燕岳〜女王の表情を楽しむ素敵なテント泊〜

2021年08月10日(火) 〜 2021年08月11日(水)

• GPS: 13:47
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,470m
• 下り: 1,448m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:43
• 合計: 5:55

9:57 スタート地点
10:12 10:13 中房温泉登山口
10:53 10:58 第１ベンチ
11:34 11:34 第２ベンチ
12:11 12:12 第３ベンチ
12:59 13:05 富士見ベンチ
14:08 14:35 合戦小屋
14:52 14:52 合戦山
15:32 15:32 ベンチ
15:49 15:51 燕山荘
15:52 いるか岩

2日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 4:53
• 合計: 10:19

15:52 いるか岩
4:40 4:40 めがね岩
4:59 5:40 燕岳
5:51 5:52 めがね岩
6:16 6:17 いるか岩
6:25 9:20 燕山荘
9:39 9:43 ベンチ
10:26 10:31 合戦山
10:44 10:55 合戦小屋
11:29 11:36 富士見ベンチ
12:05 12:47 第３ベンチ
13:18 13:18 第２ベンチ
13:48 13:53 第１ベンチ
14:38 14:38 中房温泉登山口
14:49 ゴール地点

天候

一日目:雨のち曇＋風
二日目:曇時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

温泉手前市営駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

一日目:ウェット所々雨による川が発生
二日目:ドライ所々ウェット

その他周辺情報

燕山荘

写真

8/11 0:23

長野といえば星空よね。
寒いしガスがすごくて中々撮りづらかったけど、何とか取れて嬉しい。

8/11 4:48

朝日を拝みに山頂へ。
風強し。

8/11 5:07

山頂付近から山荘をパシャリ。
自分のテントも見えてなんか嬉しかった。

8/11 5:07

見事な朝焼け！女王の素敵な表情の一面が見れました。

8/11 5:08

朝焼け、雲海、富士山
さすが燕岳。

8/11 5:09

お槍様！いつか登りたい！

8/11 5:10

モルゲンロート　美しい。
これが「女王」

8/11 5:11

朝焼けに映される山肌。
もうね、最高しか言えない。

8/11 5:15

女王の玉座。
なんて素晴らしい景色か。
言葉が出ない。

8/11 5:28

前日は雨、風、ガスがひどく正直ここまで回復してくれるとは思っていなかった。
感動が大きすぎて、なんでもない風景でもパシャリしすぎてしまう。

8/11 5:38

ここまで見事な雲海は人生初。
ほんとに山登っていてよかった。

8/11 5:43

山々の景色。ちょっぴりお槍さんが見える。

8/11 5:53

メガネ岩。

8/11 5:55

燕岳から見た燕山荘までの風景

8/11 6:17

イルカさん

8/11 6:23

燕山荘から燕岳の風景

8/11 6:27

テント場。こちら側は燕岳も朝日も拝めます。
※風向きなどによってトイレの匂いがするかもしれません。

8/11 7:30

燕山荘

8/11 9:14

燕山荘から燕岳の様子。遠くそして高く見える。

山頂には女王の玉座があります。

8/11 9:32

妻の冒険譚

8/11 9:41

登る時には見えなかった燕山荘。

8/11 9:45

山脈。景色が良い。奥にひっそり槍が。

8/11 9:47

山頂付近の山道。この感じが好き。
山来たぞ！って。

8/11 9:55

唯一の鎖場！鎖いるんかな？って思うけど、落ちたら一巻の終わりなので気をつけて。

8/11 9:57

景色写真

8/11 10:01

賛同写真
※この時気づきました。山道フェチです。

8/11 10:05

山道写真

8/11 10:06

風呂取り替えると燕山荘が。
でもここからはまだまだ遠い。

8/11 10:09

