難く使わせてもらう。
コンクリートの細い道が終わるといよいよ本格的な登山道開始。暑さにも少しは慣れたし、少しではあるが標高も上がり、若干ではあるが涼しさを感じるように。沢沿いの登山道を進む。途中胸突き八丁の表示があり、そこからはしばらく急傾斜の登山道が続いた。じめっと湿っていて滑り易い。慎重に進むしかない。急坂が終わると天狗堂の分岐に6:29に到着。ここで座って大休止。出発から2時間ほどは水分だけで登ってきてしまったので、ここで色々食べて減らす。この先は時折樹林が切れて視界が得られるようになる。野尻湖もよく見えるし、遠くに富士山も見えた。天気は歩き出しからずっと晴れていて、快晴と言ってもいいくらい。樹林がなかったら炎天下の登りとなり、かなり辛かっただろうと思うが、樹木が日陰を作ってくれたのと、何より風が時折吹いてくれたおかげで、オーバーヒートにならずに登ることができた。山頂の直下に近くなると、鎖場が出てきた。手がかり足がかりが多くあって、鎖はあってもなくてもと感じたが時折使わせてもらう。鎖場が終わるとその後も岩場が続く。ストックがあると邪魔に感じたが、しまうのが面倒でそのまま進んでしまった。無事に登り切ると妙高山の最高点付近に到着。天気も良く周囲の山々もよく見える。火打山、影火打、焼山の三兄弟もよく見える。これが見たかった。これを見に来た。三兄弟は、笹ヶ峰からの火打山の春スキーでは何度か見たが、妙高山からは初めてだった。来て良かった。生きてて良かった。更に進んで三角点ピークを目指す。そこに山頂標があるので、そこまで歩く。7:53到着。8時前に到着できた。三兄弟もよく見えたし、日本海の海岸線もよく見えた。惜しむらくは、北アルプス方面は雲がかかっていて、山座を同定するには至らなかったことか。それでも三度目の挑戦で好天を引き当てて満足。座って大休止しつつも、あたりをきょろきょろ眺める。
山頂では30分も休憩したり景色を眺めてしまった。他の登山者も登ってくるし、この先もまだ長いので出発する。天気が良いので名残惜しい。山頂付近は少し風があったが、結局自分もZさんも長袖シャツ一枚で過ごせた。下りは、登りにストックが邪魔になったのを思い出し、山頂付近で2人ともザックにくくりつける。その状態で岩場を下り、鎖場も降りた。ここはストックはないほうが歩き易かった。岩場の下りでは黒姫山が見えたが、山頂付近は雲がついていて、すっきり見渡すことはできなかった。8:30頃に下山を開始したが、登りの登山者は引きも切らなかった。途中で止まって待つことが多かった。そして山頂付近は風もあって比較的過ごしやすかったが、標高が下がると風も止み、暑さを感じるように。山頂の涼風で乾いたシャツが再び汗で湿るように。登りの登山者とのすれ違いを繰り返しつつ標高を下げる。登りで滑り易かった胸突き八丁は、帰りの時点では登りより乾いていたが、それでも慎重な通過が必要だった。Zさんは一度滑って尻餅をついていた。
北地獄谷の分岐まで来、今回は麻平を目指すことに。しかしこのルートの最初が案外大変だった。下草の刈払がされていないらしく、登山道の整備状況がこれまでと比べると一段下がる。登山道自体も狭くて歩きにくい。Zさんは朝に歩いてきたルートで帰りたがったが、同じルートを往復で通るのは面白くないと提案してこのルートを進むことに。取っかかりは歩きにくかったが、10分も進むと普通に登山道になった。そしてその後はぶなの森を進むことに。気付くとぶなに囲まれていた感じ。新緑の時期は厳しそうだが、紅葉の時期は良さそうだ。沢にかかる立派な橋の近くに無料の河原の湯があるらしく、橋を渡ると続々と観光客とすれ違うように。じきに燕温泉の温泉街に入り、駐車場には11:25に到着。出発から約7時間後だった。最後はかなり暑く感じたが、下りだったし日陰が多かったので何とか凌げた。
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