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Yamareco

記録ID: 343304
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

星を見に編笠山へ

2013年09月09日(月) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
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GPS
--:--
距離
7.7km
登り
993m
下り
977m

コースタイム

:10〜2:50雲海展望台2:50〜3:50押手川3:50〜5:05編笠山山頂6:15〜6:30青年小屋6:35〜7:20押手川7:35〜8:10雲海展望台8:10〜8:50観音平
天候 霧のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
観音平駐車場
コース状況/
危険箇所等
押手川から山頂までは大きな石がごろごろしてます。特に下りは注意しましょう。
暗いうちに登るときは、雲海展望台から山頂までの樹林帯では迷いやすいです。踏み跡と目印を見てゆっくり登りましょう。
出発
2013年09月09日 02:03撮影 by  iPhone 5, Apple
9/9 2:03
出発
雲海展望台は雲海の中
2013年09月09日 02:52撮影 by  iPhone 5, Apple
9/9 2:52
雲海展望台は雲海の中
迷って戻って押手川
2013年09月09日 03:46撮影 by  iPhone 5, Apple
9/9 3:46
迷って戻って押手川
こんなロープと注意書きに助けられる
2013年09月12日 22:21撮影 by  iPhone 5, Apple
9/12 22:21
こんなロープと注意書きに助けられる
頂上も雲の中
2013年09月12日 22:24撮影 by  iPhone 5, Apple
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9/12 22:24
頂上も雲の中
晴れた
2013年09月09日 05:52撮影 by  iPhone 5, Apple
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9/9 5:52
晴れた
南アルプス
2013年09月09日 05:56撮影 by  iPhone 5, Apple
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南アルプス
富士さんも
2013年09月09日 05:58撮影 by  iPhone 5, Apple
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富士さんも
北アルプス・・・
2013年09月09日 06:04撮影 by  iPhone 5, Apple
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北アルプス・・・
これだから山は止められない
2013年09月09日 06:04撮影 by  iPhone 5, Apple
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これだから山は止められない
ブロッケンも
2013年09月09日 05:58撮影 by  iPhone 5, Apple
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ブロッケンも
好きです
2013年09月09日 07:20撮影 by  iPhone 5, Apple
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好きです
迷った所を検証しつつ・・・
この右側がルート
こんなところで間違えたのか?
2013年09月09日 08:12撮影 by  iPhone 5, Apple
9/9 8:12
迷った所を検証しつつ・・・
この右側がルート
こんなところで間違えたのか?
到着
2013年09月09日 09:13撮影 by  iPhone 5, Apple
9/9 9:13
到着
撮影機器:

感想

行く山を先に決めることもあるが、目的を決めてから山に行くこともあります。
でも、目的が果たせなくとも、思いがけない喜びや感動に出会うこともあります。
だから、山はやめられません。

今回は星を見に行くことにしました。
天気を調べ、2500m以上の山で、暗いうちに登っても大丈夫そうな山。
3:00頃から晴れそうなので編笠山に決定。

中央道を走らせ観音平に1:30ころ到着。
雨。

しばらくすると雨が止む。頂上に着く頃は晴れると信じ、出発しようと車からおりる。
すると、キャン!キャン!と何かの動物の鳴き声が聞こえる。
振り向くと100mほど向こうに、二つの目がヘデンに照らされ光っている。
どうやらキツネのようである。
あきらかに自分を見て吠えている。
なぜだろう?

気を取り直して出発。

順調に雲海展望台に到着する。
霧の中。
止まると風も無く、わずかに虫の鳴き声だけが聞こえる。
静かだな、と思う。

ポカリスエットを勢いよく飲み、すぐに出発。

夜の編笠山は初めてで、そのうえ霧の中。3回もルートを見失ってしまった。
3度目に迷った時、踏み跡や目印を探して戻ると、押手川の看板を発見。通り過ぎてしまったようだ。

落ち着こうと小休止。
ようかんを食べ水分を補給し、ペースを落とし慎重に山頂へと向かう。
しかし、その直後にまた迷う。
さらに、その後にもう一度。
トータルで50分くらいはタイムロスしたのではないだろうか。
ちょっとうんざりしながら歩いていると、空が白みはじめてきた。
目的の星は諦めるしかない。

溜息を吐きながらも登り続ける。
しだいに傾斜がきつくなってくる。

迷って目的は達せられず、霧で視界はきかず、そんな中でのこの急登はこたえる。

何とか山頂に辿り着くもやはり霧の中。
先週に引き続き天気予報をはずし、だから日光方面にしとけばよかったんだよ、などとグチグチ考える。
ふてくされながら、朝飯を作って食べる。
コーンスープをすすりながら「あー、暖かくておいしい。」と、負け惜しみにもならない独り言を言ってると突然霧が晴れる。

南アルプス、北アルプスなどが雲海に浮かぶ。

これだから、山はやめられない。

少し落ち着いて、コーヒーを淹れて飲みながら、やっぱり編笠山にしてよかった。
俺の判断は間違っていなかった。
など、さっきとはあべこべのことを思う。
われながら、勝手なもんだ。

ふと気が付くと、いつの間にか1時間くらい経っていた。午後から用事があるので、権現岳は次回にする。

青年小屋までの下りで初めてヒトと会う。なぜかビックリする。
押手川までにもう2人の方とあいさつを交わす。
平日にもかかわらず、観音平までにさらに10組くらいの方々とすれ違う。

その中で、50代くらいの女性3人組とすれ違う際「その検査すると稀にガンを発見するらしいわよ」という会話が聞こえてくる。
また別の、やはり50代くらいの5人組の方々は「その分は老齢年金に加算されるのよ」と話している。
前後の脈絡を知らずに言うのもなんだが、山登りの最中に、なぜその会話なんだろう?
その、熊よけの鈴、いらないのでは?
そんなことを考えてると、さらに前方から大きな笑い声が聞こえてきた。見ると、やはり女性3人組。
お姉様方の元気さには、まいど圧倒されます。

その後、80歳前後と思しき痩せた男性がお一人、かなり険しい顔で登ってこられ、こちらから挨拶をしても返事は帰ってきませんでした。

無事に駐車場に到着。

帰りに延命の湯に入りました。ここは沸かし直しでしょうか?
露天風呂に浸かりながら、あのご高齢の男性の、何か決意に満ちたような顔を、好感を持ちながら思い出していました。

少し時間があるので、高速にはすぐには乗らず、甲州街道ぞいの「小作」というお店でほうとうを食べて帰路につきました。
とってもおいしかったです。

今日も楽しい山行きでした。


出発時のあのキツネは、何を言いたかったんだろうか?


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