景色バッチリ！合戦小屋や各ベンチで休憩もいいが、ここで一服つくのも…

8/11 10:13

気持ちいい見晴らしと山道。

8/11 10:18

これから下る道。
これを登ってきたかと思うとテンション上がる。

8/11 10:22

登山道

8/11 10:28

風景

8/11 10:55

合戦小屋

8/11 11:00

登山道
ここはすごく雰囲気が良い。

8/11 11:02

来た道を振り返るのも大切。

8/11 11:09

ここがちょっと怖いらしい。

8/11 11:24

山道写真

撮影機器：

FUJIFILM X-A5 ボディ 富士フイルム

感想

ニック･ネイム

登山開始日は台風の影響か雨が降り、山頂では強い風が吹いていた。

燕岳、標高2763m。(燕山荘2712ｍ)
北アルプス三大急登の一つ。
中房第1駐車場から標高差約1260m。登山口から山荘まで平坦無くほぼ登りのみ。

この標高差を雨の中歩くのはかなり体力、気力が必要に思えた。寒さを誤魔化すにも、誤魔化す素材が中々見つからず難しい出だしとなった。
救いは他の登山者の面々。
冗談を言いながら励まし合い、互いを鼓舞する。
知らない面々だが、同じ登山者。心が温まる。

合戦小屋で昼食取る予定で登り始めたが、中々辿りつかない。すごく遠く感じたが、まぁこんなもんだろうと思いつつ、やっと到着。
昼食を取るが、寒さに震えた。これはいかんとダウンジャケットを羽織るが汗で濡れ、雨で冷えた体を冷やすには不十分だった。

食事をさっとすまし、出発の準備に取り掛かる。
少し登り、じんわり暖かくなってきたよでひとまず安心。低体温症に気を付けつつ、登る。

時折見える晴れ間の風景で自分を奮い立たせながら足を動かす。これ以上の風景が、「女王の景色」が待ってるんだ。

しかし、晴れ間もほんの一瞬。落胆しながらも己を鼓舞し妻と励まし合いながら、この状況を楽しめるように登る。

山荘に到着。天気予報通り曇り。何も見えない。風景も燕岳さえも見ずらい状況。
テントを貼り、休息所を確保する。そして食事。山荘から街を見下ろせるくらいには天気は回復していたが、相変わらず真上には雲。

食事を済ませ、テントに戻り一休み。やはり、寒さと雨に体力を持って行かれていたようで、かなりの時間寝てしまった…

外に出て、静かに夜景の写真。この時もガスったりで中々良い風景が撮れなかった。
短い時間だけど見れた星空は、想像以上の「長野の夜空」だった。流れ星もちらほら拝見できた。

翌日の朝、四時に起床し外を眺める。うん、風がとんでもなく強い。寒いし山頂で朝日を拝むのはやめようかと何度も思った。
しかし、やらないで後悔はしたくない。せっかく来たのだからやり切ってから後悔しようと決意し、挑戦した。

たくさんの人が燕岳山頂を目指し歩いていた。
心強かった。自分だけじゃない。暗い中みんなで歩けるのは助かった。

燕岳までの途中の景色が素敵すぎて、朝日の時間無視で撮影しそうになった…誘惑を振り切り、なんとか山頂付近まで。山頂は風が強すぎてその手前で岩を風除けにしながら朝日が出るのを待機。

遠くに見える自分のテント、山荘、それから山頂を目指している登山者を稜線越しに見れたのは貴重な体験だったと思う。

妻が合流し、ちょうど朝焼け。
それまでにはモルゲンロートや雲海を堪能しまくった。ちゃくちゃ綺麗。これの一言しかない。

女王の名は伊達ではない。美しい。
その一言しか出てこない。
妻と記念撮影を撮り、自分たちのテントに向かった。

その後は言うこともない天気に恵まれ、下山まで楽しめた登山だった。
女王と戯れ、その妖艶さに触れることができたと思う。玉座(山頂)からの景色はずっと見ていたいとも思うし「神々の風景」とはこう言うものかと実感した。

雨で辛い出だしだったが、コロッと変えてくださった女王の表情は心奪が奪われる、ほんと素敵なお山でした。

今回学んだことは、標高の高い山でも防寒対策は二重三重で望んだほうがいい。
登山での最低限装備は言わずもがな。
山頂付近は気温がグッと下がるし風が強いことが多い。想定以上に寒くなる場合が多んじゃないかな？

ホッカイロ、着替えはマストだな。
あとあまり使ってる人少なかったけど、手袋はあったほうがいいと思う。登りやすさが全然違うし、暖かい。
女王と十分に戯れたいなら夏場と油断せずしっかり傍観対策していきましょう。

以上、燕岳は最高でした！と言うお話。
また登りたいなー